悪魔の囁き?天使の誘惑?「トロワキャール & 鮨いち伍」
2013年 1 月19日(土)
週末の朝、8:00。着信あり。「おっは〜♬突然だけど、3/4にランチ行かない?年末から恋しくて♡。あっ、IGAIGAたちもだけど、あの料理がね(笑)。席も空いているかどうかだけど、あっ、IGAIGAたちの予定もね」スカッシュ仲間からのメール。朝から大爆笑。さっそく予定を変更してみると返信。2人とも、こんなノリは大好き。ばたばたとスケジュールを変更し、店の予約もできた。スカッシュ仲間に「姫、予約できました!」と連絡すると、「誉めてつかわす。私はもうひと眠りするゆえ、他に誰か誘うが良かろうぞ」とのおことば。ではとご近所の仲間を誘うも、さすがにNG。そりゃそうだ。
「夢に出るぐらいだったのよ〜」カウンタに3人で並び、さっそく乾杯。聞けば、お気楽夫婦やスカッシュ仲間がFacebookにアップした写真に刺激され、忘年会で一緒に味わったこの店の料理を食べたい欲求が臨界点を超え、朝の8時まで待ってメールを送ったとのこと。シェフに伝えると大喜び。カウンタ越しに会話しながら、シェフの調理の動きを眺め、味わう料理は一段と美味しい。姫も満足のご様子。食後のデザートを楽しみながらキャロットラペのレシピを伺う。真剣に聴き入る姫。本気でチャレンジするらしい。「このカウンタ席、楽しいねぇ」ご満悦の姫。夕食はいらないぐらいの満腹感と満足感。
「実は、本を返しに伺おうかと自転車で向ったんだけど、余りに寒くて引き返したんです。もっと実は、ちゃんと連絡して、お寿司にお誘いしようか迷って、急だし止めたんです」その日、もうひとつのメールが届いていた。発信者はスカッシュ仲間の小顔美女。クールに見える彼女からこんな可愛いメールをいただいたら、すぐに誘わなければとはしゃぐお気楽夫婦。鉄は熱いうちに打て!と、さっそく翌日「鮨いち伍」を予約。「嬉しい♡この店のお寿司食べたかったんですよぉ」やはり彼女もお気楽夫婦がFacebookにアップした写真で刺激されたのがきっかけだという。典型的なSNS消費。
酒に強い小顔美女のために、握ってもらう前につまみをお願いすると、出てきたのはシラウオ、そして炙った白子。きりりと冷えた獺祭をぐびり。間違いなく旨い。「カワハギの肝って…」遠慮がちに尋ねる小顔美女。やはりお気楽夫婦のブログで写真を見て食べたかったという。「今日は入ってないんですよ」と言いながら、代わりにつけ台に乗せられたのはヒラメ。なんとたっぷりの肝付きだ。「美味しいぃ〜」と小顔美女が美しく微笑む。これは初めて味わう幸せな味だ。やるな、大将。日高見をぐびり。幸福の上乗せ。酒も進んで、たっぷり食べて、実に楽しい夜だ。
「痩せようと思ってたのに、全くダメだったね」と妻が零す。年末年始の暴飲暴食で増えるに任せた体重。ジムで走り込んで落とそうと臨んだ3連休。魅惑的でノリの良い2本のメールのおかげで見事に撃沈。果たして彼女たちは天使か悪魔か。