即リピート決行♬「神泉 遠藤利三郎商店」

SparklingTowerインバーなのに、初訪問だったのに、「またすぐに皆と一緒に来るよ!」と、酒を飲めない妻が前のめりに宣言した。店の雰囲気、料理、サービスがいずれもお気楽妻の琴線に触れたらしい。店の名前は「神泉 遠藤利三郎商店」。押上で人気のワインバー&ビストロの支店。話題の「ワインアパートメント」のテナント募集の際に、複数の候補店の中から料理が決め手となり選ばれたというから、ワインだけではなく料理の水準も高いのは納得。そして柔らかく適度な距離感のサービスが妻の最大のお気に入りポイント。満足の夕べ。…そんな日からわずか2週間後に予約。お気楽夫婦の行動は素早い。

ChiefTableぁ〜っ、ステキな店だね♬」役員秘書が目を輝かせる。妻を含めた感情体温が低めの3人のクールレディスたちは「良い感じの店でしょ」「うん、良いね」と囁き合う。この4人の体温差の組合せが面白い。高2:低2でもなく、まして高3:低1でもなく、1:3のバランスが全体を適温にするのだ。落着いた雰囲気でありながら、醒めているわけではなく、それぞれが異なる適度な熱源を持ち、温かい。大騒ぎをする店ではないから、このメンバーにぴったりの店。愚痴が多くなる訳でもなく、誰かを貶める話題になることもない。居心地の良い店にフィットした話題を提供し合える友人たち。

StaubCanardめの1杯は、ビールの代わりにスパークリング。妻は発泡水で乾杯。ワンスプーンのアミューズを目でも舌でも味わいながら、料理を選ぶ。白レバーのムース、パルマ産プロシュートなどのオードブルの盛り合せ、鴨のスモークとレンズ豆、ブルターニュ産鶏もも肉と春キャベツ、アサリのプレゼなどをチョイス。シニアソムリエの資格を持つ店長にワインのセレクトをお願いする。まずは白。それぞれのワインへの愛が籠った(ちょっと長い)説明の結果、ジャケ買い(説明はなんだったのか)で選んだ1本。*その上、メモとして撮った画像は暗くて読めず、名前は不明。すっきり美味しい白だった。

EsqRisottスにワインを贈りたいんですけど、選んでもらえませんか(この店は小売はやっていない)」「iPhoneのバッテリーがなくなりそうなんですけど、充電できませんか(店のiPadを外してやってくれた)」「2階で皆が食べてる料理は何?(エスカルゴだった:美味しくいただいた)」…そんなちょっと(?)わがままなリクエストにも笑顔で応えてくれるスタッフ。2本目の赤も空になり、各自の酒量に合わせてグラスワインをオーダー。飲むだけではなく元気に食べる酒豪女子。牛すじ肉のリゾットを「うふふ、美味しい」と頬張る。デザート代わりにチーズの盛合せに…と、気が付けば終電の時間も近づいている。

っかり時間を忘れて飲み、話し込み、閉店時間(24時)まで居座ってしまった居心地の良さ。愉しい時間を過ごすことができた。「神泉 遠藤利三郎商店」と店の名前は長く呼び難く、昭和の香りが漂う。けれど、店名の印象と違ってすっきりとして、爽やかでハンサムな店。また必ず伺います!

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