大阪〜奈良〜京都「食い倒れ修行?の旅」

kyoto02kyoto012025年のHyatt修行の旅は、難波から。昨年6月にOPENしたばかりの「キャプション by Hyatt なんば大阪」に宿泊し、お気楽夫婦にはあまり馴染みのない“難波”≒“ミナミ”を探訪するという作戦。2人が出張等で訪れてきたのは大阪駅、梅田近辺の“キタ”が中心。道頓堀やら心斎橋周辺を何度か訪ねたことはあっても、土地勘はなし。さてと早速周辺を散策。まずはお目当ての「千とせ」で「肉すい」と「小玉」の黄金コンビ(らしい)、そして「肉うどん」という観光客メニュー♬。まぁ、実際に観光客だしね。さらにたまたま「十日戎」の日だったこともあり、せっかくだからと「今宮戎神社」まで(屋台の余りの多さに驚きながら)遠征。さらに夜には前職の旧友たちと法善寺横丁「いちい」で美味しい関西おでんをいただき、北新地のバーで乾杯。いい夜を過ごした。

kyoto03kyoto04日は京都へ移動。京都出身、現在はフロリダ在住の友人と「パークハイアット京都」でランチ。このホテルは宿泊費高騰で到底泊まれず、せめて食事だけ(汗)という作戦。これもまた修行の一環。実際の宿泊は「ハイアットプレイス京都」というカジュアルなホテル。館内にジムやコインランドリーもあり、今回もスカッシュラケットを抱えた旅だからお気楽夫婦にぴったり(やや負け惜しみ)。さらに、京都市営地下鉄丸太町駅の地上出口からホテルのエントランスはすぐ(10秒)であり、近所にスーパーやパン屋が多く、こぢゃれた店が増えた「夷川通」も近くだから何より暮らし(別荘だし)やすい。ある日の夕食も夷川通のを歩いて数分の「燕楽」という人気の居酒屋で京おでん(冬はおでんだね♡)をいただく。料理もスタッフもなかなかいい感じの店でリピート決定。

kyoto05kyoto06たある日は奈良の「本城」さんへ。東京の用賀から移転して1年。移転後早くも3度目の訪問。京都を訪れるついでに立ち寄るのではなく、本城さんの予約ができた日を中心に旅の日程を考える。お気楽夫婦にとってとても大切な店。大将が独立前に「たん熊北店二子玉川店」の店長だった頃から、約20年のお付き合い。季節ごとに、その季節の味を楽しむために訪れていた店だったけれど、せめて年に何度か訪れたいと奈良まで通っている。因みに、最寄の駅からも遠く、京都からでも往復半日がかり。それでも伺う価値あり。

kyoto07kyoto08回のお目当ては、白味噌仕立ての「京都のお雑煮」。何年か前に初めて用賀の店でいただいて、2人ともその味に恋に落ちた。何度か自分でも再現してみようとトライしてみたが、なかなか(当然だが)近づけない。入れる味噌の量にビビってしまうこともあり、やはりお店で食べようと毎年のように伺った。そして移転前の2022年のお正月にいただいて以来、3年ぶりのご対面だ。「やっぱり美味しい〜っ♬」妻が満面の笑顔で唸る。ん、そうそう。これだよね。柔らかく濃厚な白味噌が染みる。小ぶりにしてある(コースを食べ切るためにも)丸餅が嬉しい。満足の味。次は秋の再訪を約束して店を出る。

kyoto09kyoto10テルの近く(歩いて1分)に、馴染みにしたいうどん屋も見つけた。「やっこ」という地元の方々が通う、いかにも“昭和”な見た目は何てことのない店。「キーシマ」という中華麺をうどん出汁で食べる、不思議なネーミングのメニューが人気らしい。ミニ衣笠丼(油揚とネギを卵でとじる)とセットでいただく。妻は生姜が利いたあんかけの「けいらんうどん」。これがどれもフツーに美味い。身近に美味い。通いたくなるワタシ好みの味。ドラマなどのロケ(『ちょこっと京都に住んでみた』の木村文乃さん♡とか)でも使われることが多いらしく、小さく控えめに写真などが飾れらていた。再訪必須。

