めで鯛お祝い「たん熊北店」再再訪
2006年 11 月25日(土)
“おめでたい”食材と言えば、日本人なら迷わず、鯛。福の神である恵比須が抱える縁起の良い魚。そしてお祝いの席には赤飯。古来から赤い色は邪気を払い、厄除けの力を持つと信じられてきた。その鯛と赤飯をダブルでいただいた。近所に引っ越してきた友人夫妻の新築祝いに、絵をプレゼントしようと玉川高島屋(自分の都合で)999.9の前で待ち合わせ。かけて来たメガネを調整をしてもらおうとお願いすると、ノーズパッドを新型に無料で交換してくれるという。フィット感抜群。得した気分。
ところで、新築祝いの絵と言っても、贈れるのはポスターか複製。細部に拘る友人(夫)は、銀座伊東屋やらギャラリーヌーベルとかを何度も巡り、悩みに悩む。結局、レジデンツ バイ アルキメデス・スパイラルの、こぢゃれた壁時計に決定!(絵ぢゃないじゃん!)その上、その後、インテリアショップTIME & STYLE RESIDENCEに足を踏み入れてしまう。気に入ったキャビネットの前でお店のスタッフと話しこむことしばし。うぉっ!?メジャーまで取り出した!素人ぢゃないじゃん!…ふぅ。「私がたいへんだって、分かるでしょ?」友人(妻)がこぼす。まぁ、長いこと使うものだから、じっくり選ぶってのも大事なんじゃない?ちょっと苦笑いでフォローを入れる。
そして漸くお祝いの乾杯!玉川高島屋と言えば、もちろんたん熊北店。店長の本城さんとコミュニケーションを取るべく、前回、前々回と同じカウンタの右端から4人分の席を予約。店に入ると、にこやかに本城さんが迎えてくれる。「今日は友人を連れてきました!」「ありがとうございます。まずは何をお飲みになりますか?」残念ながら私以外の3人は下戸。私がたっぷりいただきます。「飲めない2人は、こういう店には来にくいらしいんで、連れて来るんです」「お2人とも飲めそうに見えますけどねぇ」「良く言われるんですよぉ。やっぱりそう見えますぅ?おっほぉっほぉっ」やや緊張気味だった友人(妻)もすっかり和んだらしい。空気にすぐ馴染み、初対面の人でも仲良くなれるのは特技だ。
乾杯、そして絶品の突き出しの後は、背子蟹酢。「美味しっ~いっ♪」友人(妻)が涙ぐむ。彼女は世田谷の魚屋の娘。魚介類の味にはうるさい。彼女の太鼓判なら間違いない。確かに、甲羅の中には、剥き身の蟹あしと、蟹味噌、蟹の内子がたっぷり。それらが奏でるハーモニーが素晴らしい。「今日は新築のお祝いなんです」「おぉ~、それはおめでとうございます」店長が花板さんに目配せ。すると、しばらくして可愛い鯛の器に入った4人分の赤飯が、うやうやしく登場。「さすがだねぇ、素晴らしいねぇっ!お赤飯も美味しいし」友人(妻)も興奮気味。気に入った店を誉められるのは嬉しい。でも、この店の真髄はこれからだぜっ!(翌日に続く)