夏、風まかせ「それぞれのヴァカンス」

Photoの実家から南部鉄の風鈴が届いた。ひと足早く夏休みを取った(彼らは毎日がほぼ夏休み)妻の両親が、東北に旅行した際に買った風鈴。その風鈴を絵手紙にして送ってくれた。「風まかせ 一服の清涼感~念願の日本三景松島の旅が実現して満足しています。松島で買い求めた南部風鈴です。涼しさをお届けします」そんなメッセージと共に。ベランダに風鈴を吊るしてみた。飛行機が嫌いで、どこでも車で出掛けてはいくが、さすがに松島は遠く、その景勝の地を訪れることが念願だったという妻の両親。南部鉄を産する岩手はまだその先。彼らにとって、この土産はいろんな思いがあるのだろう。風が吹いて、ちりんとはがきが鳴った。

級住宅街で知られる隣街に住む友人夫妻が、この夏もヨーロッパに向かう。ヴァイオリンを専攻する大学生になったばかりの娘を連れて。ただし、この夏の彼らの旅は、単なるヴァカンスではない。娘が高3だった昨夏に、イタリアでのヴァイオリンの短期留学試験に合格。その際に教わった先生のレッスンに付き添うために、今年もイタリアに飛ぶ。そして、その後は同じ先生を追いかけてスペインに。自分の人生が2度あれば、もうひとつの道として選びたかった音楽の道。友人(夫)のそんな思いを、自然に娘が辿ってくれるのであれば最善を尽くす。経済的な面だけではなく、それを実現することができる彼のエネルギーに脱帽する。そんな父娘を飛び切りの笑顔でサポートし、それに乗じて、美味しいスプマンテやカヴァを飲みまくるだろう友人(妻)が目に見えるけれど。

る週末、入籍したばかりの友人夫妻と食事をした。いろいろあったけれど、ようやく落ち着いた友人(夫)。実に幸せそうな、浮つくことのない、落ち着いた良い顔をしていた。酔った私が何度もそう繰り返すと、友人(妻)からメールが届いた。「IGAさんから、何度も幸せそうで良かったと言われましたので、この先も同じように言われ続けてもらえるよう、私が彼を幸せにします!」彼らのヴァカンスは、もうひとつの幸せが友人(妻)に宿っているため、箱根へのショートトリップ。親族を招いて、老舗高級旅館「強羅花壇」での宿泊&宴席。前泊はお気楽夫婦もお気に入りの「ハイアット・リージェンシー箱根リゾート&スパ」だという。その時はちょっと贅沢かなと思っても、良い旅の記憶は何物にも替え難い貴重なものになる。2つの宿は、それを叶えてくれるに違いない。良い旅を!

の夏、お気楽夫婦のヴァカンスは短い。恒例の南の島のヴァカンスも中止。サーチャージが余りに高いからではなく、妻の会社が大変な状況だからでもなく、妻が担当する業務システムのリリースがこの夏に予定されているから。受け入れ側の責任者である彼女が、遠く南の島に長い間行っている場合ではないらしい。そこで窮余の策として、ホテル好きの妻が六本木の外資系ホテルを予約。週末、1泊だけのヴァカンスに向かう予定。そして、私の母の一周忌。やはり週末に私の故郷に向かう予定。1泊だけ地元の老舗温泉旅館に宿泊し、亡き母を想う旅。・・・こんな夏がたまにはあっても良い。

~、良くない!システムのリリースが終わったら、10月頃に、絶対どこか行くよ!」夏バテということばを知らない妻は、そう主張する。ん~、どうだろう・・・。(含みを残す)

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