さよなら夏の日♬「タロス/アユンテラス」

MemberDishes暑が続いた日々。溶けてしまいそうだとか、暑くて眠れないだとか、不満たらたらに過ごしていた。なのに、一気に涼しくなると、夏はもう過ぎ去ってしまったのかと急に淋しくなる。人は実に勝手なイキモノである。そんな夏の終わりが近づいたある日、「いつものメンバーに会いたぁ〜い!IGAIGA美味しいモノ食べる企画して♬」と、役員秘書のご宣託。了解。さっそく昨年のクリスマスに結成された“シングルイブ”のメンバーに声を掛ける。集まったのは「タロス」というサルディーニャ料理の店。南イタリアの家庭料理を気軽に味わえる人気店。

Eri&YumiMIna&Haru皿料理たくさんで楽しい」「うん、素朴だけど美味しい」大勢でわいわいと料理を取り分けながら食べるのが、何よりの美味しさ。旅先から帰って来たばかりの役員秘書からお土産をいただく。「早く夏休み取っちゃうと淋しいなぁ」と早々に夏休みを終えてしまったお気楽妻。「私の夏休みは9月に入ってからかなぁ」と採用活動に忙しいと零す人事部門に異動したアスリート系女子。「アジア大会に合わせて韓国に行こうかな」とスポーツ系の仕事に就く酒豪女子。終わろうとする夏に遠い目になり、終わってしまう夏の尻尾を捕まえようとする。そんな夏の終わり。

AyungTerasBaliリの写真交換会やろうか」偶然にも1週間違いでバリに旅した猫好き友人夫妻とは、夏休み振返り企画を開催。4人が向かったのはインドネシア料理「アユンテラス」。それぞれがiPadとiBookAirに旅の画像を持ち寄った。「えぇ〜っ、バリで食べたインドネシア料理より美味しい♫」リゾートでもフレンチなどを食べることの多い友人夫妻。どこにでもシャンパンを抱えて旅する2人。東南アジア系の旅先では地元の料理を食べる機会は少ないらしい。確かに洗練された味付け、盛付け、バイリンガルのサービスは現地でのインドネシア料理よりも日本人向け。

MarrIke&Eriわぁ、良い部屋だねぇ」屋外にあるジャクージで、夜空を眺めながらシャンパン!という猫好き夫妻。定宿にしているというバリのホテルの写真は、実に彼ら好み。朝食にはエッグベネディクト、フレンチトースト、などとお気楽妻と嗜好がぴったり一緒。ホテル好き、スパ好きも共通項。バリの写真を眺めながら、今まで訪ねたホテル、これから訪れたいホテルの話で盛り上がる。店内はバリ風の意匠、お隣のテーブルは欧米系のカップル、スタッフはインドネシアと、旅の続きを味わうには最適の空間。旅は、事前の計画、実際の旅先で、そして旅の記憶を反芻するという3度の楽しみがある。ましてや2組の旅の記憶を味わう愉しい時間。思わず笑顔が零れる。

ぁて、次は引越の準備だね」と妻が呟く。去り行く夏にきっぱりと別れを告げ、自宅マンションのリノベーションという大仕事に備えなければ。設計の最終詰め、工事契約、引っ越しと慌ただしい日々が待っている。2ヶ月間の仮住まい生活前までには、20年近く住んだ自宅の垢落とし=断捨離をする必要がある。こざっぱりと住んでいるつもりの2人にも、20年の間に不要なモノが積もっている。「要らんもんは、全部捨てるよ!」と宣言する妻。大切な記憶だけは残しつつ、夏の終わりにリノベーションついでのリフレッシュ。

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