Archive for 7 月 2nd, 2005

コングさんがやって来た「コング桑田」

picgその人の名は“コング桑田”。まだまだマイナーな役者でシンガー。彼が所属する「リリパット・アーミー」の舞台で初めて出会った。小劇場の舞台とは言え、突然ステージで脈略なく(実はあるのだろうが)歌い始めた。…衝撃的だった。それも女装した役だったのに、きれいな低音のバリトン。これが実に上手いのだ。フレディ・マーキュリーを関西人にして、お笑い中心の小劇場の舞台に立たせたような人、なのだ。網タイツ、ボンデージが巨漢で髭の風貌に良く似合う。そんな彼のライブに行って来た。

30人ほど入れば満席の、新宿の小さなライブ・ハウス。コングさんはもうステージ横で飲んではる。(なぜかインチキ関西弁)友人と妻の3人で、入口近くの席で控えめにライブを見守る。ライブの前のトーク。友人、爆笑の連続。…ツボに入った模様。こうなると箸がころんでも爆笑。目立つ。コングさんとチラッと目が合う。ライブは「ワンダフル・ワールド」などのスタンダード・ナンバー。1回目のライブが終わり、コングさんが再度飲みに入る。チャンス。「彼を誘って一緒に飲もうか?声掛けてくるよ」「行かなくて良いよぉ」「ダメダメ!」彼女たち二人とも止めには入るが、目は「お願い!」と言っている。役どころが分かっている私は躊躇わず彼の席に向かう。お誘いすると、快くOK。

結果、初めは照れていた2人もコングさんの関西テーストのオフ・トークに喜びまくり。すっかり打ち解け、「お話中すいません…」と、スタッフにステージに上がるよう催促される始末。コングさん、良い人。2回目のステージも「コングさんがやって来る」というオリジナル?ナンバーをはじめ、コング節絶好調。次回のライブは8月にやりたい、というトークに思わず手帳を開く2人。あらら、握手までしてるやん。こりゃ、次に会った時には数年来の友人のように、ハグするやろな、あの二人。…今までステージの向こうにいた、コングさんがごっつぅ近くにやって来た。「ほな、また飲みましょな」…最後までインチキ関西弁の私。次のライブもご一緒します。

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