弁当対決!「元祖有名駅弁大会」

Ben1Ben2年早々、京王線沿線の住民はソワソワし出す。普段は同じ新宿の伊勢丹、高島屋などの影に隠れ(失礼!)、ジミ〜なポジションのデパートである京王百貨店新宿店が、年に一度だけ(これまた失礼!)一躍脚光を浴びる時期でもある。毎年恒例の名物催事「元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」が開催されるのだ。見開き両面が全て駅弁の写真で埋め尽くされるチラシが新聞に折り込まれ、沿線住民に届けられる。京王線と井の頭戦の車内広告でも大々的に告知される。開催初日には何局かのTV局の中継が入る。車内で今年はどこの駅弁にしようかと囁き合う声が聞こえる(これは嘘)。お気楽夫婦を含め、京王線沿線の住民にとって、正月の箱根駅伝が終わったら、京王の駅弁大会なのだ。

Ben3Ben4第52回を数える人気の催事には名物企画がある。恒例の“対決”シリーズだ。今年は平成29年ということで、「にくの年」牛肉駅弁頂上対決と銘打って、米沢駅の「牛肉どまん中」や松江駅「島根牛すき焼き煮切り丼」などが覇を競う。けれどもお気楽夫婦は現場重視。会場をぐるっと廻り、並ばずに買える美味しそうなモノを選択し、お互いにOKが出たモノを1ヶづつ選ぶのがルール。今年は金沢駅「のどぐろと香箱蟹弁当」、小淵沢駅「甲州牛カツサンド」をチョイス。トーストしたパンとミルフィーユカツの小淵沢もなかなか捨て難いけれど、脂の甘さが絶妙の焼きのどぐろ、香箱蟹の外子、内子、ほぐし身の組合せが濃厚かつ絶妙なハーモニーを奏でる金沢駅の勝利。

Ben5Ben6弁なのに、デパートで買うのは邪道だとか、旅情も一緒に味わうべきご当地駅弁を旅に出ずに食べるのはいかがなものか、という方もいるだろう。ごもっとも。お気楽夫婦も旅の車中でいただく弁当が大好き。出張の新幹線で食べる弁当は何よりも楽しみだし、妻の故郷浜松に共に向かう新幹線の中で開催する2人宴会のために、マスオさんとして妻に同行すると言っても過言ではない。ところで、新幹線のシートに座ると、缶ビールが飲みたくなるのはなぜだろう。パブロフの実験結果を例に出すまでもなく、私の脳細胞の奥深くに完全に刷り込まれ、条件反射で缶ビールが欲しくなる。最近は、そんな欲求に白ワインがもれなく付いてきてしまう。刷り込まれやすい脳は困る。

Ben7Ben8は毎日のサラダ弁当の方が好きだな」と、お気楽妻もたまには良いことを言う。よしよし。私が妻のために作り始めたサラダランチは、もう5年目になった。最初は2種類程度の組合せだったのが、今では4〜6種類くらいのサラダを詰め合わせている。人間は日々進歩するものだ。ある日のサラダは、ラディッシュ&セロリとクリームチーズのサラダ、茹でブロッコリー、インゲンのごまドレ、キャロットラペ、プティトマトの5種。地元のJAの直売所で野菜を購入することが多く、地元の野菜で季節を感じつつ、限られた食材を使い、味付けや組合せのバリエーションを考慮し、赤、緑、オレンジ、白と色合いを考えて盛付ける。料理は見た目重視、盛付けは大事な要素だ。

Ben9当対決は、お気楽妻向けのサラダ弁当の勝利!では終わらない。忘れてはいけない本命がいる。崎陽軒の「シウマイ弁当」だ。駅弁としてだけではなく、オフィスで食べてよし、妻のいない夜の夕食として食べてもよし。シウマイにたっぷりカラシを付けて、醤油をかけ、マグロの照り焼きと鶏の唐揚げは蓋に避けて置き、ごはん、シウマイ、タケノコ、ごはん、マグロ、…と、独自のローテーションで食べる愉しみ。月に2度は食べる大好物。シウマイ弁当を熱く語り合える仲間が周囲に何人か(私以外は神奈川県民)はいる。むむ、書いていたら食べたくなってきた。来週の出張はシウマイ弁当にしよう。それにしても、日本人の“弁当”好きはなぜなのだろう。機会を改め、民俗学的に、文化人類学的に、調べてみよう。乞うご期待♬(?)

