若きショコラティエールは世界を目指す「サロン・ド・ショコラ」

Photoる週末、ご近所ショコラ「ショコラティエ・ミキ」に立ち寄った。長〜い夏休みの後、再会するミキちゃんへのご挨拶を兼ねて。「あぁ~、IGAさん、お久しぶりですぅ♪」相変わらずラブリーな声で迎えてくれるミキちゃん。長い休みだったね。「はい。暑い夏はチョコレート屋さんはお休みですぅ。でも、毎日のように工房には来てました」それはそれは。研究熱心だね。ところで、そのポスターが貼ってあるってことは…。「そうなんです。決まりました。パリのサロン・ド・ショコラに出ることになりました。まだ現実感がないんですけど」聞けば10月29日からの会期で、夫君もご一緒だとのこと。良いダンナだ。「そうなんです。ちょうど3連休が重なるんで、休んでくれるというので、心強いです」以前、食事をご一緒した際に語っていたご夫婦の夢がひとつ実現する。ミキちゃんファンとしては嬉しい限りだ。

Photo_2度、『東京WALKER』に連載している、来栖けいさんの「プチプラ珠食道」に掲載されるんです」へぇ、凄いじゃない。「そうなんです。すごく良く書いていただいて、とってもありがたいんです。でも、来栖さんには固定ファンが付いてらっしゃるから、どうなっちゃうんだろうって心配もしてるんですけど」そうかぁ。ショコラティエ・ミキ、ブレイクしそうな予感。好循環が始まっている。その期待にミキちゃんが応えることができれば、その評価はさらに大きくなって、強くなる。とても嬉しいけれど、同時に少し淋しい。この小さな可愛い店の店頭にミキちゃんが自ら顔を出し、接客することがなくなる。そんな日を想像してしまったお気楽夫婦。なんだか子供が大きくなって自分たちの元から飛び立ってしまう気分。勝手に親気取り。

Photo_3の日は、自分たちが食べる分だけのオランジュと、桃のコンフィチュールをお買い上げ。ショコラティエのコンフィチュールだから、当然チョコレート入り。桃、砂糖、チョコレート、レモン、ブランデー、ミントと原材料表記にはチョコレートが3番目に出てくる。どんな味か楽しみだ。という訳で、さっそく数日後の朝、トーストに乗せて食べてみる。私のトーストはバターを塗った上に、コンフィチュール。かりっとひとくち。んん〜ん、良い香り。桃の香りと食感が先に来て、ミントが追いかける。チョコレートは入っている…んだろうなぁ、ぐらいのバランス。ふぅ〜むこれは美味しい。あぁ、そうか。チョコレートが全体のバランスを整えている役割なんだ。実に繊細なハーモニー。この味がこの街から世界に向かって飛び立とうとしている。

Photo_5界って、近いのかねぇ、遠いのかねぇ」と妻。そうだねぇ。ミキちゃんを見ていると、遠いのに、すぐ側にある気がするね。「私たちも、ニュージーランドのワールド・マスターズ・スカッシュに出てみない」え?私たちもって、私の右腕はまだ治療中だよ。なのに、世界大会?それに、我々は試合に勝ったり、強くなったりという方向を目指すのではなく、エンジョイ・スカッシュなんじゃないの。「だからマスターズなんだよ」ふぅむ。確かにコーチに一緒に参加しませんかと誘われてはいたけれど、日本の会社員は夏休みでもないのに1週間も休めない。「私は今年忙しくて夏休みは全く取れなかったし」ん?もう行く気だね。若きショコラティエールが世界を目指してパリに旅立つように、お気楽夫婦はエンジョイ・スカッシュを極めるために、南を目指す…のか。「行ってみようよ♪」行っちゃおうか、ニュージーランド♪

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