kyoto11kyoto12都訪問のもう一つの目的、お気楽夫婦の独自企画「京都でスカッシュ!!」のお相手、日本代表選手の杉本梨沙ちゃんとの会食も。前回の京都とパリ(食事だけ)はビストロだったので、今回はスペインバル。京都でのバルの先駆けらしく、店構えや内装は老舗の風格。料理はと言えば、この店を選んで正解でした!の味。メニューも豊富で、少食の2人に女子とは言え体育会系の強い味方がいるから大胆にオーダー。カルパッチョやお約束のパエリアが美味しいのはもちろんのこと、その日の絶品!!のひと品は白子のフリット!! 熱々クリーミーで、ソースとのバランスが絶妙。この店も再訪の可能性あり。

kyoto13kyoto14都では何食べはりました?」と本城さんに問われ、すぐに「この時期やったら牡丹鍋やね」と畳み掛けられた。ではどこに行けばと尋ねると「畑かく」さんと即答。調べてみるとホテルの2駅先で、駅からも近い。さっそく電話すると「お部屋をご用意しておきます」と予約完了。お部屋?訪ねてみると老舗オーラが漂う旅館風の玄関。案内されるままに廊下を歩き、これまた旅館風の個室へ。そして何と部屋に囲炉裏。さらには担当の女性が手際良くボタン鍋の具材を鍋に入れ、出来上がった頃にやって来てよそってまでくれる。お大尽気分。そして猪肉はクセがなく、味わい深く旨い。そして何とネギが、セリが、ごぼうが美味しい。野菜が絶品なのだ。これはクセになる。

「本城さんはもちろんだけど、京都もどれも美味しかったねぇ〜」と妻が満足の笑み。大阪のバーでいただいたスープも旨かったし、関西なかなかやるね。「大阪も楽しかった〜♬」そう言えば、「大阪楽し〜っ」と歌うように街を歩いていた妻。(春節や花見や万博の期間は避けて)また食倒れ修行?の旅に来なきゃだね。

そしてHYATT修行は続く「香港、沖縄 師走旅」

hyatt01hyatt02hyatt032024年冬、師走の声を聞くとすぐにお気楽夫婦は南へ飛んだ。目的地は香港。年末恒例になった「スカッシュ香港OPEN」の観戦、そして日本のエース渡邊聡美ちゃんの応援が目的だ。滞在するホテルはお馴染みの「グランドハイアット香港」一択。いつもの客室からの眺めは、ヴィクトリアハーバーを挾み、中環(セントラル)と尖沙咀(チムサーチョイ)を望む夜景が美しい。そして聡美ちゃんは1回戦は順当に勝ち、巨大スカッシュボールに笑顔でサイン。観戦したお気楽夫婦が(2回戦で)スカッシュTVの放送に映り込むオマケ付き。

hyatt04hyatt05hyatt06美ちゃんはその2回戦でエジプトのTOP選手に残念ながら敗戦。昨年、一昨年と続いたベスト8入りには及ばなかった(涙)。しかし、お気楽妻には他にも大切なミッションがあった。9月にパリで開催されたスカッシュ大会でゲットした巨大スカッシュボールへサインをもらい記念撮影をするというもの♬ 大ファンのアマンダ(USA、BWR3位)はもちろん、コロンビアのロドリー(BWR4位)、現役を引退してコーチになっているマレーシアのロウちゃん(BWR4位)など、お願いすると喜んで応じてくれる気さくなTOP選手たちばかり。*BWR:過去最高世界ランキング

