都心の雪を眺める宿「ザ・ペニンシュラ東京」
2008年 2 月03日(日)
都内のホテルに宿泊しのんびりする週末、というのが妻が贈ってくれる私の誕生日プレゼント。都内に住みながら、都内のラグジュアリー系ホテルに宿泊する贅沢は、移動の時間やコストがかからない分だけリーズナブルとも言える。そしてそれは“私の”誕生日に“妻が”贈るという形を取りながら、贈る自分自身も楽しめる効果的なプレゼントでもある。しかし、「ねぇねぇ、今年はリッツかな、ペニンシュラかなぁ?」とはしゃぐ姿を客観的に眺めると、かなりの割合で自分が宿泊したいホテルを、私の誕生祝いという名目で予約しているという風にも見える。「え?気のせいだよぉ♪」ということばがすでに弾んでいる。
遡れば、2007年はパン・パシフィック横浜、2006年はマンダリン・オリエンタル東京、2005年はロイヤル・パーク汐留タワー、2004年はストリングスホテル東京、2002年にホテル・オークラ神戸とハイアット・リージェンシー大阪。ここ数年すっかり定着した感がある。広めの部屋を予約し、友人を招きホテル内のレストランで一緒に食事をし、その後部屋飲みというパターンも同様。振り返ると、年度末の3月にふぅっと一息付くために宿泊するホテルと選択の仕方が微妙に違う。ちなみに、2007年春はハイアット・リージェンシー箱根、2003年フォーシーズンズホテル東京丸の内、2002年ホテル・インターコンチネンタル東京ベイ(当時)、2001年ホテル・ザ・マンハッタン、2000年フォーシーズンズホテル椿山荘、1998年ラ・シェネガと初島クラブ、1996年リゾナーレ小淵沢…などなど。うぅ~ん、でもそれ以外の季節にも泊まっているなぁ。(その内にDBにしてご紹介する予定です)
そして、2008年のホテルはザ・ペニンシュラ東京。2007年問題と騒がれた外資系ホテル進出のひとつ。日本橋のマンダリン・オリエンタル、六本木のリッツ・カールトンと合わせ、新々御三家と呼ばれる香港に本拠地を持つ名門ホテル。事前調査の結果は良好。万全のチェックの結果、妻が選んだのは“デラックスパークビュールーム”。皇居の緑を見おろす絶景の部屋。しかし、開業早々のホテルでは満足できるサービスが受けられないという定説もある。そして、その実態は…。
参りました。はい、今回は、完全に。お気楽夫婦好みのサービス(これがこのホテル最大の評価点)、こんな使い易い設備はないっ!と絶賛する室内、落ち着いたインテリア、今まで宿泊したホテルたちが平伏すレベルでした。大雪の週末の朝、前日と全く異なる風景を眺めながら、妻に感謝。雪が降る風景を眺めるのなら、このホテル。雪に覆われた皇居の佇まいは味わい深く、めったに遭遇できない幸運な宿泊でもありました。そんな味付けも加わり、ほんとに素晴らしいホテルでした。ということで、詳細は来週!