Archive for 11 月 19th, 2012

スリムビューティは男前「用賀 本城」

Honjo1Honjo5IGAさん、美味しいモノ食べたいです。本城さんに連れてってください!」スカッシュ仲間のスリム美女にそう言われ、断る理由は全く見つからなかった。すかさずお馴染みの「用賀 本城」のカウンタ席を予約。もちろん(残念ながら)デートではなく、妻も含めたスカッシュ仲間と一緒。新進気鋭の建築家、フルマラソンをサブフォーで走る女性アスリートというメンバー。いつも通り、ちょっと早めに店に到着しカウンタ席の端に座る。「お待ちになりますか」いやいや、先にやってますとビールをぐびり。仕込み中の本城さんにその日のメンバーを説明しながら、鮮やかな仕事ぶりを眺める。どんな料理になるのか、想像しながらビールをぐびり。これも至福の時間。

Honjo2Honjo6ンバーが揃い乾杯。その日の主役はスリム美女。本城さんや他のメンバーとのコミュニケーションを取り易いようにと、5人の中央に座ってもらう。穴子と雲丹の先付け。柔らかな穴子がほろほろと、そして甘くとろける雲丹と共に絶妙な舌触りで攻めて来る。旨い。「これとっても美味しい。お酒が進みますね」アルティメットやハンドボールなど、マイナーなスポーツをサポートするお仕事の彼女。アスリートに強く、酒にも強い。ワインの栓を抜いたらひとりでも飲み切る、というスタンスらしい。

Honjo3Honjo7が男だったら、すぐに口説いちゃうなぁ」とアスリート系女子。電車でお年寄りが目の前に立っているのに席を譲らない男性を睨みつけていたら、その男性が彼女の視線に気付き(都合の良い)誤解をしてしまい、ヘアスタイルを直し始めたのを見てわざと足を踏んづけた…というエピソードを聞き、男前なスリム美女に惚れてしまったらしい。「私、火の通ったニンジンが苦手なんです」おぉ〜!それは意外。好き嫌いなどないさっぱり系の女性だとばかり。「実は椎茸も」本城さんが聞きつけ、「例えば、椎茸が細かく刻んで入ってたらどうされます」とすかさず尋ねる。「除けて食べますっ」「分かりました」ダメな物はダメ、物言いはきっぱり。はっきりとした好みがある様子。

Honjo4Honjoれも繊細で、幸せな味だねぇ」メンバーが声を揃える。イクラと菊花の霙和えが、牡蛎の味噌焼が、このわたが、お造りが、全て酒との美しいハーモニーを奏でる。「こちらだけ、西京焼です」私がずっと仕込み仕事を眺めていた、一度焼いて、丁寧に巻かれ、蒸され、美しく盛り付けられた鰆の代わりに、鰆の焼物がスリム美女スペシャルとして登場。「わぁ〜!凄い」うぅ〜む、いつの間に。これぞ本城マジック。とは言いながら、アスリート系女子と両方の料理を分け合って、ちゃっかりどちらの味も確かめる。「ん、どっちも美味しい!」と、満面の笑み。彼女のさっぱり爽やかな笑顔が周囲の空気を温かくする。

じ列で写真に収まるのは失敗だったなぁ」若手建築家が零す。参加した女性3人は、妻も含め全員がショートカットで小顔。(その上、いずれもはっきりした性格な男前な女性たち)遠近法を活用して最後方で撮られるという作戦が功を奏した私はにんまり。「楽しかったし、美味しかったぁ!またご一緒しましょう!」スリム美女は積極的。「美味しいモノを美しい人とご一緒するのは最高だね」とアスリート女子。激しく同意。次は、忘年会で美味しいモノを!

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