Happy Holidays!「ル・プティ・ポワソン」他

chickenMerry Christmas ! では、キリスト教限定になってしまうことから、アメリカでは代わりにHappy Holiday ! という挨拶をすることが多くなっているらしい。だとすると、キリスト教徒でもない多くの日本人にこそ、ぴったりの言い方。それも、クリスマスからお正月にかけて、キリスト教も、仏教も、神道もごっちゃになって何となくめでたいということで、Happy Holiday(s) ! と挨拶することを提唱したい。年末を迎えると圧倒的に飲む機会が増える。今年一年お世話になりました、お疲れさまでしたということであれば、その際にもぜひ「Happy Holidays !」と乾杯したいものである。ところで、お気楽夫婦がお世話になった方と言えば、美味しい料理と楽しい時間を提供していただいた、馴染みの飲食店の皆さま。ということで、お気楽な2人にとって年末恒例となった“お礼参り”のシーズンに突入した。

desert年会、打合せなどを除き、年末までに外食できる回数をカウントする。そこに各店の休業日や予約状況、クリスマスへの向き不向き、伺える時間、優先順位などを勘案したスケジュール表ができあがる。そして、ある週末。お礼参りリストに掲載された1軒、はしぐち亭に向った。今年めでたくご結婚された橋口さん。店の壁には奥さまが書かれたというおススメメニュー。以前学校の先生をされていた奥さまの書くメニューの文字は整然として、実に食欲をそそる。以前のヘタウマ(失礼!)メニューよりもずっと洗練され、店の雰囲気もきりりと締まる。実際に、奥さまも手伝う店のサービスは安定し、橋口さんの料理の味も落着いた。良い意味で店の熟成度が進み、橋口さんの目指す“長く愛される街の洋食屋さん”に近づいている。気軽に食べに行ける店として来年もよろしくお願いします。*伺った際にはお忙しそうで年末のご挨拶ができなかったため、こちらでご挨拶(笑)

Petit poissonころで、クリスマスと言えば寿司(?)というお気楽夫婦。メリークリスマ寿司!ということで向ったのは「鮨いち伍」。Happy Holidays!という挨拶を提唱したばかりだというのに、いい加減な2人。そして、店に向う途中で立ち寄ったのはル プティ ポワソン。お気楽夫婦が“さかな(ポワソン)ちゃん”と密かに呼ぶ、若きパティシエ小林さんのフランス伝統菓子の店。クリスマス直前で忙しく立ち働く小林さんにお久しぶりですとご挨拶。今年の年末は、かの長寿番組『キューピー3分間クッキング』に、“クリスマスのお菓子”の先生としても登場。4週に渡って毎週土曜日に(残念ながら視られなかったけれど)放送された。その最終日、12月25日に紹介された「ちょっと大人のチーズケーキ」と「大人のチーズケーキ」、タルトなどを購入。彼女の作る焼き菓子はショコラティエ・ミキの宮原美樹ちゃんも大絶賛。実は、ここは最初にミキちゃんに紹介された店。サクサクの生地のタルト、ブルーチーズが入った大人のチーズケーキは大人のクリスマスにぴったり。ワインとの相性も良い。

sushi-ichigoして、鮨いち伍。この店以外の寿司屋には行かない!と妻が宣言したため、極端に寿司を食べる機会が減ってしまった罪な店。中途半端な寿司を食べるぐらいなら、食べない方が良いという覚悟の妻。けれど、空腹の度合い、店の混み具合など、タイミング良く伺えなかったため今年の訪問は数度。決して常連などと言える客ではない。お久しぶりですという挨拶から始まり、おまかせで握っていただく。旨い。実に旨い。相変わらず店主の愛想は良いとは言えないけれど、店の空気は固めだけれど、そんな雰囲気に関係なく、真っ当に旨い。端正な寿司。年末を締めるに相応しい味。これが年に数回では何とも口惜しい。ん!そうか、次回の予約をして帰れば良いじゃないか!ということで、良いクリスマスを!と挨拶をしつつ、年明け早々の予約をして店を出る。

かなか良いアイディアだね。今年は映画をほとんど観なかったけど、芝居のように予約をしてしまって観に行くっていうパターンにすれば良いんだね」お気に入りの店を予約したことで、妻も珍しく饒舌になる帰り道。お気楽度合いが増すことが気がかりながら、相変わらずのお気楽夫婦の年末が過ぎて行く。

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