ちょいと香港「グランドハイアット香港」
2012年 12 月15日(土)
「香港に行きたいね」いいね。「今だったらマイルでチケット取れるよ」へぇ、いつ?「来週末だよ」えっ…。そんなやり取りの後、お気楽夫婦は機中の人となった。土曜から火曜までの3泊4日。同様の日程で妻の会社の幹部メンバーがイベントで不在。その隙を狙って休みを取り、特典航空券とホテルを予約。電撃的な作戦。訪ねたい街はたくさんあるけれど、好きな街は何度でも訪れたい。2人にとって香港はそんな街。特に近年は訪問頻度が高まり、ここ2年で3度の訪問。実はそれには理由がある。絶品中華料理を味わうことももちろんのこと、第1の目的は馴染みのホテルを訪ねることだった。
灣仔(ワンチャイ)にあるホテル グランド ハイアット香港。それが2人のお気に入り。通算6回目の訪問だ。「Wellcome back , Mr & Mrs IGA」深夜に到着したフロントで、そんなひと言で迎えられ、身体と気持が緩んでいく。飛行機の遅延で疲れた身体に、よしっ楽しんでやろう!香港だ!というエネルギーが漲ってくる。客室はいつものハーバービュースイート。貯まったポイントでアップグレードしたちょっと贅沢な夜景を楽しめるコーナールーム。荷解きをし、所定の場所にセッティング。巣作りが完了すると、またここに帰って来た!という気持になる。そして翌日からはいつもの行動パターン。
ホテルの最上階にあるラウンジに向う。「Good Morning!」日本では余り愛想のない妻も、海外の滞在先ではスタッフに気軽に声をかける。部屋の番号を尋ねられるのは初回だけ。その後は顔パスという居心地の良さ。ヴィクトリアハーバーを見下ろすダイナミックなパノラマビュー。妻が香港を訪ねたかった大きな理由は、このラウンジで過ごす時間。「あれ?彼いないね」顔馴染みのスタッフは何人かいるけれど、毎回人懐っこく話しかけて来るスタッフがいない。妻の表情に淋しそうな影が差す。このホテルの気取らずアトホームな雰囲気と、それでいて細やかなホスピタリティの象徴が彼だった。