空と海を眺めるリゾート「シックスセンシズ・コンダオ」

MyVillaBedroomィラ125。それがお気楽夫婦が過ごしたヴィラのNo。全体で50棟のヴィラがあるリゾートのちょうど真ん中。両端にあるレストラン、ジム、スパなどに出かけるには、ヴィラに人数分備え付けられた自転車を使う。カートを呼んでタクシーのように使うこともできるが、自転車がお気楽で快適。すれ違うスタッフたちと「シンチャオ!(おはよう〜こんにちは〜こんばんは)」と挨拶し合う。英語が通じないガーデナーや清掃スタッフたちとも「シンチャオ!」のひと言で互いに笑顔になれる。

BathroomSunriseンベッドルームのヴィラはステュディオタイプ。天蓋付きのベッド、カウチがあるベッドルーム&リビングルーム。巨大なバスタブ、ダブルボウルの洗面スペース、やはり巨大なデイベッドがあるバスルーム。屋外シャワー付き(ここは蚊に注意)の裏庭。そして何よりもリビングルームから続くテラス、インフィニティなプライベートプールという設備が素晴らしい。インテリアは素朴なデザインながら機能的。例えば、少し歪な木製の扉を開けると、内側にはもう一つ扉の付いた最新のワインセラー、そんな感じ。

DaytimeDaytime2ィラに最初に入った時のトキメキは忘れられない。リビングとテラスの間にある大きなガラス窓を開け放つと、プライベートプール。その向こうには波穏やかな海。そして鮮やかな青い空。風に揺れる椰子の樹。流れる白い雲。昔で言えば絵はがきのような、今ならプロモーション映像のような、現実なのにうっとりしてしまう夢のような景色。この空間を5日間も独占できるという幸福感が溢れる。さっそくキリッと冷えたローカルビール333(バーバーバー)と、ミネラルウォーターで乾杯。

ScoolSunset気楽夫婦のリゾートでの過ごし方は、何もしないこと。島内観光には出かけず、海では泳がず潜らず、徹底的にリゾートに籠る。ジムには毎朝通うし、夕暮れ時にはスパに出かけるけれど、日中は本を読み、ビールを飲み、ぼぉ〜っと海と空と雲を眺める。それが基本。例えば夜明け。漁火しか見えなかった漆黒の世界が、ゆっくりと太陽を迎える。波の音しかしない静かな夜明け。例えば昼。青い空に蝶が舞い、ツバメが飛び交い、雲が飛び去る。広い海岸には人影はない。砂浜に穴を掘るカニが遊ぶだけ。

Sunset2Night方になると風向きが変わり、少し気温が下がったかと思うと、決まってスコールがやって来る。プールサイドバーのスタッフにもらったココナツジュースを飲みながら雨を眺める。するといつの間にかスコールは去り、雲が赤く染まって来る。ウェルカムドリンクとして冷えていたスパークリングワインをぐびり。夕焼けを眺めながら夕焼け色のワイン。至福の時間がゆったりと流れて行く。空と海が深い青色になる黄昏時、プライベートプールの照明をつけ、日中とは趣が違う青の風景を味わう。

んだか気持も身体もほぐれるねぇ」と妻。このリゾートの客室には時計がない。BOSEのプレーヤーにiPhoneをつなぎ、好きな音楽を聴く。リゾート用にスタンバイしていた本を読む。ワインをぐびり。心地良い時間が過ぎて行く。蚊取り線香の煙がたなびく。身体のあちこちが痒い。これで蚊さえいなかったら…。

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