冬の新作メニュー登場♬「ビストロ808〜2周年」
2016年 11 月13日(日)
ビストロ808リニューアルOPEN(自宅マンションのリノベーションとも言う)から2年。友人たちをお招きし、素人料理をお出しした回数は16回。平均すると2ヶ月に1度以上の頻度で営業(笑)したことになる。毎回どなたを招いたか、どんなメニューをお出ししたか、16回分のメモが残っている。何度来ていただいても、なるべく違うメニューでお迎えしようという意図。とは言えレパートリーにも限界があり、毎回のように新作メニューを開発する必要がある。さて、冬の新作メニューは何にしようかと作戦会議。ネットでレシピを検索し、美味しそうなメニューを試作する。「豚肉のリエットは?」と妻。前から作ってみたかった料理だし、リエットを使ったグラタンもあると言う。それだ!とは言え、初回のリエットの出来は脂分が足りず、グラタンも一味不足。う〜む。
「おっ!これなら出せそう♬」と妻が安堵の声を上げる。リエットは2度目の試作で何とかメニューに加えられるレベルになった。3度ほど違うレシピで試作したブイヤベースも満足の出来。これでメインディッシュは大丈夫。後は定番のキャロットラペ、紫キャベツのマリネなどのオードブルメニューを決めるだけ。ん?今回は全部で6人だし、師匠の木下シェフを真似てオードブル全部乗せで行ってみようか。「皿足りる?」と妻の指摘。数えてみたら2枚ほど足りない。ではと妻がポチッと購入。ついでにお揃いのシャンパングラスも6脚買っちゃえ!と、すっかり本格的なビストロ営業に突入だ。そして当日、初登場のベーコンとサーモンのミキュイなどを加え、7種類の料理を少量づつ盛り付ける。目指すべき「ビストロトロワキャール」風の出来栄えになったか?
その日お招きしたのは、リノベーションの設計をしてくれた建築家の友人をはじめとした、気の置けない仲間たち。さっそくスパークリングワインで乾杯すると、「おっ!グラス買い換えたね」「あ!皿も買い足したね」と常連さんならではのチェックが入る。気付いていただけるのは嬉しいことだ。ちょいと失敗してしまったパテドカンパーニュ(パテドミステークと命名)もご愛嬌。「どれも美味しいよぉ〜♬」とお褒め頂けば、嬉しさもひとしお。楽しんで(笑)準備した甲斐があった。豚のリエットを使った「グラタン ドフィノア(フランスのドフィーネ地方の郷土料理)」は、仕上げにチーズを乗せて焼くレシピに変更。初回の試作よりも味の深みを出せた。「うん、このポテトが良いね。すっごい美味しい」と評判も上々。これは定番料理になりそうだ。
「マグロとホタテとアボカドのタルタル」は、婚活中の肉部の友人にいただいた燻製醤油を隠し味に。ブイヤベースにはワタリガニ、アサリ、ハマグリ、ホタテ、カワハギを使った。「う〜ん、このスープ好き♬」酒豪女子もご満悦。煮込んだタマネギやセロリなどの具は捨てて(その日のランチで味付けをして食べたけど)トマトを使わず、サフランの色がキレイに出るレシピにしたのが上手くいった。「何だか毎回クオリティが上がってるよね」それは嬉しい褒め言葉。精進します。「良い店になったよね」うん、ありがと。店じゃないけどね。「この空間が落ち着くよね」ダイニングは狭いけれど、逆に“籠もる”感がある心地良い狭さになっている。狭いスペースで大きなダイニングテーブルを囲む一体感がある。建築家の友人の設計意図通り。
「来年も3周年企画やろうね!」昨年も1年点検パーティと称して、建築家の友人をご招待。*もちろんキチンとした点検は別途行ったが。趣味のビストロ営業は今後も続く。これからも成長するビストロ(自宅)を友人たちと一緒に見守ってもらおう。そんな「ビストロ808」は、ご好評いただき不定期営業中♬