雪を呼ぶ鍋?「お気楽妻の料理」

Nabe1Nabe24年前の1月のある日、お気楽妻が料理を始めた。大きく切ったじゃがいもと、丸のままの玉ねぎをくつくつと煮込み、骨付きソーセージ、ニンジンを加え、別に茹でたブロッコリーを添える。味付けはコンソメと塩胡椒だけ、香り付けに何種類かのハーブ。食べる時には粒マスタードをたっぷり付けていただく。実にシンプルな料理、ポトフだ。すると、早朝から降り始めた雨がみるみる雪に変わり、あっという間に街は雪化粧。「やばっ!珍しく私が料理なんてするからかな」と自覚はある妻。Facebookにアップすると、「コラーっ!」「大雪の原因はこれか!」と大勢の友人たちから突っ込みが入る。すっかり家事をしない妻というキャラが確立されており、ある意味羨ましい限り。

Nabe3Nabe4のある日、そんな妻が久しぶりに料理を作り始めた。大根の面取りをして下茹でして、買って来たおでんダネを一緒に煮込むだけ。またもや料理とは言えない程シンプルな鍋料理、おでん。料理はシンプルだけれど、「てとら」のジローさん手作りの柚子胡椒、セミプロゴルファーの女子からいただいた「フォアグラ味噌」がポイント。フォアグラ味噌はミリンで延ばし、ナッツを砕いて混ぜ、大根に付けていただく。絶品。4年前に雪を呼んだ洋風おでんに懲り、天候が荒れることを恐れ、友人たちに注意喚起するためにFacebookに画像をアップ。すると、柚子胡椒とフォアグラ味噌に惹かれた友人たちが食いつく。たまに作る料理が話題になるのは幸福なキャラ設定だ。

Nabe5Nabe6週のおでんで雪を降らせることが(でき)なかった妻。ところがその直後、今冬最強の寒波がやって来て、私が風邪を引いた。病気になると、とたんに優しくなる妻。週末にまたもや料理に取り掛かる。寒いからと言って、やはり鍋料理、今回は「ブリしゃぶ」だ。ん?だったらセリを買って来て、セリ鍋にしたらと提案。仙台で最近人気の「根っこ」まで食べる、と言うよりセリの根っこがメインの鍋料理らしい。食べてみると、淡白なブリと野菜にジローさん作柚子胡椒がぴったり、実に旨い。根っこもシャキシャキと滋味深く美味しい。またまたFacebookにアップすると、「明日は雪かぁ?」とすっかりネタになっている。そして西日本で大雪。受験生の皆さま、すまんでした。

Nabe7Nabe8が作る料理は鍋が多い。定番のポトフは妻が好きだということもあり、たまに食卓に乗る。メインはソーセージだったり、角切りベーコンだったり。それも、お正月明けの連休に“料理スイッチ”が入ることが多く、ちょうどその頃に雪が降ることが多いから、妻の料理=雪という偶然が重なった訳だ。ところで、珍しいことをすると「雪が降る」と言う冗談は、雪の少ない地方限定なのかと、ふと疑問に思う。毎日のように雪が降る街で、妻が料理をしても「明日は雪か?」と突っ込まれることはないはず。ん?けれども、そんな雪深い地方でも、暑い夏の日に料理をしたら、「明日は雪でも降るんじゃないか?」と言われることはあるかもしれない。すると場所と季節を限定した用法か。

週末は寿司が良いかな♬」と、私の風邪が治ったこともあり、いつも通りのペースに戻った妻。何故かホッとする。自宅で(ましてや妻が)料理をするのはイベント、中食(惣菜を買って来て自宅で食べる)や外食は日常というお気楽夫婦。嵐を呼んでしまう鍋料理は、受験生の為にもほどほどに。

