Facebookで繋がって「再び知り合う縁」
2012年 7 月08日(日)
ある日、2人の可愛い奥さまと代官山「IVY SQUARE」でランチ。2人は前職の会社の後輩。共に役員秘書の経験があり、3人それぞれ仕事上での接点はあった。同僚たちと一緒に飲みに出かけたこともあった。けれど、私も含め退職してそれぞれ数年。互いに退職してからの消息を知ることもなかった。まして、この3人で会うというのは自分たちでも不思議。そんな仲。そんな3人が会うことになったきっかけはFacebookだった。ある日、前職の後輩から友だちリクエスト。すると、芋づる式に現役やOBたちとどんどん繋がって行った。その中にいたのが2人。けれど、互いの書き込みにコメントしたり、あぁそんな生活をしているんだ、とぼんやり情報を知る程度。
そんなある日、日食用グラスをお譲りしますと書き込んだところ、大勢のFacebook仲間から欲しい!との反応。中でも「自由が丘まで取りに行きまぁす!」という2人とそれぞれ自由が丘で会うことになった。1人は時間の関係でグラスをお渡しするだけ。お礼にと手作りみかんジャムをいただき、もう1人はせっかくだからと一緒に自由が丘ランチ。やはりお礼にとケークドサレをいただいた。聞けば彼女は2人のお嬢さんの子育て真っ最中で、お子さんを連れずに外でランチをするのは出産以降初めてとのこと。そんな子育て生活のこと、ご主人の転勤で京都に住み「給料の全てを使って食い倒れてました!」などと退職後の話を聞く。彼女にとってはママでなかった頃を思い出す話。私にとっては前職の会社のイメージとは違った一面を垣間みる新鮮な話。あっという間に時間が経つ。「じゃあ次回は、今日ご一緒できなかったY先輩もお誘いしましょう!」と満面の笑みでお子さんを迎えに行く彼女を見送る。
「お久しぶりです!」「良い家見つかった?あぁ、それは良かったねぇ」メンバーの1人のご主人の転勤が決まり、引越準備で慌ただしいスケジュールを調整してのランチ。引越のこと、子供の教育のこと、親のこと、パートナーのこと、それぞれどんな本を読んでいたか…。互いに初めて交わす話題。同じ会社に勤務していた頃には知らなかった話。一緒に働いていたというベースはあるものの、改めて知り合った友人として会話をするような不思議な感覚。互いにある程度の人となりが分かっていて、同じ時間と空間をかつて共有した安心感もある。すっと、数年前に戻りながらも、お互いの今を語る。これからの生活を語る。懐かしく、同時に新鮮な会話。Facebookに書き込んだ話題もネタになる。過去と現在、リアルとネットという時間や空間を交錯する話題、共通の友人たちの消息。
「じゃあ元気でね!」「またお会いしましょうね!」お子さんのお迎えに向う奥さまを見送り、残った2人でランチ2次会。代官山蔦屋書店の2階、Anjinでまったり。すると、CCCに勤める前職の後輩、隣に座る奥様の同期の女性にばったり出会う。仕事中の彼女、一段落したところでご挨拶に来てくれた。さっそく名刺交換。これまた不思議なご縁。そう言えば、彼女とは都内のレストランで何度か偶然お会いしたことがあった。私自身のことも含め、広い意味で“遊び”が好きな前職の会社のOBたち。“はじめに遊びがあった”という企業のコンセプトワードそのままに、それぞれのフィールドで活躍している。そんなかつての同僚、後輩たちが元気で活き活きとしている様子を聞くのは嬉しいし、刺激にもなる。これもFacebookが繋いでくれた縁なのだろう。嬉しく、美味しく、楽しい時間を過ごすことができた。
「そうやってあなたが繋がるのは女子だけなんだよねぇ」と妻。言われてみればおっしゃる通り。知っていたのに、知らなかった同僚(の女性)たちと、再び知り合えた。とても楽しい午後だった。