祝いの食卓「ザ・ペニンシュラ東京」飲食編

Photo_7れてはいけない。宿泊の趣旨は私の誕生日祝い。でも、部屋に戻った妻はLA VAZZAエスプレッソマシンでコーヒーを淹れてご満悦。リビングボードに内蔵されたマシンで、エスプレッソを何杯飲んでも無料なのだ。友人たちがプレゼントを抱えて現れなければ、ここにいる理由を忘れられてしまいそう。デパートでチョコレート売場が賑わう季節に相応しく、 セバスチャン・ブイエの12色のマカロンやサダハル・アオキボンボン・マキアージュトリュフがやって来た。美味しそう!すぐにでも食べたい気持を抑え冷蔵庫に収納。総勢6人でホテル内にある広東料理ヘイフンテラスへ向かう。

Photo_8籠のオブジェが天井から吊り下げられ、落とし気味の照明。蘇州の庭園スタイルを模したというインテリア。良い雰囲気。ふぅむ、期待できそう。円卓に付き、メニューを手に取る。げっ!どのメニューも想定価格を上回る水準。うぅ~む。場数を踏んでいない年下の友人2人はメニューを見ながら凍り付いている。何を食べたいか選ぶ前に値段に目が行ってしまうらしい。いかん、いかん。彼らに安心して美味しく食べてもらうために、メニューを取り上げ、オーダーは任せてもらう。解凍された2人に笑顔が戻る。前菜からひと通りのメニューを選び、わいわいと食す内に皆リラックス。ふぅ。味付けはあっさりと上品なものが多く、どれも美味しいけれどぐっとくるインパクトが不足。チョイスが悪かったのかなぁと反省。気がつけば、九州出身の友人(酒豪)は価格を気にしてかビールをちびちび飲んでいる。すまん、すまん。6人がゆったり座れる客室で飲み直しだ!

Photo_9ニンシュラの中にはレストラン、バー、カフェが計5ヶ所。どれもこぢんまりとしている。ホテルの敷地自体が広くはないし、さほど高層でもない。部屋はスーペリアの51㎡からペニンシュラスィートの347㎡までと、都内のホテルとしてはかなり広いが、部屋の総数は314室と全館ホテルという条件ではそれ程多くはない。(ちなみにパークハイアット東京が178室、マンダリンオリエンタル東京が179室、リッツカールトンが248室だが、どれも超高層ビルの一部がホテル)しかし、そんな規模にしても飲食施設の総席数は決して多くない。1階のザ・ロビーも意外なほど小さく、人気のアフタヌーンティに並ぶ人の列が毎日絶えない。つまり飲食施設は宿泊者にとって利用しやすいラインナップではないことが少し残念。銀座など周囲の繁華街で補えるというロケーションが救いだけれど。

Photo_10ンタテインメントとしてお薦めなのが、地階のショコラトリーやパティスリー、ブランジェリー。職人たちが腕を振るう作業場が見学できる。事前申込みの必要はない。地階の廊下からガラス張りの室内が眺められるのだ。これは嬉しい。もちろん有名なペニンシュラ・チョコレートをお土産に買うのも良いだろう。「良いホテルだったね。今年の夏は都内のラグジュアリー系ホテル巡りをするのも良いね♪」仕事の関係で夏休みのスケジュールが流動的になりそうな妻が呟く。東京にいながら、香港のパリのNYCの香りを楽しむ旅も良いかもしれない。「4週連続で、毎週金曜日からホテル滞在するってのは、どう?リッツも行ってみたいしね♪」…そう来たか。

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