Archive for 12 月 18th, 2005

祝杯!「光林/浜田山」

P1000760嬉しい酒席で、美味しい“そば会席”と、美味しい酒を存分に味わった。・・・そして、そんな日はいつも、帰りのタクシーに乗った瞬間に記憶がすっ飛ぶ。(翌日、妻の供述に基づき、昨夜の自分の記憶を補填する。妻が実際とは違う記憶を、意図的にすり替えて私にインプットするとしたら、この時だ。何かを約束したり、言わせたり。それを知らずに洗脳されていく私・・・。怖っ!)

友人が入院し、手術後に無事退院した。彼女は春先にも別の病名で検査入院し、これまた無事に退院したばかり。その際にも、お祝いの酒を一緒に飲んだ。そして、今回も彼女の地元で“お祝いの酒宴”。酒飲みが知る、酒が飲める幸せ。食いしん坊が知る、美味しいものを食べられる“口福”。入院中は、どうしてもネガティブモードに入りやすい。彼女もそうだったと思う。しかし、退院して、真っ先に主治医に聞いたという彼女らしいセリフが好きだ。「・・・すぐにお酒飲んでも大丈夫ですか?」

今回は、お薦めの蕎麦屋で、そば会席。エビスの生で乾杯の後、まずは前菜。大皿にふわふわの出し巻き玉子、明太子入りの鶏ささ身、茗荷と蓮根の酢の物(小鉢)などが美しく盛り付けられている。ここで、蕎麦屋では“そば焼酎”でしょう!と、「天山戸隠」のロック。旨い。次に“前そば”。挽きたて、打ちたて、茹でたてが自慢というだけあって、これまた旨い。辛味大根とつゆのバランスも絶妙。そして、天ぷらの盛り合わせ。カリカリの薄っすら衣の、好きなタイプの一品。2種類の岩塩を鮫肌でごりごり削って食す。旨し!そして、“後そば”として、ワカメそば。その他、「10割そばだから出前はしていない」という店主、玉井さんの(ちょっと多目の)解説を聞きながら、食す料理の数々。こだわりオヤジの魂が込められている。出てきたもの、全て満足の味。幸せなひと時。

会の趣旨も忘れ、すっかり酔っ払ってしまった私。店主からのおみやげとして、主賓がいただいたCDを聴きながら、二次会にと立ち寄った友人宅のリビングで、うとうと、とろとろ・・・。そして、そのCDのジャケット写真には、サックスを吹く、店主の姿が。・・・うぅ~ん、玉井さん、恐るべし。いったい何者?

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