買物はレジャー「成城石井」
2005年 6 月25日（土）
夕食を作ることは、ほとんどない。二人とも働いているため、平日は“外食”か“中食”。休日もほとんど料理はしないクック・レス？夫婦。朝食はオムレツにサラダ、ヨーグルト、カフェ・ラテというシンプルなもの。作るのは私。昼に自宅で食べることはあっても（これも作るのは私）料理と呼べるような手の込んだものでもない。夜は買物の帰りにデパ地下の誘惑に負けるか、スカッシュの帰りに空腹に負け外食をして帰る。・・・きちんと料理を作るのは、友人を呼んで自宅でお気軽パーティをやる時ぐらい。
二人とも料理ができない訳でも嫌いな訳でもない。ただ、豚カツや天婦羅などの揚げモノは外で食べた方が美味しいし、きちんといろんな料理を作ろうと思えば材料が余ってしまう、のが嫌なのだ。今は小さな単位でいろんな種類の惣菜を売っているし、同じモノを作ろうとしたら惣菜を買う方が圧倒的に安い。
「成城石井」はそんな二人の大事な味方。通路の両側に商品がびっしりと詰まった店内に入るとわくわくする。今はあちこちに支店ができ、広くゆったりした店も増えたが、本店は相変わらず狭い。入口すぐのフルーツのコーナー、１万円近い値札が付く“佐藤錦”を横目に通り過ぎる。チーズや紅茶、缶詰、調味料、パン・・・種類が豊富なこれらの食品が石井の真骨頂。売場を巡るだけでもなんとなく楽しい気分。お手軽レジャー。
・・・ある休日の買物。翌朝用のパン“グッド・モーニング”、キャラメル・ティ、牛肉のたたき、ビーンズ・サラダ、トマトと黄色のパブリカ、シーフード・マリネ、お安いスプマンテ。家に到着して２時間後、のんびりと食事を終え、１人でフルボトルをほぼ飲み干し、ソファでうとうと。青く染まった窓からの景色。穏やかで平和な夕暮れ。外食マーケットが中食に押され気味、そんなニュースを我が身で実感しながら本格的に夕寝。「起きなさぁい！お風呂に入るよぉ！」妻の声に破られるまで、束の間の平和は続く。