妻はハード系がお好き「PAUL/DEAN & DELUCA」

PAULのパンたちード系が好きな妻。固くて、さっくりしていて、素朴。そんなタイプが好み。何が?あ、申し訳ない。パンのこと。表面がぱりっと固くて、中身はさっくりとした歯触り、そしてバターを余り感じさせない素朴な味わい。例えば「VIRON」の、例えば「PAUL」の、そしてちょっとローカルな「ブランジェリー ルパ」のハード系パンが。大まかに言えば、バゲットに代表されるフランスパン、カンパーニュ(田舎風パン)など。ある日、ニコタマでお買物。探している洋服に気に入ったモノがない。しかし、お目当てを買えなかった代わりにPAULに向かう。朝食用にカンパーニュ・オ・フィグ(いちぢく入り田舎パン)とトロア・レザン(三種のぶどうパン)をゲット。妻、会心の笑み。彼女にとっては、洋服<パンという価値観。

DEAN & DELUCA パン雨明け宣言直後のある日、渋谷の東横のれん街に立ち寄った。買物のためではなく、冷房が利いた店内を通って涼むため。商品には目もくれず外気との温度差にほっとしながら歩く。ふぅ涼しいぃ。ところが、あるお店の前でつい立ち止まってしまった。妻の好きなDEAN & DELUCAだ。妻のケータイに電話。今日の晩ご飯DEAN & DELUCAにする?「うん!するする♪」瞬間的に答える妻。惣菜を買込む私。何種類かの惣菜を選び、パンも一緒に買うからとスタッフに告げベーカリーのコーナーに向かう。狭い店内ながら魅力溢れる(妻にとって)パンがいっぱい。ミニ・バゲットとハード系のパンをゲット。

ローストビーフの日のメインはローストビーフ。これまた妻の大好物。DEAN & DELUCAのローストビーフは、ソースをゼリー状にしてある爽やか夏向きレシピ。グレービーソースのこってり系の味付けも良いけれど、夏はこんなあっさり系のソースも美味しい。付け合わせにアボカドのサラダ、ビーンズのサラダ、そして焼いた夏野菜のサラダ。たっぷり野菜の夕餉。「美味しいねぇ♪」妻はすっかりご機嫌。「ハード系のパンを食べていれば幸せなんだよねぇ。やっぱり私はパンが好き。嫌いじゃないけど、水分が多い麺類とか、ごはんはダメなんだ」と、いつもの台詞。私はごはんも麺類も好きなのに、なかなか家では食べる機会がない。

夕餉イエローテイルの代わり、あなたにはお酒があるじゃない」そうなのだった。その日もオーストラリアのお手軽ワイン「yellow tail」のシャルドネを購入。全く飲めない妻と一緒の夕食では、さすがに私独りでフルボトルは飲み切れない。そんな場合はスクリューキャップで保存しやすく、美味しくお気軽なオージーワインがぴったり。爽やかですっきりとした飲み口に私もすっかりご機嫌。実に単純なお気楽夫婦。「うん、余り食べたことなかったけど、DEAN & DELUCAのパンもなかなか美味しいね♪」ハード系、お好みパンのラインナップにDEAN & DELUCAも加わったらしい。

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