Ça va ? Oui SABA !「サバ缶&焼サバ」

Ça va1Ça va3Ça va?」と尋ねられれば、「Oui , SABA CAN !」と答える。サバ好きの私が、スーパーで見つけたサバの缶詰。東日本大震災で被害を受けた地域の復興を目指し、三陸地方の海産物を紹介している「東の食の会」がプロデュースした“サバ缶”。そのネーミングに、「元気?」というフランス語の意味をかけている。パッケージもオシャレで、オリーブオイル漬けのものと、レモンバジル味の2種類。とは言え、サバの水煮。私が普段買っているサバ缶(背後の青い缶)の数倍の価格だから、買うには小さな勇気が必要だった。なにしろ、かなりの頻度でサバ缶を休日ランチのメインにしている私。気軽に食べるには青缶(100円強)だ。ちなみに、オリーブオイルの味付けはパスタなどにはぴったりだが、白いご飯には青い缶の方が合う(笑)。

Ça va2Ça va4バ缶の用途は広い。「ビストロ808」のレギュラーメニューのひとつ、「サバのリエット」は超かんたんなレシピで、青魚独特の臭いやクセも無くなり、ゲストにも好評。サバ缶(水煮)の骨や皮、血合いの部分を取り除き(それは捨てずに大根おろしと一緒にいただく)、常温にしたバターと合わせてよく混ぜ、塩とブラックペッパーで味を整え、ピンクペッパーを飾るだけ。バケットに付けていただく。これが実に美味しい、まるでプロの味になるので、ぜひお試しを。サバ好きな方には、素麺に合わせるのもオススメ。ぶっかけ素麺に、サバの水煮、おろし大根を乗せ、彩りにジャコやネギを乗せ、七味唐辛子を振りかけていただく。夏の暑い日、ズルズルと掻き込む日が待ち遠しい。調理と言えない程かんたん、かつ栄養バランスにも優れ、んまい。

Ça va5Ça va6バ好きだったんだぁ〜っ!」サバ談義に盛り上がったのは、スキューバ好き、ネコ好きのご夫婦とご一緒した夜。経堂の名店「パクチーハウス東京」で食べた「飛んでパクチーサンド(仮称:正式名が思い出せない)」が、余りに美味しく、頷きあって、互いがサバ好きと発覚した。焼いた厚揚げと揚げたサバをサンドした、トルコ名物「サバサンド」のような、オリジナル料理。それをきっかけにサバ料理について熱く語る。ところが、「サバ缶が会社に置いてある」という発言に降参。ふぇ〜。ところで、実はサバ好きと自称しているのに、サバサンドは未体験。恵比寿のトロサバ専門店にも行っていない。「ん〜っ、行かなくても良いかな」と、既に訪問済みだというご夫婦。さすが、評価が厳しい、筋金入りのサバ好きの気配。でも、やっぱり行ってみたい。

Ça va7Ça va8バサンドを作ったと妻にメールを送る。「えっ!リアクションが早い!」前夜、どうしてもサバサンドが食べてみたいと思いながら眠り、その日の朝、週末に作ってあった新タマネギのサラダを見て、ピンときたのだ。これがあればサバサンドが作れる!サバサンドのレシピは知らないけれど、雰囲気で作れるのがビストロ808のシェフ(私のこと)。デパ地下で買ってきた焼サバ(もちろん「味の浜藤」)に小麦粉を塗し、オリーブオイルで焼き直し、半分に切ってカリッと焼いた塩パン(ドゥマゴ)に、粒マスタードとマヨネーズで和えた細切りキューリ、新タマネギのサラダを挟む。「ほぉ。美味しいっ」と妻の反応もまずまず。積極的にはサバ好きとは言えない妻。サバ専門店に一緒に行くよりも、自分で作った方が早いと思い立った作戦は見事成功だ。

は、中性脂肪を下げる効果のあると言われるDHAやEPAを多く含む青魚の代表。肝機能は全く問題ないけれど、コレステロールの値が高いお気楽夫婦。刺身だと、ある芸能人が発症して話題の「アニサキス」が不安だけど、サバ缶やら、焼サバならばその心配もない。サバ、大いに摂取すべし。Oui , SABA Bien !

