2006年夏、憧れのHideaway、ランカウイ島の隠れ家リゾート「ザ・ダタイ」を訪れた。このホテルへのチェック・インは、夜をお薦めする。お気楽夫婦も、事前に何度も何度も写真を眺めていた。だから、この二頭の木馬も、映像として情報として知ってはいた。それなのに、その風景を目にした瞬間、このホテルと恋に落ちた。
エントランス・ロビーを通り過ぎて、バーに向かう途中に蓮池がある。その池に浮かぶ2頭の姿を前に、心が浮き立たない人がいるだろうか。これからのヴァカンスの日々を期待させる、素晴らしい演出だ。チェック・インの手続きをするバーのソファから、エントランスを振り返る。輝く木馬、照明で作り物のように鮮やかに輝く植物が目に入る。ミントの香りがするウェット・タオルが供される。ふ~っ。昨日までの些事は全て忘れてしまう。さぁ、ヴァカンスの時間のはじまりだ。
【快楽主義宣言より】
■「居心地の良い場所」 2006年9月3日
■「憧憬の隠れ家ホテル」 2006年9月2日