肉部へ入部?「ヒレ肉の宝山」

Nikubu5Nikubu2IGAさんたちは、GWはどんな予定なんですか」肉好きのスカッシュ仲間にコートサイドで尋ねられた。後半に浜松に行く予定だと答えると、「じゃあGWの前半は東京にいるんですね」と確認された。そしてアフタースカッシュで一緒に餃子を頬張りながら、「29(ニク)の日の前夜祭に、肉部の部活動で焼肉屋へ行きましょう!」とのお誘い。そんな伏線だったのか。店の場所は錦糸町。店内でオークションを開催し、競り落とした肉をお得にいただけるという。以前地元のもつ焼きの名店「い志井」にいた方が店長を務める店らしい。「良いよ。行こう、行こう!」と妻が珍しく前のめりで快諾。

Nikubu3Nikubu4糸町駅から歩いて2分ほど。巨大な角を振り上げた牛の看板オブジェが目印。異空間に通じるような階段を下りると、意外なほどこざっぱりとした店内。ロースターがちょこんと用意されたテーブルに付く。「ヒレ肉の宝山」という店名通り、この店のメインは赤身のヒレ肉。肉の脂が苦手な妻が乗り気だった理由はこれ。オークションが始る前に小手調べとばかりにおススメの赤身肉の盛合せをいただく。大きな塊で豪快に焼いた肉を切り分けて、がぶり。そりゃあ旨いに決まってるでしょ。もうもうと上がる煙も上下にスライドするアームフードで吸い込む。焼き網もマメに交換してくれる。良い感じ。

Nikubu1Nikubu620時過ぎ、オークションが始ると店の雰囲気が一変する。インカムを付け、コック帽をかぶったスタッフが登場。部位の説明をしながらA5の和牛肉を切り分ける。部位毎に入札。我が肉部は隣の席の関西弁集団と競り勝ち、時に負け、お得な値段でいくつかの肉皿をゲット。他の席の小さな子供連れの家族も参加。子供の入札の声に周囲は和み、厳しく競り勝とうとはしない。良い雰囲気だ。ところで、肉部はワイン部でもある。競り勝った赤身のうまうま肉を焼きながら、おススメだというイスラエルワイン「YARDEN」のカベルネソービニヨンをぐびり。ほぉ、これまたお手頃で美味しい1本。

Nikubu7Nikubu8レステーキまだ食べてないんですね。ぜひ召し上がってください。私が焼きましょう!」と他の肉部員にはお馴染みの店長の小幡さん。肉部の部活動の途中から、他の店から戻って来てサポートしてくれた。彼が登場してから肉の味が一段と美味しくなった。肉の焼き方はもちろん、ワインとの組合せ、肉の部位の説明など、全てが料理の味を引立てる。料理は人、サービスもまた人。美味しい店には小気味の良いサービスを提供してくれるステキなスタッフがいる。美しい色に焼き上がったヒレ肉は絶品。おススメワインとの相性もぴったり。小食の2人も脂が少ない肉だけに箸がすすむ。満足満腹。

日は肉部に入部、おめでとうございまぁす」食べ終わった頃にそんな宣言。え”?今日のこの席でもう入部なんだ。「そう、これで毎月29日前後には肉たべないとですよ」うひゃぁ。肉部の部活動はハード。先日誘われ、日程が合わずに行けなかった市ヶ谷の「大木屋」の肉のエアーズロックの写真を見せられた時、ウチには無理だと唸った2人。今思えば、あれも肉部の入部審査だったのかもしれない。うぅ〜む、入部を喜んで良いモノかどうか、それは今後の活動次第だ。

料理は、楽し、嬉し、旨し♬「ウドとタケノコ」

Beforeingの日のまちづくり会社の取締役会は社長のご自宅で開催。会議が終わった頃、奥さまが帰宅。「あら、ちょうど良かった。持ってってぇ」と言われて、覗いた新聞紙の包みの中に入っていたのは、タケノコと山ウド。「今朝、実家に行って掘って来たのよ。タケノコは今日中に灰汁抜きしてね、米のとぎ汁でも良いし。山ウドは酢みそ和えで、葉っぱは天ぷらでも良いし」と、あっさり仰る。フツーのお宅であれば、その通りに調理することも可能なのだろう。けれどわが家には米がない、天ぷら粉も、天ぷら用の油も鍋もない。しばし絶句。さぁて、どうしようか。途方に暮れてばかりはいられない。