hyatt08hyatt09hyatt10は、香港オープンの後すぐに「世界選手権団体戦」が同じく香港で開催されていた。TOP選手は香港で連戦。お気楽夫婦も滞在期間を延長して観戦、日本代表チームの応援に臨んだ。聡美ちゃん以外の日本代表選手たちは、普段は対戦できないランキング上位の選手たちとも対戦。各選手とも期待以上にランキングの差を感じさせないラリーもあり、頼もしくも誇らしい観戦。今年の全日本チャンピオン遠藤くんは世界ランキング1位のアリ選手と対戦し、1G先取。逆転で負けはしたが、おぉっ!もしかしたら!と思わせる試合だった。

hyatt07hyatt11hyatt12体戦に合わせて日本から応援にやってきた友人たちも合流し、日本チームを一緒にお揃いのボードを持って応援。これが実に嬉しく楽しい。オリンピックやワールドカップと同様に、国対抗の試合はテンションが上がる。聡美ちゃん(世界ランキング12位)は5戦して4勝1敗。選手たちはもっと上位を狙っていたとのことだが、女子は9位、男子は17位と過去最高順位だった。これで2年後のアジア大会、4年後のオリンピックが楽しみになった。GO!! GO!! 日本!!

*応援の合間に、お気楽夫婦はちゃっかり(対戦相手だったエジプト代表)ティンカーベルという愛称のエララビー(WR7位)とも撮影。強くてチャーミングなスカッシュ界の妖精。

hyatt21hyatt13hyatt14港から帰国した翌々日、お気楽夫婦は再び機上の人となった。次の行き先、2024年 お気楽風のHYATT修行の掉尾を飾るのは沖縄。那覇のハイアットリージェンシーでワンストップ。馴染みの大型書店で文庫本を買い、バーの夜遊び、ウチナーそばの店とルーティンを経て、バドミントン合宿の地、瀬良垣へ。師走だと言うのに、空は青く、暖かく、波は穏やかで、琉球赤瓦の屋根の上ではシーサーが乾杯をしている。ここは楽園か!! この地でも行きつけのうちなーそば屋2軒を巡り、レンタサイクルで海岸線を走った。

hyatt15hyatt16hyatt19は言え、お気楽夫婦の瀬良垣訪問の目的はバドミントン。元実業団バドミントン選手の奥井さんが担当する(密かに合宿と呼ぶ)アクティビティは、彼女が企画した冬場の非マリン系のメニュー。だからこそ、彼女たちの閑散期(年末と梅雨明け前)にホテルを予約して、ラケットとシュージ持参でやって来る。今回で数えて6回目の合宿だ。今回は2時間×3日間の本格(経験者の私と初心者の妻とは別の)メニュー。毎日たっぷり汗を流した後には、ラウンジでは朝から飲めるオリオン生ビールと、スイートルームでのボディトリートメントが待っている。

hyatt17hyatt18hyatt20終日、快晴。沖縄最後のランチは海を眺めながらホテル近所のオープンエアのバーガーショップで。カーリーポテトフライも、ナゲットも、100%ビーフパテの豪華ハンバーガーも、そしてもちろんオリオンビールも、間違いなく旨い。何て幸福なひと時だ。長〜く、とても辛〜い(訳はない)HYATT修行の1年を締めくくるに相応しい。国内は元より、初めてのカナダ、フリスコ、シカゴ、久しぶりのNYC、ウィーン、19年ぶりのパリ、そして香港からの沖縄。こんな1年は生涯2度とないだろうな!と今年の旅の日々を振り返る。

仕事はお気楽ではなかった妻の卒業旅行だからこそのゼータクな旅、長きにわたりハードに働いてきた妻の慰労だからこそ。本当にお疲れさまでした。「ところで、来年もこんなペースで旅したいなぁ」と妻。ん?

