大人のゼータク椅子「Baron(バロン)」
2010年 7 月10日(土)
自宅で仕事をすることが多くなった。すると、自宅の貧弱な椅子が気になってきた。使っていたのは、近所の家具屋で購入したオフィスチェア。座っていると、あちこちのネジが緩んできた。その度に椅子をひっくり返してネジを締めた。リクライニングも一方的で、一応傾いてやるかんな!という優しさの欠片もないものだった。身体を包み込む包容力もなかった。数年前、スカッシュのレッスン中にふくらはぎを肉離れ、松葉杖生活となった。その際に、病院に行くまでの車椅子となり、自宅で移動する際の脚となった。そんな思い出の多い椅子ではあった。けれど、決して快適な椅子ではない。あぁ、こいつは腰に良くないな、というのは数時間座っていると実感した。
元々、腰は痛めていた。2003年の冬、NYCに飛び立つ前夜、ベッドの上で動けなくなった。妻は独りで旅立とうと覚悟したらしい。(決して行けないと覚悟しないのが妻らしいのだけれど)その際はコルセットを巻き、奇跡的に10時間以上のフライトに耐えた。けれど、いつ再発するか不安はあった。毎週通っている整体でも腰は重要なケアポイントだ。え?えぇ。長い長〜い言い訳です。はい。ゼータクだとは思います。ということで、新しい椅子を買ってしまった。okamuraの「Baron」というErgonomic Mesh Chair。Ergonomic:人間工学に基づいた、と言われた瞬間に文系の私はフラフラとなる。そのフォルムに、特にセクシィな後ろ姿にクラクラとしてしまう。
そして何より、座った際の包容力。包み込まれるような柔らかさ。その座り心地の良さは、微調整の可能なリクライニング機能だけではなく、細部まで機能性を追求した結果。そして、夏。メッシュの背もたれも、座面も、汗っかきの私のために作られたような素材。色のバリエーションも豊富。12色の中なら、選んだのはMedium Blue。爽やかできれいな色だ。背もたれも、ハイバック、ローバック、エクストラハイバックと3種類の高さからハイバックを選択。腰のためにランバーサポートを追加し、フローリングの床を傷つけないようにソフトキャスターも注文した。
ダメ押しは、シンプルでシャープなデザイン。私好みの清潔なセクシィさが溢れるフォルム。イタリアの巨匠、アルファロメオなどのデザインで知られるジウジアーロのデザイン。そして日本のオカムラが製造。なるほど。納得の逸品。これなら大人が納得して使うに相応しい。え?誰に向かって書いているのか?いくらかって?野暮ってもんですぜ、ダンナ。良いモノは良い。納得できるモノを手に入れるのが大人ってもんですぜ。なにも皮の椅子を買おうっていうんじゃない。まぁ、おいらにゃぁ(いつの間にかオイラ)暑苦しっくて座れやしませんがね。てな訳で、こんなに暑い日でも快適にデスクワークができるってもんでさぁ。
うん、もちろんカードで払ったから、請求が来るのは来月かな。まぁ、そこそこです。うん、はい。