Archive for 1 月 21st, 2006

ある夜、ホームパーティで・・・「持つべきものは」

P1000991自分で持っていなくても、友人・知人が持っていると嬉しいものがある。いずれも“客”として招かれることが前提。例えば、クルーザー、別荘。そしてホームバー付きのパーティルーム。そう、持つべきものは、持っている知人、友人。そんな私が、とある新年会に参加した。会場は、スカッシュ仲間のホームバー付きのパーティルーム!

日曜にスカッシュのレッスンで通うスポーツクラブ。平日に出かけると、同じコートでも違った雰囲気。ある日のレッスンは、同じコーチなのに穏やかな空気がコート内に満ちている。私が通うレッスンは過酷。体力的にはぎりぎり。毎週全力を出し切り、レッスンが終わるとぐったり。その私の“ぐったり”度合と比例して、Yコーチは“にっこり”。毎月1回、メンバーの交流を主目的とした試合と、その後に親睦会(実はそれがメイン)が開催される。・・・数年前、入会したその日に、たまたま参加したのが、その“メンバーズ・イブニング”だった。そこでは毎回、社会人なのに、大人なのに、皆、何なの??!!(楽しいけど!)という阿鼻叫喚の大酒飲み会が繰り広げられる。その首謀者は、そのYコーチ。

平日のアットホーム的とも言えるレッスンの後に、クラス生を中心に開催された“新年会”は、和やかで楽しかった。クラブの近くにお住まいのKさん宅。ポルシェが鎮座するガレージに面するパーティルーム。水周りもきちんと整備された本格的なバーカウンタ。酒の種類も豊富。そこで私は自らバーテン見習いと称し、生ビールを注ぎ、シェーカーを(初めて)振った。いい加減なレシピで、いい加減なカクテルを作る。・・・楽しい。息が合ったKさん夫妻のホスピタリティも、素晴らしい。(ありがとうございました!)

そして家族と参加していたYコーチはと見ると、あれ?普段の彼とキャラが違う。絵に描いたような“愛に満ちた夫、そして父”の佇まい。彼の素行の悪さ?を心配する奥様も思わず呟く。「私と息子が一緒だと、のびのびできないのかもね?」・・・でも、すごく自然。人間は皆、多面的。大騒ぎしながら飲みまくる、いつもの彼の酒も美味しそうだけど、その日の酒も実に旨そうに、じっくり飲んでいる。安心して飲んでいるのが分かる。大切な、愛する家族と一緒にいることで、リラックスしているのが伝わってくる。

私も、妻が一緒だからこそ(いつも)安心して飲める、持つべきものは・・・。そんな気持を精一杯込めた視線を妻に送ると、「だからって深酒しないでね!連れて帰るの大変なんだから!」という厳しい眼差しが返ってきた。・・・はい、分かっております、はい。

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