お気楽夫婦の旅は…「Wellness Tourism?」

Wellness01Wellness02頃、世界で「ウェルネス・ツーリズム:Wellness Tourism」が注目されてると言う。「元気」や「爽快」を意味する「Well」と「ness:状態」で「より良く生きようとする生活態度」と訳される「Wellness」。つまり、「ウェルネス・ツーリズム」とは、旅先でフィットネス、スパ、レクレーションなどを通じて心と体の健康に気づいたり、地域の人と交流したり、地域の食を楽しんだりしながら、リフレッシュして明日への活力を得る旅、なのだそうだ。…なぁんだ、お気楽夫婦はとっくにやってるじゃないか。

Wellness03Wellness04の夏、お気楽夫婦が4年ぶりの海外渡航で訪れたのは、6度目の訪問のバリ島。宿泊先は2017年以来2度目の滞在で、スポーツクラブ内にスカッシュコートを2面保有する「グランドハイアット バリ」。そこでイングランドから家族旅行でやって来た高校生や、地元のプレーヤーたちと一緒にコートで汗を流した。もちろん、初対面。スカッシュという共通のワードで交流でき、仲良くなれる。もちろん、スパやプールで寛ぎ、地元の料理を味わい、のんびりと読書に耽る。これでリフレッシュできない訳がない。

Wellness05Wellness066月と10月に訪れたのは2022年秋に開業したばかりの「富士スピードウェーホテル」。運転免許証は保有している2人だが、クルマは持っておらず、ここ20年以上運転もしていない。そんな2人が、ハイアット修行の一環で試しに宿泊したところ、ハマってしまったのだ。サーキットを望むホテルのベランダからは、レースが開催されていなくても毎日レーシングカーが走っている。コースを開放して一般客が走っているのだが、これが実に楽しい。二重窓を通しても聞こえるエキゾーストノイズさえも実に心地良い。

Wellness07Wellness08士山を望む半露天風呂付きの温泉大浴場、ジャグジーや屋内プール、本格的なジムもあり、そこには何と無料のドライブシュミレータまで。3面のモニターにはサーキットの映像が映し出され、車種ごとに体感が変わる。これが実に楽しいのだ。建物の1階には「富士モータースポーツミュージアム」が併設されており、カーマニア垂涎の歴代スポーツカーが展示されている。館内にはモータースポーツがフューチャーされたアートが随所に設置され、決してクルマ好きではないお気楽夫婦でさえ、その遊び心に笑みが溢れる。

Wellness09Wellness10には博多に長期滞在。北九州に拠点を移した松井千夏プロを訪ね、スカッシュ三昧。どの街でスカッシュをしても、彼女とラリーをするのは実に楽しい。ご家族と(お子さんとは初めて)一緒に食事を楽しむこともできた。さらには、身体を慣らそうと訪れた博多のスカッシュコートで知り合った女性たちとも一緒にプレーできた。1週間の滞在でスカッシュは4回、ラケットとシューズ持参の甲斐があった。もちろん美味しい街、博多。毎日地元の美味しい料理を食べ、飲み続けたのは言うまでも無い。

Wellness11Wellness12イアット修行中の身でありながら、地元の友人たちのリクエスト?で、「グランドハイアット博多」以外に「リッツカールトン博多」にも宿泊。博多湾を見下ろす開放的なプール、ビッグバン真っ只中の博多の街を眺めながら汗を流せるジム、地元の食材を贅沢に使った豪華な朝食ビュフェなど、グランドハイアットを上回る(宿泊代も^^;)ラグジュアリー感に圧倒された。日程を合わせて福岡でゴルフをやるからと博多で合流した東京の友人たちも含め、仲間たちと毎日博多メシ三昧。また行かねば♬ 楽しいぞ!博多。

Wellness14Wellness13気楽夫婦が体感したウェルネス・ツーリズムの極め付けは、沖縄(那覇と瀬良垣)。今年は何と3度も訪問。その度に、実業団のプレーヤーだった“ちなみん”にバドミントンのお相手をしてもらうのが主目的。経験者の私と、本格的なプレーは初めてだった妻と、個別のメニューを考えてもらって、体育館を(結果的に)貸し切ってのプレー。訪問の度に、ゼータクで楽しい時間を味わうことができた。さらには、地元でお気楽夫婦と知り合った女性もメンバー入り。次回はバドミントンクラブ結成のお祝いの会を開催できるか?

