サワットディー・カー「コンラッド・コ サムイ」

conrad01conrad02ゾートでの楽しみのひとつは食事にある。コンラッド・コ サムイの朝食は「ZEST」というオールデーダイニングのレストラン。明るく軽やかな雰囲気で、スタッフもにこやかな対応。「サワディカー」という挨拶で迎えられる。ホテルの敷地内を縦横に走る小道では、スタッフとすれ違う度に、「サワディカー」「コップンカー(ありがとう)」と笑顔で挨拶される。おはよう!も、こんにちはも、こんばんはも、さようならも、サワディカー。便利な一言。お気楽妻のZESTでの朝食のテーマは「エッグ・ベネディクト全制覇」。初日にメニューを見て、レギュラーのハム、ベジタリアンのほうれん草、オランデーズソースの代わりにココナツミルクとチリソースのタイ風の3種類を発見。エッグベネディクト好きの妻の目が輝いた。もちろん難なく全制覇を達成!

conrad03conrad04ールサイドのカフェ「AZURE」には、フィッシュ&チップスなどのリゾートお約束のメニューの誘惑が待っている。火照った身体をプールで冷まし、ローカルビール「タイガー」をぐびり。いかにも身体に悪そうな山盛りの揚げ物を頬張る。ん、んまいっ。普段のランチはサラダとベーグルだけの妻が、にこやかにポテトフライを口にする。「毎日午前中にジムに行ってるから良いのだ!」自分に言い訳するように呟く。インヴィラダイニングではタイ料理をいただく。辛さに騙されて、どんなに汗をかいても大丈夫。水着姿でバスタオルを小脇に抱え、パッタイ(タイ風焼きそば)やマッサマンカレー(日本でも人気急上昇中のタイカレー)をいただく。これも炭水化物をあまり摂取しない2人は珍しいランチ。もちろん昼からビール付き。至福の時間である。

conrad05conrad06ィナータイムにはちょっとお気取り系のレストラン「ヤーン」へ。黄昏時、リゾートを見渡す高台のレストランに、おシャレなカップルが連れ立ってやって来る。おシャレすぎて照明を落とし過ぎた店内で、色合いが良く分からないおシャレに盛り付けられた料理をいただく。タイ料理をベースとした洗練された味付け。斬新な食材の組み合わせ。どの料理も美味しい。けれど、暗すぎて写真を撮るのもたいへん。画像を見返しても何の料理だったか思い出せない。店の雰囲気を味わうにはうってつけだし、サービスも柔らかく丁寧なのだから、もう少し目で食べる楽しみがあると良いと思うのだが。とは言え、スタッフの方から写真をお撮りしましょうかと声を掛けていただいたり、お気取りなのに気さくでフレンドリーなリゾートらしい良い店だった。

conrad07conrad08レーニング用のシューズと、ウェアを2セット。それがお気楽夫婦のヴァカンス必需品。ホテルの選択の際には、ジムがあることが必須。もちろん、このリゾートにも快適なジムがあった。念入りにストレッチを行った後に、トレッドミルかクロストレーナーで1時間ほど汗をかき、軽くウェイトトレーニングを行う。とは言え、消費カロリーは500キロカロリー程度。ふだんの日本での生活よりも圧倒的に多い摂取カロリーには追いつかない。けれども、美味しい朝食をたっぷりと摂り、読書で軽く腹ごなし、そしてトレーニングでたっぷり汗をかき、シャワーを浴びてさっぱり、そしてビールと美味しいランチ、プールサイドで読書とビール、夕刻にスパ〜夕食、と繰り返す生活が何よりもゼータクで、愉しいのだ。

んな愉しい生活にも終わりがやって来る。いろいろあったけれど、良いリゾートだったね、と会話したのも束の間。サワットディー・カー(あなたの幸福を祈ります)とホテルを後にすることができずに終わる出来事が発生。結果、フライト時間ギリギリに空港に到着、搭乗手続きの最終案内に導かれ、長い列を飛び越してチェックイン。ある意味ラッキー♬ながら、ちょっと残念で複雑な気持ちを抱えつつ、この夏のヴァカンス第2の目的地、香港に飛んだ2人だった。

*滞在最終日、朝8時30分にカートで迎えに行くからと言われたのに、時間を過ぎても現れない。しばらく待てども来ず、諦めてカートを改めて手配。フロントで空港までの車の確認をすると、8時30分にフロントに来なかったから(だったら電話しろ!)他の予定に使って車がない、他の車を手配するから30分ほど待てと言う。迫るフライト時間。珍しく怒り心頭の妻。実はこれには伏線があった。予約時に現地決済のプランだったにも関わらず、事前にカードで数10万円(!!)を引落しされてしまい、大クレーム。返金まで呆れるほど時間がかかったという経緯があったのだ。やれやれ。

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