共に飲むなら酒豪女子?「ぎん清/gochi gochi」

shugo1shugo2を一緒に愉しく飲める仲間がいる。旨い酒を味わえば目を見交わし、料理が美味しかったら頷き合う。酒が好きで、旨いものが好きで、その組合せとの出会いに喜び合える仲間。酒のつまみを“酒の供”と呼ぶけれど、そんな仲間もまさしく“酒の友”。ある日、そんな仲間のひとりと蕎麦屋酒。「勢揃坂 蕎 ぎん清」という青山の裏通り(旧鎌倉街道)沿いの小さな店。カウンタに座り、蕎麦前で冷酒をいただく。女将の故郷福島の名物だという「紅葉漬け」という鮭の麹漬けでぐびり。文句なく旨い。思わず笑みが零れる。ご亭主の故郷三重の「大アサリ蕎麦味噌焼」でさらにぐびり。酒がすすむ旨さ。目の前には酒の供、隣には酒の友。旨い酒、旨い肴、良い女。幸福な時間だ。締めは「冷やかけすだちそば」。すっかりご機嫌、かなり満腹で2軒目に向かう。

shugo3shugo4染みの「神泉 遠藤利三郎商店」で迎えていただいたのはソムリエの高田さん。「お二人とも食事は要らないですよね。ではワインをお選びします」酒の友もすっかりこの店の顔なじみ。一緒にパチリと3人で自撮り。「IGAさんには、エラスリスのソーヴィニヨンブランです」そんなタイミングで(会社の飲み会に参加していた)妻も合流。いつものカウンタ席に黙って座るだけで、「ヒルドン」というスパークリングウォーターがスッと供される。「あれ?私がこれって知ってた?」と妻が問うと、初顔のスタッフが「指令がありました」と笑顔で答える。そんな店。妻と愛人(酒の友)と3人で並び、紅白ワインと泡水で乾杯。スタイリッシュなのにリラックスできる空間で、好みを知っているスタッフが選んでくれたワインを愉しむ。しみじみと幸福な時間だ。

shugo5shugo6IGAさん、また会いましたね」ついさっきまで同じスポーツクラブにいたスカッシュ仲間が、買物をしようと立ち寄った店に待っていたかのように佇んでいた。これは彼女を誘って一緒に酒を飲めという神の啓示か。お誘いすると、「行きます!行く行く!」と快諾。予定していた買物を済ませ、お気楽夫婦の住む街に向かう。「魚バル gochi gochi」という開店1年ほどの(お気楽夫婦チャート)赤マル急上昇の店。まずは生ビール。スポーツの後のビールは何物にも代え難い。きめ細やかでキレーな泡がグラスに浮かぶ美しい姿。これは間違いなく旨い。乾杯ですでに笑顔。ピカピカのサンマをはじめとしたカルパッチョ盛り合せ、甘エビの黒胡椒揚げなど、この店自慢の魚料理に舌鼓。店名に偽りなく旨い。「すごい!この店!」友人の笑顔が倍加する。

shugo7shugo8い店ですねぇ♬」延々と飲み続ける(途中で眠るけど)ことができる彼女が気に入ったのが、「波波スパークリング」と言う、スパークリングワインの注ぎ溢し。日本酒ではお馴染みのこの飲み方、ワインでは初めての経験。升の木の香漂うワインに好みは分かれるだろうけれど、お得感は満載。「良かったら白ワインのグラスもお得ですよ」と顔なじみになったスタッフ。いただきますと2人でお願いしたら、大きめのワイングラスの縁ギリギリまで注いでくれる。グラス2杯でほぼボトル1本分。お得の二乗、いや三乗。「魚は美味しいし、酒はお得だし、良い店ですねぇ」とリピートしだした友人。そろそろ危険水域か。まぁ、楽しい酒だし、いざとなれば(寝てしまったら)タクシーに押し込んで行き先を告げれば良いかと、ぐびり。そんな彼女も酒の友?

るよ!」2軒目にウチで飲もうかと調子に乗る私を抑え、スカッシュ仲間を駅まで見送ると宣言する妻。そう言えば、妻も最強の“酒のとも”。飲めないけれど酒の味は判り、時間を気にせず酔っ払いに楽しく付き合って、酔っ払わないから記憶は明確で、周囲の酔い加減を冷静に判断し、酔っ払った私を自宅まで連れて帰ることができる。改めて考えるとこれは凄い。一緒に飲むなら愉しく飲める酒豪女子…と、お気楽妻の組合せ。いずれにしても幸福だ♬

*1枚目の画像は「勢揃坂 蕎 ぎん清」さんのサイトから(無断)借用しました。リンクするのでお許しを(笑)。

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