Archive for 5 月 13th, 2006

誂え向きの二人「サローネ・オンダータ」(前編)

060512_2姪が結婚した。お相手は年末に紹介してもらった婚約者。結婚の挨拶状には、私がブログ用に撮影した二人の写真が使われていた。ちょっと嬉しいインチキ叔父さん。実は、姪と言っても、彼女とは血縁関係はない。年下の飲み友達。彼女と一緒に飲むと、お酒が一段と美味しい。結婚してからも一緒に飲もうぜ!というメッセージ代わりに、プレゼントを贈ることにした。オーダーのブラウス。そして、とっておきの大切なBARへのご招待。

「サローネ・オンダータ」は、銀座7丁目のとあるビルの8階にある、バーカウンタ付きのオーダーサロン。友人の紹介で妻が何度かブラウスを誂え、私はその度に酒を誂えた。一着もオーダーしていない私にとっては、純粋なBAR。お酒の飲めない妻にとっては、純粋なオーダーサロン。そして、今回ブラウスをオーダーする姪は、初めて両方を使いこなす友人となる。姪とバーニーズで待ち合わせ、オンダータへ。“酒番”を名乗るKeisukeさんに挨拶もそこそこに、二人でバースツールに座る。・・・さぁ今日の趣旨の半分、美味しいお酒を飲む準備完了。

姪は怪しい雰囲気の雑居ビルの中に、こんなスペースがあるというギャップにまだ戸惑い、落ち着かない様子。しかし、そこは酒飲み。「レディース担当のスタッフがこちらへ向かっていますので、何かお飲みいただいて、しばらくお待ちください」と言われてにっこり。薄手のグラスにきりっと冷えた生ビールがサーブされ、乾杯をしてひと口飲んだ後は、リラックス。「ビール、美味しい♪」・・・実はこのサロン、「
サロン・ド・バーグレー」としてレディースが独立し、お酒を飲みながらブラウスはオーダーできない。そこをお願いして、こうして美味しく乾杯できた。お気楽で、わがままな客。

「ちょっと太ってしまって、サイズ測るの嫌なんですよぉ」姪がこぼす。入籍済みではあるものの、披露宴を秋に控え、ウェディングドレスの採寸もあるという。「でも、これからの季節、ビール美味しいですよねぇ♪」Keisukeさん、その一言にすっかり姪を気に入ってくれた様子。「そのままで素敵ですよ」・・・酒飲みには悪いやつはいない。「お待たせしました。準備ができました」スタッフに促されて、立ち上がろうとする姪。グラスにはビールが少し残っている。「飲んじゃおっ!」にこっと笑って飲み干し、フィッティングに向かう。Keisukeさん、再びにっこり。「良い姪御さんですねぇ」・・・そこに遅れて夫君登場。
(後編に続く)

002184371

SINCE 1.May 2005