Wellness15Wellness16、曙、朝ぼらけ、白昼、夕暮れ、黄昏、宵の頃。その時々で、色が、風が、潮が、風景が変わる。どんな海を眺めても飽きることはない。悦楽の時間。お気楽夫婦が好んで宿泊する客室は、2方向に海を望むベランダ付き。ホテルのチャペルで式を挙げるカップル、友人、家族や、プールで遊ぶ子供たちを眺めているだけで幸福な気持ちになる。食事、近所の散歩、バドミントンをやっていない時間のほとんどは、その部屋で音楽を聴き、本を読みながら過ごす。ほぼ観光はしない。滞在の最終日はスパ。至福の時間だ。

Wellness17Wellness18末の沖縄旅で初めて訪れたのは、「命果報(ぬちがふぅ)」と言う琉球料理の店。「命果報どぅ孵果報(しでぃがふぅ)」、すなわち、幸福とは命があってこそのもの、と言う沖縄のことば。こうして、健康で、夫婦仲良く、美味しい地元のもの、季節のものを、無添加で優しい味付けの美味しい料理としていただける、これが幸福だなぁとしみじみ。すると、「それで、次の沖縄合宿の日程だけどね」と妻。あ、前言を撤回します。2人の旅は、ウエルネス・ツーリズムなどではなく、スポーツ合宿でしたとさ(笑)。

毎日がMiniパーティ♬「パークハイアット東京」

Eri60th01Eri60th02気楽妻が無事に卒業(定年退職)した今秋、卒業のお祝いに「パークハイアット東京」に1週間宿泊すると宣言。同時に友人たちを毎日招いて卒業と還暦のお祝いをしようという作戦だ。2018年に私の還暦と妻との25周年をお祝いした際には、宴会場で盛大にパーティを開催。けれど参加いただいた友人たち一人一人とじっくりと話ができなかった。そこで、毎日少人数のミニパーティを開催しようというのが妻の希望。なるほど。自分から目立つのが苦手な妻らしい選択だ。メンバー、会場、そして日程調整は幹事の私の役目。

Eri60th03Eri60th04日は肩慣らし?で、友人1名だけのご招待。お気楽妻お気に入りNo.1の「ニューヨークバー」で乾杯。3人でのんびりうっとりと夜景を眺め、ピアノトリオの演奏に耳を傾けながら。3人以外の客はほとんどがYou。それも圧倒的に欧米系。TOKYOにいながらNY気分が味わえる。2次会は客室で。そのためにパークスイートといういつもの広めの部屋に滞在しているようなものだ。2夜目は、「ピークラウンジ」で飲んべな2人とフリーフローのコースメニューで。もちろん、そんな2人とは部屋飲みでもたっぷりワインを堪能。

Eri60th05Eri60th06日のランチに集まったのは(元を含めて)”世田谷マダム”たち。「梢」という人気の和食レストランでのランチコース。妻もすっかり平日の日中に集まれる世田谷マダムの仲間入りという訳だ♬先付け、お椀の後には2段のお重に旬の食材を使った繊細な料理が見目麗しく盛り付けられている。目にも舌にも美味しい料理を味わい、キリッと冷えたビールをゴキュッと飲んだ後は、冷酒をぐびり。何てゼータクでゴージャスな午後であることか。と、周囲を見渡せば、店内はほとんどが上品な出立ちの女性たち。頑張れ男たち!!

Eri60th07Eri60th08日の夜には賑やかなスカッシュ仲間たちが大勢で集合。夜景が美しいヨーロピアンブラッセリー「ジランドール」の半個室で大騒ぎした後は、お約束の部屋飲み。大いに飲み、笑い、やはり大騒ぎ。一人一人と話をしている時のキャラだけでなく、互いに化学反応を起こし、今まで知らなかった側面が現れて面白い。少人数のパーティならではの愉しさだ。60歳を超えて2人ともスカッシュを続けられているのも、そんな仲間たちのおかげ。「生涯ずっと2人のスカッシュの面倒見ますよ!」とコーチも宣言。ありがとう♡

Eri60th09Eri60th10後は友人夫妻と4人で「ピークラウンジ」でアフタヌーンティ。「やっと来られた♬ずっと一緒に来たかったんだぁ♡」と満面の笑みの友人(妻)。平日に休みを取り参戦した友人(夫)は、意外にも大酒も飲めるスイーツ男子。何種類もの紅茶が何杯でも飲めて、追加スイーツもエンドレスに食べられる太っ腹メニューに応戦。高校時代からラグビーで鍛えてきただけあり、かなりの数のスイーツを軽やかに完食。2人が羨む胃袋を持つ男だ。これで2人はホテル内の全ダイニングをコンプリート。ミニパーティ全計画も完走だ。

Eri60th11Eri60th12日が小宴会という夢のような日々も終わり、友人たちから贈られた心尽くしのプレゼントを並べてみる。それぞれの個性が出る品々を色々迷って選んでいただいたであろう時間を思い、ありがたく嬉しい思いが溢れる。延べ23人(複数回参加あり)の友人においでいただき、お祝いのメッセージとプレゼントをいただいた。お気楽妻にとっては、大好きなホテルで大好きな友人たちと過ごした8日間は幸福な時間だった模様。卒業(定年退職)という人生の一区切りに、良い時間を一緒に過ごしてくれた友人たちに心から感謝だ。