天空のジムと部屋飲みと♬「パークハイアット東京」

Ph1Ph2ークハイアット東京滞在の楽しみのひとつは、天空のジムとスパにある。45階にあるロッカールーム(これがまた素晴らしい施設なのだ)で着替え、専用エレベータで47階に上がると、ピラミッド型の天井や東西南北全てのガラス窓から陽光が溢れるプールが広がる。この眺めが実に爽快。さらに、プールの左右にはジムがある。西側は筋トレ系のマシンジム、都心を望む東側にはカーディオ系マシンとスタジオという配置。この東側のジムで、新宿御苑や神宮外苑の緑と新宿や赤坂・六本木方面のスカイスクレーパーを眺めがら、クロスウォーカーで汗を流すのがお気楽夫婦のお気に入り。まさしく天空のジム。ウェアとマイシューズを持参し、2泊3日の滞在中に3回もジムに通う。*ロッカーを使わず、部屋で着替えてジムやプールだけの利用なら宿泊者は無料。

Ph3Ph4を流した後は、スパでのんびり過ごす。このスパを利用するためには宿泊者でも別途料金が必要。2泊する理由はそこにある。有料であってもこのスパは魅力。そして、どうせ利用するならのんびりしたい。そこで滞在2日目の午後は、ジムとこのスパに篭るという作戦だ。大きなロッカーにはそれぞれ表に大きな鏡が付き、外光溢れる明るくゆったりとした作り。厚手のバスローブと大きなバスタオルを担いで(実際重いのだ)スパへ向かう。中央にジャクージ、周囲には何種類かのサウナ。ゴージャスな造りだ。ただし湯温が高いため、さほど長居はできない(笑)。シャワーを浴びた後はバスローブのままで、広々とした休憩スペースへ。革張りのリクライニングソファでリラックス。至福の時間だ。と、絶妙なタイミングで喉が渇き、ビールを求め客室に戻る。

Ph5Ph6い部屋に宿泊するメリットは、友人たちを招いて“部屋飲み”ができること。ビールを飲みながら友人たちの到着を待つ。初日のゲストは肉部所属のI葉夫妻。「きゃぁ〜っ!凄い部屋ぁ〜っ!」と、まずは客室内探索。落ち着いたところで食事の準備だ。メニューはデパ地下で買ってきてもらったパテドカンパーニュ何種かと、ホテルのデリカテッセンで購入し、ルームサービスにしてもらったサラダ各種。実はこれが裏技。前回の滞在の際に、皿に盛り付けて持って来ていただき、すっかり味を占めた。ワイングラスはもちろん、取り皿やカテラリーも人数分用意していただける。なのに、ルームサービスメニュー価格よりも格段にリーズナブル。まずは、ホテルにいただいたシャンパンで乾杯!そして、さらに4本(!!)も持参していただワインも完飲。楽しい夜だ♬

Ph7Ph82日目の夜は女子会。世田谷マダムお2人と、若手女子をお招きした。「わぁ〜っ!凄い豪華なお部屋ですねぇ〜っ」前夜と同様の反応だが、そこは世田谷マダムたち、すぐに落ち着きを取り戻す。そして、さっそく持参したワインを冷やすクーラーなどをルームサービスにお願いする。その日のメインはローストビーフ!前日持って来ていただいたベビーリーフを合わせて盛り付け。お皿はもちろんホテルからお借りする。「乾杯!」その日もシャンパンでスタート。連日豪華な夕食だ。「ミックスフルーツ持って来たんです」とイチゴやメロン、ブルーベリーが美しく並べられているのは、なんと重箱!さすが。「頑張りましたぁ。食べましょ♬」一見のんびりしていながら、実はしっかり者の奥様が笑顔でフルーツをおススメ。シャンパンに良く合う。嬉しい夜だ♡

齢を重ねるにつれ、物欲はどんどん減退し、“消えモノ”消費が増大しているお気楽夫婦。高価な時計などは欲しくないけれど、ゼータクなホテルにはヘーキで泊まる。ブランド物のバッグは買わないけれど、仲間たちと美味しいモノを食べに行くことには積極的。消えてしまうけれど、記憶には残る楽しい時間を求め、消費する。自分たちの住まいよりも広い部屋に泊まり、高くて買えない!と買うのを止めたスーツより高い宿泊代を支払う。「そう言えばそうだね、2泊でけっこう良いバッグ買えるもんね」とお気楽妻は意に介さない。価値観は人それぞれ。仲間たちと楽しくゼータクな時間を過ごした3日間だった。