ノスタルジーだけではなく「それぞれの同期会、同窓会」

60−1Same2暦祝いのご案内」昨年秋、そんな封書が届いた。発信元は中学の同級生。え?1年早いんじゃないか?2月生まれの私は、年が明けても59歳。60歳は翌年…ん?お〜っと、殆どの同級生たちは60歳になるのか。驚いた。たかだか1年の違いでも、まだ先だと思っていた分、あっという間に歳をとった気分。何せ、還暦だ。子供の頃、母方の祖母の還暦祝いを盛大にやり、小学生だった私が(余興として)音楽に合わせて踊ってウケた記憶がある。その頃の祖母と言ったら、どこから見ても正しい昭和の“おばあちゃん”だった。う〜む、あの歳か。と、参加してみたら個人差はあるものの(笑)みんな若々しい。好きだった子(笑)に30歳過ぎの子供がいたりするのもご愛嬌。楽しい会だった。

Same3Same4卒で入社した某百貨店の同期会のお誘いが来るのもここ数年のこと。わずか数年在籍しただけだから退職後30年以上経っているのだけれど、連絡をもらえるのが嬉しく、いそいそと出かけて行く。顔と名前が一致せず困惑したり、会社の現状の話題になると聞き役になることもあるが、気にしない。入社当時は想像もできなかったが、同期メンバーも店長になったり、人事部長になったり。現在の立場で仕事をしている姿は目に浮かばないが、入社当時のエプロン姿や青いエピソードは鮮明に覚えている。退社してそれぞれが別の仕事をしていても、入社間もないフレッシュな時間を共有した仲間たち。今年は入社35年になるから盛大にやるぞ!と幹事役が張り切る。これも楽しい会だ。

Same5Same6同窓会やります!」と、年末にメッセージが来たのは20年近く在籍したP社のかつての部下から。メインゲストの1人が還暦で、本人には小ぢんまりとした飲み会の態で呼んであるが、実は50人を超えようかというメンバーが集まるのだという。お気楽妻と共に会場に行ってみると、懐かしい顔が勢揃い。退職後10年以上経っていることもあるけれど、それ以前に辞めたメンバーも多く、2度と会えないかと思っていた方にも会えた。イベント好きの会社だったP社。会の企画も、進行も、盛り上げ方も手馴れたもの。あぁ、これが30年前のP社だったなぁと感慨深く、実に楽しい。当時よりずっとオトナになったとは言え、当時20代、30代だった頃のノリ。タイムスリップした数時間。

Same7Same825周年、ホントに企画していただいて嬉しかったです。ありがとうございました!」20年近くスカッシュのレッスンを受けている山ちゃん(山崎貴行コーチ)に、真顔で言われたのは去年だった。彼が学生時代から始めたスカッシュレッスンの25周年という節目に、何か企画しようとレッスン仲間から声を掛けられ、血が騒いだのは前職のP社のDNAだったのだろう。男女の元日本チャンピオンを含め、50人を超えるレッスン生を集め、盛大に開催できた。スカッシュという共通言語はあるものの、年齢も、仕事も、スカッシュのキャリアや上手い下手も関係なく、山ちゃんの教え子の謂わば同窓会。コーチである“先生”の方が、半数以上の生徒よりも若いという、愉しい会だった。

Same9年、やっぱりやろうかな。そう言うと、お気楽妻が「どうかな」と返す。自分の還暦を友人たちと一緒に祝いたい、お気楽妻との25周年(入籍からではなく)を結婚パーティと同じ「パークハイアット東京」で祝いたい、というのが私の望む企画。う〜む、やっぱり難しいか。還暦だから、ぐるっと廻ってゼロクリアということで、60歳までの自分の生前葬のつもりで…。「分かった。どうしてもやりたいんでしょう?」諦めたように妻が言う。ん、昔を懐かしんだりするだけではなく、これまでの好誼に感謝し、まさしく現在(いま)を楽しみ、ゼロから始める新たな人生で、これからもよろしく!と友人たちに伝えるために。*ホントに企画します♬*もちろん結婚パーティの時のように、シャンパン飲み放題で!(笑)

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