ケータイはデジカメ?「SH906i」
2008年 7 月13日(日)
この夏、デジタル一眼レフカメラを購入する予定だった。奥行きのある画像、ワイドな風景、ブログの写真に悩んでいる私にとっては必須のツールだと思っていた。けれど、いざ店頭に並ぶいろいろな機種を手にとってみると…大きい、重い、持ち運べない!そうなのだ。いくら軽量小型化されたとは言え、現在使用しているデジカメに比べると余りにも巨大。普段の生活の中で、ふとした瞬間を撮りたい、日常のあっと思ったひとコマを撮りたい、という私のニーズとはかけ離れている。こんなデカイもの、会社に持って行く訳にもいかないもんなぁ…と悩んでいた私に閃いたことがあった。最近、ケータイの充電が巧くいかなかったり、バッテリーが膨らんできたり。そうか、ケータイを買い換えるという手もあるぞ。
ある週末、さっそく近所のケータイショップへ。この春に新しく出た機種がずらっと並ぶ。(残念ながら最近発売された「iなんちゃら」を買えるメーカーではない)ふぅむ、どれを選んだら良いのか、さっぱり分からない。何しろ私は大のケータイ嫌いだった。仕事の関係でいやいや持ったのが数年前。分からない場合はスタッフに聞け!取りあえず、接写できる機種が良いんですけど。「だいたいどちらも同じ程度でしょうかね。最近は解像度が上がっていますし、実際試してみられたらいかがでしょうか」なるほど。そんなこともできるのね。ジャシャッ!ほほぉ~。きれ~い♪520万画素?凄いねぇ。あらら、ズームも。手ブレ補正機能、顔検出オートフォーカス機能、おろろ広角も…。デジカメにおまけで付いている携帯、じゃなかった、携帯に付いているデジカメとしては充分でしょう、これは。
私が最初に買ったデジカメは、デジカメ黎明期に超人気機種となったSONYのサイバーショット、DSC-P1。2000年10月の発売直後に買ったのだけれど、当時はどこに持って行ってもデジカメだと気づく人がおらず、カメラを向けても皆、警戒心ゼロ。カメラはファインダーを覗いて撮るものだという先入観から、顔から離して撮影する姿を見ても誰もカメラだと思わなかった時代。特に海外旅行ではその能力をフルに発揮した。ノーガードで被写体になってもらえたものだった。ところで、そのP1は324万画素。隔世の感すらある機能の低価格化である。買いっ!「ありがとうございます。お客様は現在の機種を2年3ヶ月お使いですので…云々…5万円弱になります」そうか、ケータイは購入価格が高くなっていたのだった。「代わりに月額費用が…」なるほど安い。OKです。
「ケータイとしては高いけど、一眼レフ買うのに比べたらずいぶん安くついたねぇ」うん、何か、とっても得した気分。私のブログは「フォトエッセイ」のカテゴリでYahoo!にも登録してもらっているし、写真から拡がるイメージで記事を読んでもらいたい。お互いに写真と文章が補足しあう関係だから、この記事書きたい!この写真が欲しい!と思った時に撮りたい。だからこの選択は正解。食べた料理を撮影するにも充分なスペック。だいたい、食べ歩くときに一眼レフを持ち歩いて、店のスタッフに撮っても良いですか?と聞くのも興醒めだし。NGくらう場合もあるだろうし。「ということで、隣の店に行ってみない?ちょっと気になるワンピースがショーケースにあったんだよねぇ♪」…そういうことですか。はいはい。(ちなみに、上段の写真が先代のSH902iで撮影したサクラマスとズワイガニの握り。下段がSH906iで撮影した中トロと赤味。ここまでマクロ撮影が可能になりました。でも、サクラマスの方が美味しかったのは画像とは何の関係もありません)