天空の庭を遊び尽くす「TRISARA(トリサラ)プーケット」
2018年 9 月08日(土)
プーケット島の「トリサラ」は、料理が自慢のリゾートだ。到着した翌日、朝食を控え目に取り、ジムで汗を流した後で、「Sunday Jazz Buffe Branch」というイベントに出かけた。タイトル通り、ジャズの生演奏を聴きながら、ビュフェスタイルでいただく(朝食も食べたけど)ブランチ。ロブスターや牡蠣、ウチワエビなどの魚介類、小さな器に盛り付けられたオードブルの種類も豊富で、どれも目にも舌にも美味しい。
「ローストビーフも良い感じだよ♬」お気楽妻も超ご機嫌。彩り鮮やかに盛り付けたオードブル、ボイルしたロブスター、ウチワエビとブラックタイガーのBBQなどを平らげた後、ローストビーフを完食し、更にデザートの盛合せに挑んでいた。少食の妻としてはかなりのチャレンジ。「毎朝ジムで走るから良いことにしよう!」会場の「Seafood」の他に、ヨーロッパ料理の「PRU」も高水準。果たして妻の目論見は…。
妻が普段よりかなり多めの摂取カロリーを消費しようとしたのが、お気楽夫婦のヴィラから歩いて1分程のジム。確かに、かなりの快適さ。アンダマン海の青と、リゾートの緑、ヴィラ群の赤い屋根を見下ろす高台にあり、床から天井までの大きな2面採光のガラス窓から、その景色を眺めつつ汗を流す。マシンは最新、室内は清潔で、適度に空いている。まるで絵に描いたような、リゾートのジムのあるべき姿なのだ。
海岸にほど近く、波の音が間近に聞こえるプールの佇まいも素晴らしい。全ヴィラにプールが付いているにも関わらず、全長45mのラッププールが海岸線に沿って横たわる。砂浜の上のデッキチェアの足元にはヤドカリが動き回り、プールの傍の浜辺では産卵にやって来たウミガメが砂を搔き上げる。産卵が無事に終わった場所にはロープが張られ、ゲストに注意喚起。眺める海、火照った身体を冷やすプールとしては申し分なし。
滞在中、一切のストレスを感じなかった理由のひとつが、スタッフのホスピタリティ。リゾートの敷地内で出会った中で、誰一人として挨拶を交わさないスタッフはいなかった。これはフツーのようで、実は簡単なことではない。フロントや飲食サービス担当はもちろんのこと、送迎のドライバーから、ガーデナー、清掃スタッフに至るまで、すれ違う誰もが、「サワディークラッ」「サワディーカー」と笑顔で挨拶を交わす。
リゾート内に撮影スタジオがあり、滞在中に専属カメラマンが撮影してくれて、お気に入りの何枚かの写真がもらえる…。そんなサービスも漏れなく付いている。最初はテレながら、軽いノリのカメラマン(全世界共通?)に乗せられて、場所を変え、ポーズを変え、屋外で撮影をする。プールサイドのハンモックに2人で座り、「何か話して!彼は奥さんの顔を見て!」と注文を付けられ、汗ダラダラになりながら1枚。
陸上げされたカタマラン(双胴ヨット)に腰掛けて、「2人で話をしながら、自然にね」というリクエストに、会話までは写らないからと、もう暑くてたまらん!などと愚痴りながら1枚。最初は15分程度と言われた撮影時間は30分を超え、撮影枚数は軽く合計数十枚を数えた。撮影後、画像をチェック。早い話が、良かったら(有料だけど)アルバムにしないか?というプロモーション。そこはサラッとかわし、無料の6枚を選ぶ。
「楽しかったねぇ♬」と妻。こんな時、モデルのように成り切り、その場を楽しむことができるのは女性の強みか。「じゃあ次はマッサージだ!」滞在中に2度目の施術は半額になるというプロモーションに乗り、連日のスパに向かう…。こんな風に、お気楽夫婦のヴァカンス前半は過ぎて行った。持参した本も4冊読破した。買い込んだビールも飲み干した。…どこに行っても、どのホテルに泊まっても、ほぼ同様のお気楽生活。
…そんな2人のヴァカンスは、後半に続く。