Boilharshness宅して包みを開けると、丸々とした見事なタケノコ、そして瑞々しい山ウド。とは言え、どちらも生の食材としては初体験。どこから手を付けたら良いやら。まずはクックパッドで調理法をチェック。タケノコの灰汁取り。ふぅむ、いろいろなやり方はあるけれど、茹でて浮いた灰汁を取るだけでも良いらしい。ほっとしたのも束の間、次は皮むき。クックパッドには、優しく剥くようにとしか載っていない。文字通り手探りで作業開始。剥いても剥いても、皮。どこから食べられるんだ。根の赤いボツボツが不気味。悪戦苦闘しながらも、どうやら終了。さっと茹で、灰汁を丁寧に掬って下拵え完了。

MizuniMisoMayoであがったタケノコをぱくり。ん、うんまいっ!サクッとした歯応えが軽やか。若々しい香りも素晴らしい。次は山ウド。葉と茎を切り分け、丁寧に洗って水に浸し、灰汁抜き。茎はわが家には酢もないから酢みそ和えはできん。きんぴらに決定。葉は茹でて味噌マヨ味か。わが家の限られた調味料での味付けは、味噌とゴマとハチミツかと思い付く。小さめのボウルで丁寧に混ぜ合わせる。大きめのボウルに入れたウドの葉と調味料を混ぜ、和える。一品目の調理完了。フライパンに少々のゴマ油、ウドの茎を投入し軽く炒め、味付け。二品目、ウドのキンピラ完成。なんだか楽しいぞ、料理♬

TosaniUdoわぁ〜っ。美味しそうだね」夜遅くに帰宅した妻との夕餉。タケノコはシンプルに土佐煮に。ウドのキンピラ、ウドの葉の味噌マヨ和え、そして総菜屋で買って来た(わが家では揚げ物禁止のため)アジフライ、という小料理屋風メニュー。「ほぉ〜、ウドって苦みがあって美味しいね。オトナの味だね」妻の眼が輝く。「タケノコ上手に煮てあって、すごく美味しい!タケノコを生から料理できるオヤヂも珍しいよ。素晴らしい!」珍しく妻が手放しで絶賛。嬉しいじゃないか。毎日の外食で舌を鍛えた成果か、デパ地下で買って来た惣菜を美味しそうに盛付ける技を磨き続けた結果か。

解を怖れず言えば、料理は直感だ。そして最小限の情報と知識。加えて少々のセンスと美味しいモノを味わった経験。あ、愛情も少々。これがあれば何とかなる、はず。毎日料理を作っている方にしてみたら、苦笑するような出来だろうけれど、自分で作る料理は楽しい、嬉しい、美味しい。引退したら本格的に“家庭料理”を作ろうか。ついついその気になる。わざわざ食材や調理器具を揃えて作る料理ではなく、家にあるモノで何とかできる身近な料理。

「良いねぇ。作って!だけど、美味しいモノを作るためにも、外食は欠かせないよね」お気楽夫婦の生活は、この先もきっと相変わらずの日々。

口福な日々「用賀 本城、てとら、洋食バル ウルトラ…」

Honjo月某日、春を味わうために「用賀 本城」に伺う。スカッシュレッスンの後に砧公園でお花見をして、その後に本城で春の料理を楽しもう!という企画…だったが、花より団子。肌寒い天気にメンバー全員一致で花見を中止。本城訪問がメインとなる。それを知ってか、雅な京料理の一皿にサクラが添えられた。思わず微笑んでしまう料理に深く頷き、寒さに震えながらお花見をする他の友人たちの様子をFacebookで知り、思わずほくそ笑む。左隣に座る小顔美女改め酒豪女子のペースに釣られ、ついつい深酒。最後の一品を食べられず、右隣に座る妻に睨まれる。「こっそりもう1本いっちゃいましょう♬奥さんに怒られちゃうかな」という誘惑に勝てなかった私の不覚。