ところで私のプレゼントで何センチ飛び上がった?という問いに、「20cmかな」とサラッと答える妻。よしっ!とガッツポーズ。目標は10cmだったから、達成率200%だ。実は、彼女の古いアルバムの写真をデジタル化し、スカッシュの男女日本チャンピオン、世界的なスカッシュプレーヤー、そして出産直後で参加できなかった友人夫妻からのメッセージなどをこっそり依頼し、いただいた映像を編集し、彼女が好きな楽曲をBGMとして選び、卒業記念ムービーを作成した。友人たちにもお見せしたその30分弱のサプライズムービーは、感情体温が低いお気楽妻の心も(20cmも飛び上がるほど)動かしたらしい。そして、もうひとつの作成目的は、お気楽妻のご両親にそのムービーを見てもらうこと。彼女が生まれてから両親と一緒に過ごしたのはわずか18年、それからの42年間、還暦を迎えるまでの彼女の時間を改めて見て欲しい。そんな思いで作成した映像の(故郷浜松での)公開は年末に♬

40年分のご褒美ホテル「パークハイアット東京」

ParcHyatt01ParcHyatt02かお祝いしたい事があると、いつもお気楽夫婦はお気に入りの場所に向かう。誕生日だったり、お気楽妻の昇進だったり、友人の婚約だったり、そして自分たちの入籍の際にも。その場所は快適で、ノンストレス。期待を裏切らないどころか、今回はそう来たか!というホスピタリティとアイディアに溢れている。その場所とは、「パークハイアット東京」だ。卒業(定年退職)のお祝いはどうしようかと尋ねた時、妻は迷わず「パークハイアットに1週間泊まる!」と宣言した。むむっ、そう来たかと思わず私は唸った。

ParcHyatt03ParcHyatt042018年に妻との25周年と私の60歳をパークハイアットでお祝いした際には、50人ほどに集まっていただきシャンパンを飲み続けた。それも楽しかったけれど、パークハイアットをじっくりと堪能したいというのが妻の優先事項だった。なるほど。40年の社会人生活を締め括る、ホテルフリークの妻のご褒美としてこれ程相応しい場所はない。但し、妻の要望はなんと(予想通り)「パークスイート」での滞在。インバウンド客が戻り、円安の影響もあって外資系ラグジュアリーホテルの室料は高騰中。どうするIGA?

ParcHyatt05ParcHyatt06心してください。入ってますよ♬…ということで、「World of Hyatt」という会員の実績によりスイートルームへの無料アップグレード(7泊まで)できるアワードを使い、無事に予約完了。入っていて良かった。客室には早速サプライズとしてホテルからのプレゼントも待っていた。いつもの「××01号室」、100㎡の角部屋。北側の窓からは紅葉が始まったばかりのセントラルパーク(新宿西口公園^^;)や都庁が望めるロケーション。さて、この部屋に7泊♬ 退職したという解放感も相まって、さすがの妻も浮かれ気分の模様。

ParcHyatt07ParcHyatt08ゃあ、ジム行くよ!」荷解きが終わると早々に妻が宣う。そうなのだ。このホテルの最大の魅力のひとつ(ひとつに絞れない)は、「クラブオンザパーク」というスパ&フィットネス。ホテルフリークでもあり、ジムマニアでもあるお気楽夫婦が世界最高のジムと推奨する施設だ。グローバリストという会員区分の2人は、施設利用料は滞在中何度でも無料。2人のシューズのサイズは登録されており、受付に伝えずともきちんと用意されている。これこそが快適&ノンストレス♬ このジムに毎日通うのが滞在の目的のひとつ。

ParcHyatt09ParcHyatt10ローバリストは朝食も無料。そればかりか、ルームサービスのオーダーもOKで、何をどれだけ食べても飲んでも構わない。朝食は6:30から。東側の窓から都心の朝陽を眺めつつ、パジャマ姿でインルームダイニングで食べるのがお約束。初日のメニューは、私は数量限定の和定食(湯豆腐とご飯お代わり用のお櫃は断る)、妻はエッグベネディクト(いつもスモークサーモンではなくハムをチョイス)、そして季節のフルーツの盛合せが定番だ。さらに妻にはカフェオレ、私にはホットチョコレートが銀色のポットで供される。

ParcHyatt12ParcHyatt11っぱりここのエッグベネディクトが一番だなぁ♡」ナイフで絶妙な半熟加減の卵を突きながら妻が嬉しそうに嘆息し、オランデーズソースも絶品だと笑顔で評する。このフルーツも美し〜よね。銀座の夜の店で食べたら1万円超えるよなぁ^^;と私が言っても(毎回食べる度に言っているから)見事に妻はスルー。*実際は3,080円+15%のサービス料。ちなみに、ホットチョコレートもカフェオレも、2人のランチ用。こんなゼータクな朝食は、少食の2人にとっては毎食自分たちの小さな胃を恨めしく思う時間でもある。

お気楽妻の40年分のご褒美STAYは、こんな風に始まり、そんな夢のような日々は8日間も続いた。「明日の朝食はパンケーキかな、明後日はフレンチトーストにしようかなっと♡」と、幸福そうなお気楽妻。長年に渡る(特に毎年春先の、私なら毎年死んでいる)ハードワーク、本当にお疲れさまでした。

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SINCE 1.May 2005