理想のアーバンリゾート「パークハイアット東京」

ParkHyatt1ParkHyatt25月の連休は、妻の両親が住む浜松で過ごす。お気楽夫婦にとって、それが恒例のスケジュール。ところが、今回は「今年は来ないで!」と義母から連絡があった。何事かと聞けば、「あなたたちの泊まる部屋がないのよ」と義母。え!と驚いて重ねて尋ねると、マンションの大規模修繕が行われており、ベランダの鉢植えなどを全て室内に収容しなければいけない事態となったのだと言う。ふぅ、やれやれ。では、せっかくだからどこかに出かけようかと気持を切り替える。桜が咲く函館を訪ねる、金沢に美味しいモノをたべに行く、京都は…。けれど、GWはどこも混む、移動に時間がかかる。だったら、都内でのんびりと過ごそうか。と、お気に入りホテルを予約する。

ParkHyatt3ParkHyatt4ークハイアット東京」…それがお気楽夫婦のフェイバレット・ホテル。格安のプランを使えば、パークスイートという一番小さな(それでも100㎡もある)部屋がスタンダードルーム並みの料金で宿泊できる。そこに2泊して、日中はジムで汗を流し、夜は友人たちと“部屋飲み”という計画だ。チェックイン後、案内された部屋のドアを開けると、いつもの部屋の様子と違い妙に広い。ん?遠くに見えるのはグランドピアノ?リビングルームに入る前に左手を見ると、大きなティテーブルとソファセットが鎮座するベッドルームが。んん?この部屋だけでもスタンダードルーム並みの広さ。あれ?と口に出すと、案内してくれたスタッフが、気がついていただけましたかという顔で微笑む。

ParkHyatt5ParkHyatt6バナナーズ・スイートをご用意させていただきしました」と言うスタッフに「やっぱり、そうですよね。あれ?ピアノがあるって、びっくりしました。ありがとうございます」と、何事にも動じないお気楽妻が、さすがに嬉しさと驚きを隠せない様子で感謝のことばを伝える。続いて案内されたのは、びっくりのバスルーム。なんと、4人は一緒に入れそうなサイズの檜風呂。独立したシャワーブースはマッサージシャワー付き。洗面ボウルは2つ。クローゼットはベッドルームと水回りの間をつなぐウォークスルーの2way。広いトイレがあると思っていたら、ゲスト用にも入口横にももう一つ。140㎡の広さということだから、我が家の倍以上!ふぅ〜っ。すごい部屋だ。

ParkHyatt7ParkHyatt8日こんな風景を眺めながら過ごせたらいいね」窓から都心を望む眺望に、妻がため息をつく。新宿のスカイスクレーパー、新宿御苑や神宮外苑の緑、遠くにはスカイツリーも見える。毎回お馴染みのゼータクな風景だけれど、こんな豪華な部屋から眺めると、さらに味わいが増すというものだ。そして荷物を広げる前に、2人で室内の撮影大会。それにしても、どこを撮ってもフォトジェニックでスタイリッシュなスイートルームだ。と、そこにルームサービス。あれ?何も頼んでいないがと、出てみると「Nからでございます」と運び込まれたのはワインクーラーの中に鎮座するシャンパン!さらにはオリジナルのギフトと嬉しいメッセージカードまで添えてある。サプライズ!

ParkHyatt9N氏という方は、以前お気楽夫婦がこのホテルでパーティを行った際の担当者。そして、来年パーティを開きたいと相談に伺ったところ、10数年ぶりに再会。すっかりお偉くなっていた。今回の滞在をお知らせし、パーティ当日に宿泊したい部屋の内覧をお願いしたところ、自分はお休みだけれど手配しますと言いながら、こんなサプライズも用意してくださっていた。きっと、今回のアップグレードも彼の仕業に違いない。感謝。彼に限らず、こんな気遣いをスマートにやってしまうスタッフたち。だからこのアーバンリゾートは止められない。新宿の副都心からはやや遠く、適度な距離がかえって隠れ家度を増し、小さなエントランスや分かりにくいフロントなど、まさしく都会(アーバン)なのに、ゆったりと滞在(2泊だけだけど)するリゾートに相応しい。お気楽夫婦にとって、理想のアーバンリゾートだ。

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SINCE 1.May 2005