オヤジたちのクリスマス「ジョン、ボンゾ、そしてワム!」

Photo1980年12月8日、NYC。ヨーコと一緒に住むダコタ・アパートの前でジョンが殺された。彼がこの世を去ってからもう27年前になるのかと愕然とする。そしてこの季節になると「Happy X’mas (War Is Over)」が街に流れ、あぁ今年ももうすぐ終わりだなぁとしみじみしてしまう。12月8日は冬の訪れを、クリスマスが近づく慌しさを、そしてもう1人のジョンを思い出させる。ジョン・ボーナム。レッド・ツェッペリンのドラマーだったボンゾも同じ1980年の9月25日に亡くなった。ウォッカを飲み過ぎ、眠りながら嘔吐し、吐瀉物が喉に詰まって。窒息死。まったくボンゾらしい死因。1980年は2人のジョンの死と共に、愛する音楽の死が訪れた年だったのかもしれない。あんなに懸命に音楽を聴いたのはもう遠い日々。私にとって音楽はすっかりBGMになってしまった。

ところで、お気楽夫婦の住むマンションの近くには中華料理屋、ラーメン屋がやたらと多い。その中の一軒に、なぜかビートルズだけを流しているラーメン屋がある。(たぶん有線のビートルズ専門チャンネル)それを理由のひとつにその店をチョイスする確率が高い。休日の昼下がり、最初に餃子をオーダー。続いて生ビールを頼み、餃子が焼けるのを待つ間にメンマをつまむ。きりきりと冷えたビールをぐびぐびと飲みながらジョンのヴォーカルを楽しむ。おっ、この曲は「She Loves you」のフランス語版じゃねぇ?と唸ったり、「Eight Days A Week」を一緒に口ずさんだり、超イントロで曲名を当てたり。至福の時。あぁ、つくづくオヤジだなぁと浸み入り、オヤジであることを楽しむ時間。

Photo_2そんなオヤジに大人買いをさせる企画が街に溢れている。私にとってかなり危険な情勢。例えばこのCD企画。LED ZEPPELINの「MOTHERSHIP」。成城コルティの山野楽器の入口付近に平積み。これは一種の地雷である。店に入った瞬間に私はそこに釘付け。なんでボンゾがこんなに痩せてるんだぁ?ロバート・プラントがこんなに若いんだぁ!え、ジミー・ペイジによるリマスターのベストアルバムでDVDのライブ映像付き?え、買います、買いますっ♪さっそく自宅に戻るとウキウキとテレビの前に陣取る。リビングのパソコンで持ち帰り仕事をしている妻は迷惑そう。でも気にしない。そんなの…♪ジミー・ペイジのギターが、ジョン・ポール・ジョーンズのベースが、ボンゾのドラムが、そしてロバート・プラントのヴォーカルが、音だけではなく映像で私の前に。嬉しい。こりゃぁ宝物。

「さすがにうるさいんですけど。止めてもらえないかな」妻がこぼす。へいへい。後でこっそり独りで観ますよ。さすがに私もビートルズやツェッペリンをのアルバムを同時代に買った訳ではない。ZEPを新譜で買ったのは1979年発売の「イン・スルー・ジ・アウト・ドア」以降。ましてや妻はレッド・ツェッペリンは“レッド(赤い)”飛行船だと思っている世代。LEDですよ。仕方ない。そうだ、気分転換に今日は夫婦カラオケ行かない?「良いよ♪」歩いて30秒のカラオケボックスに向かう。何曲か今どきの楽曲を選んで二人共沈没。コブクロのキーはちょい高い。ケツメイシのラップの部分に付いて行けない。う~む。そして終盤、ジョンを偲んで「Happy X’mas (War Is Over)」を歌うと、妻はすかさずワム!の「ラスト・クリスマス」をリクエスト。…あんまり世代変らないんじゃない?

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