Archive for 5 月 13th, 2007

スペインで繋がる「ティオ・ダンジョウ・バル」恵比寿

Photo_156バルセロナに行きたい!と発作的に思い、航空券の予約までして、結局仕事が入って行けなかった17年前の冬。オリンピックが開催された1992年前までに行っておきたかった街だった。そして機会を逸し、訪れるチャンスがないまま時間が流れた。しかし、日本に居ながらにして美味しいスペイン料理を味わえる店がある。博多の達人たちと訪れたロス・ピンチョスや、老舗エル・フラメンコ、吉祥寺ドスガドス、ご近所の名店ポカポカなどなど。なかでも最近増えてきたのが、スペインの雰囲気を気軽に味わえるバル。串刺しのおつまみ“ピンチョス”や小皿に惣菜を取り分けた“タパス”などが楽しめる。

Photo_157ある週末、“姪”夫婦と一緒に、そんな店の1軒に出かけた。恵比寿にあるティオ・ダンジョウ。実はこの店、ご近所の友人(夫)の高校時代の同級生、檀上さんの店。前から友人に薦められていた店。連休前に予約をしようとしたところ既に満席。週末は3週間ぐらい前にいっぱいになるらしい。そこで、1軒目は沖縄居酒屋で軽く流し、2軒目の店としてチョイス。と言うのもティオ・ダンジョウの1階にティオ・ダンジョウ・バルを新たにオープンしたというニュース。立ち飲み、立ち食いの本格的バルスタイル。こりゃあ行かねば!

Photo_158店の前まで行くと、ドアの外まで客が溢れている。(ん?このビルは?)スタッフに尋ねると奥が空いているとのこと。ラッキー♪カウンタの上のショーケースに美味しそうな食材。壁にお薦めメニュー。混雑する店内をするするっと泳ぐようにスタッフが動き回り、てきぱきとオーダーを聞いて行く。活気に満ちた良い店だ。さっそくスペインワインで乾杯。お約束のハモン・イベリコ、トルティージャ、ヒコイワシのマリネ、そしてチョリソ。これが、どれもうま旨っ!「美味しいっ♪」酔払い始めた姪の眼も輝く。すっかり気分はスペイン。

何杯めかのワインがカヴァになり、すっかり酔い気持になった頃、オーナーの友人から紹介されて来たと店のスタッフに話すと、檀上さんが挨拶に来てくれた。美味しい料理に感謝し、いくつか短い会話を交わす。そして同じビルの階上にあるバー「OU」のことを尋ねると、ご存知とのこと。実は姪夫婦のその日の目的のもうひとつは、会社を辞めた後にバーのオーナーとなった前の会社の元役員へのご挨拶。偶然とは言え、同じビルのお店とはびっくり。姪夫婦たちと再訪を誓う。その時、背後でばたんっという音。振り返るとすぐ後ろで女性が倒れている。「大丈夫ですか?」周囲のざわめきが大きくなる。しばらしくて立ち上がりスタッフに店外に案内されていく。貧血らしい。私が倒れたときもあんな感じだったかと妻に尋ねると「もっとひどかった」とあっさり。くわばらくわばら。

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