Tetra月某日、どうしても飲みたい!という気持を抑えきれず、「さかなの寄り所 てとら」に伺う。その日も妻は深夜残業。家で独りメシは淋しいと、独り酒。1時間限定で席が空いていると聞き、サクッと飲んで帰るにはぴったりとカウンタ席に座る。店主のジローさん、奥さまのアキちゃんと取り留めのない話をしながら、ぐびっと一献。さらっと二献。おっと三献と酒がススム。この店は、居心地が良く、魚と肴が旨い小さな店。独りで飲んで帰ろうかと思う時に、真っ先に頭に浮かぶ店。おススメの酒を味わい、酒に良く合う肴を味わい、程よく酔いながら帰宅。ここで止められないのが酒飲みのだらしなさ。独り二次会。本城さんからいただいた釘煮で一杯。深酒。

Ultra月某日、スポーツクラブでたっぷり汗を流した後に「洋食バル ウルトラ」に伺う。深夜残業でストレスが溜まる、運動しないと体重が増える、どうしても走りたい!身体を動かしたい!と訴える妻。彼女は一定期間運動しないと、酸素が身体に回らなくなるらしい。酸素が足りずに錆びてもらっては困るので、定期的にジムに通っている。健康のため、のはずなのだけれど、運動の後のビールは旨い。すいっと飲み干す。お代わり。汗を絞った後だから、2杯目なのに、これでもかというほど旨い。塩分を失った身体には、揚げたてのポテトなどの料理が、これまた沁みるように旨い。つい冷えた白ワインなどを飲む。時は深夜。体重は減るどころか増えるばかり。残念。

Senmano月某実、前職の飲み仲間とシモキタの「千真野」に伺う。体調が良くないからあっさり目の料理で、という彼女のリクエストで選んだ店。岩手出身だと言う店主は、地元の食材を使った料理を供し、地元の酒蔵の酒を揃える。シモキタには珍しい落着いた佇まいの貴重な店。「このタケノコ美味しいぃ。なんだか元気になってきました」と、悪かったはずの体調があっという間に回復の模様。美味しい酒と料理は人を元気にする。どうやら最近気になる相手がいるらしい。彼女にとって久しぶりの恋バナ。彼女よりも彼女の父親に年齢は近い。ディープな話も余裕を持って聞ける年齢差がありがたい。すっかり彼女が元気になった頃に、残業帰りの妻が合流。またもや深酒。

Trois月某日、ボルダリングの後に「ビストロ トロワキャール」に伺う。オーナーシェフの木下さんが、facebookに旬のホワイトアスパラが入荷したとの書込み。思わず釣られて予約。その後アップしたバスク地方のマネッシュ豚の画像に、食べたい!とメッセージ。訪問前にオーダーは決まった。店を訪れると木下シェフが満面の笑みで迎えてくれた。ホワイトアスパラに敬意を表し、白ビールで乾杯。そして白ワイン。ボルダリング仲間と山行計画。燧ヶ岳、瑞牆山、千畳敷カール、候補地が次々に上がる。妻もどうやら新たなスポーツに足を踏み入れる気持が固まったらしい。楽しみだ。と、調子に乗って深酒。メインの肉を食べきれずにドギーバッグで持帰り。無念。

を飲まない日はあるんですか」と誰かに問われれば、傍らにいる妻がない!と即答する。独りで店に伺っても心地良く飲める店がある。ありがたいことだ。美味しく酒が飲める気の置けない仲間たちがいる。嬉しいことだ。季節毎に食べに行きたい美味しい料理を出す馴染みの店がある。一緒に味わいたい仲間たちがいる。幸福で、口福なことだと思う日々。

「だからと言って、飲み過ぎだよ」という妻のおことばはごもっとも。

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SINCE 1.May 2005