祝‼️開店10周年「ビストロ808」

808-01808-02ストロ808が開店して10周年を迎えた。世田谷の外れにある小さな店。お客さまはオーナーシェフあるいはスーシェフの友人に限られる。開店日は不定期。コロナ禍の2020年から21年にかけて、しばらく営業を自粛していた。それでも開店以来48回の営業を行ってきた。ご来店いただいたお客さまは70人以上、延べ約200人のご来店。お客さまによっては通算10回以上ご来店いただいていたり、長年来店を希望されてようやく博多からご来店いただいたりと、ある意味とても人気の店だ(笑)。

808-03808-04年ご来店いただいたお客さまは初めての方が多かった。10人ほどの皆さまが808デビュー。昨年お気楽妻が卒業した際に卒業式で(送別会)お世話になったメンバーにお礼を兼ねてご来店いただいたり、同じ世田谷に住むメンバーが集まったり、お気楽夫婦のハイアット修行にお付き合いいただいた方々など、多彩なお客さまにご来店いただいた。お気楽夫婦の住むマンションの理事の方々(今年は私が理事長をやっていた関係で)との初開催も。*30年間住み続けながら、他の住民の方々とは初めての乾杯だった(汗)。

808-13808-14多ご来店数を競う?常連のお客さまは、海外駐在から帰って久々のご夫婦揃ってのご来店。相変わらず良く飲んで、良く食べた。全員(お気楽夫婦を除き)が駐在の経験があるお客さまということもあり、お気楽夫婦の卒業旅行の画像を見ながら盛り上がった。10周年を祝う会には、リノベーションの設計をお願いした建築家の友人、スカッシュ仲間が集った。ビストロ開店10周年、つまり住まいのフルリノベーションから10年ということ。決して広くはないけれど、包まれるようなダイニングコーナーが心地良い。

808-05808-07ストロ808の最初の一皿は決まってオードブルの盛合せ。来店されたお客様にはお馴染みのパテドカンパーニュ、キャロットラペなど、定番のメニューも増えた。最初は上手く成形できなかったパテも、師匠の(ビストロトロワキャールのシェフ)聡ちゃんのアドバイスもあり、今やすっかり暗譜(レシピを見ずに作れる)料理になった。キャロットラペも暗譜メニューで、師匠のレシピをアレンジしたオリジナルの一品。お気楽妻のサラダランチ弁当には必須だった。今まで何百回作ったことか。

808-10808-06節のフルーツを使った料理もお約束。イチヂクと生ハムのブルスケッタは最近評判の良かったメニュー。薄く切ったバケットを少し炙り、クリームチーズを塗り、その上にスライスした生のイチジクとルッコラを乗せ、生ハムで包みこみ、彩りとしてグリーンピスタチオをオン。旨し。旬のタネなし柿をスライスし皮付きのままバターで焼き、モッツアレラと合わせたカプレーゼも好評。そしていずれの料理も盛付けが命。辛いけれど(嘘)これも修行と2人で外食を繰り返すのはプロの料理を参考にするため?

808-09808-082人だけの食生活でついつい使い切れずに残ってしまう食材を活用できるのはビストロ開店のメリット。ブラックオリーブの大量消費には、カブとオレンジのサラダがぴったり。彩も鮮やかな一品になる。この機会に大好きな食材を使って、自分の大好きな料理を自分で作ってしまえ!という作戦も可。鮎のコンフィなんて、作れないと思うでしょう?ところが意外にも時間さえ掛ければ(低温料理故に)おいしくできてしまう。2人だけの食卓では無理だけれど、お客さまのためであれば実現可能に。これまた旨しと自画自賛♬

808-11808-12ーシェフ(お気楽妻)の担当はメイン料理。ローストビーフや牛肉のタリアータ、ブッフブルギニオン、コックオーヴァンなど“男の料理”が得意技。盛付けは私が代わって担当するが、看板メニューを毎回楽しそうに作っている。そう、やればできる子なんです。好んでやらないだけで(笑)。そんな2人が楽しみながら素人料理を作ってお客さまをお待ちするビストロ808、不定期に営業中。メニューはシェフ任せ、ご自分たちが飲みたい、飲めるドリンクを持参していただくだけ。いつか機会があれば、ぜひご来店を!

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SINCE 1.May 2005