春の新作メニュー登場♬「ビストロ808」
2016年 1 月30日(土)
「店を始めたそうですが、お二人のことだからきっと上手く行くでしょう」妻の中学時代の恩師から、そんな年賀状が届いた。先生!「ビストロ開業しました。予約は下記まで…」と書いたのはシャレですから(笑)。そんな生真面目な先生から予約が入らないかなぁと、楽しみにする日々。恩師にも噂の「ビストロ808」年初の営業(笑)はスカッシュ仲間をお招きした。前年末の忘年会で姉妹店(笑)のビストロトロワキャールに集まったメンバー。その中のひとりから強いリクエストがあり、他のメンバーもご一緒にお誘いしたところ、嬉しいことに全員参加。初来店のメンバーや忘年会に参加できなかったメンバーも含め、総勢6人でご来店だ。さぁて、メニューはどうしようか…。
ビストロ開店はお気楽夫婦にとってはレジャー。メニューを考え、食材を買うタイミングを調整し、いつ作るか、どの皿で出すか、などと当日まであれこれと計画するのが、まず楽しい。何度か来店しているメンバーがいれば、定番メニュー以外に新しい料理を出すように調整する。今回の新作メニューは、スーシェフが担当するジャガイモとゴルゴンゾーラのオーブン焼き、そして豚バラ肉の白ワイン煮。好評いただいているパテは、スーパーグリーン(ピスタチオ)が鮮やかなトロワキャール仕込みの定番に加え、粗く切った豚バラ肉とクルミを練り込んだ新作の2種を用意し、目先を変える。キャロットラペやパテは寝かした方が美味しいから、数日前に作る。平日の夜半の調理。
「おぉ〜っ!美味しそうだ!IGAIGAやるねぇ♬」「IGAちゃん、これすっごく美味しい」「凄いね、これホントに作ったの?」最初に供したクリュディテ、カプレーゼのミルフィーユなどのオードブルの皿に、ご来店いただいたお客様が一様に驚き、目を輝かせてくれる。この瞬間が何とも嬉しい。妻お得意のローストビーフを続けてサーブ。「うわぁ!絶妙な焼き具合だね」「へへ。これはスーシェフ作ね」妻のテンションも高くなる。さらに、くり抜くのに苦労したジャガイモにゴルゴンゾーラを乗せて焼く一品。「これ良いねぇ」美味しいモノが好きで、美味しいモノを仲間たちとワイワイと楽しむのが好きで、褒めてもらえば嬉しい。これはお気楽夫婦にとって最高のレジャー。
「おっ、空いちゃった。次のワインを開けるね」持ち込みがルールの店だから、自分が好きな酒を好きなだけ飲める。その日は泡泡とスパークリングワインが5本続き、サーモングリルの松の実とオリーブ乗せを食べたところで白ワイン。良いタイミングだ。シーザーサラダと温サラダ、豚バラ肉の白ワイン煮が出たところで、赤ワイン2本。良いペースだ。良いバランスだ。そして何より良い店だ。オーナーシェフ自ら言うのはなんだが。決して広いスペースではないけれど、大きなダイニングテーブルに無理やり8人が席に付き、却って和気藹々と密接な会食になる。その日も参加した(まだ若手?)建築家の友人の思惑通り、アーチ状にデザインされた梁で囲まれた温かい空間になる。
「昨夜はありがとう。ビストロ808、噂通り!やばいほど美味しかった♬」高校生の娘を持つメンバーから、高校生ノリのメッセージが届く。「確実に808がビストロ化していく様子を拝見しつつ、お料理したくなるキッチンになって嬉しい、と設計者として思っております(^^)料理もどれも美味しく堪能しました」と建築家の友人からも返信。こうして喜んでもらえるのが何より嬉しい。これはもしかしたら自分たちが楽しむレジャーであるだけではなく、お招きする友人たちに喜んでもらえる良い趣味かなぁ。ライフワーク?調子に乗りやすいお気楽夫婦、次回もモチベーション高く、不定期にて開店します!皆さまのご来店をお待ちしております♬