IGA “快楽主義”宣言

「ミキちゃんのとこへチョコ買いに行きたいんだぁ。新作のボンボン・ショコラ美味しいよね♪」スカッシュ仲間の役員秘書からショコラティエ・ミキ訪問のご要望。でも、ミキちゃんのとこは8月から9月いっぱいは夏休みだよ。「うゎ〜、じゃあ早くスケジュール調整しなきゃ」ということで、ある週末ミキちゃんの小さなお店に出かけた。「ほんとに小さくて可愛い店だねぇ」何度かボンボン・ショコラを食べている彼女はすっかりミキちゃんショコラのファン。先客が店にいると次の客は店の外で待つ。彼女は待っている間もわくわく感を発散している。待つことしばし、店に入るとミキちゃんの笑顔が待っていた。

ミキちゃん、こんにちは。友だちを連れて来たよ。「IGAさん、こんにちはぁ♪あ、初めましてぇ」「はじめまして。ミキちゃんのショコラは何度か食べて、もう美味しくって、一度どうしても来てみたくて…」「ありがとうございます♪」なんだかほんわかしている雰囲気が似ている2人。初対面とは思えない和やかさ。「うぅ〜ん、どれにしようかなぁ」あれこれ迷い選ぶのも楽しそう。結局、何種類かのボンボン・ショコラとオランジュをお買い上げ。母親にも、祖母にもお土産だと買込んだ。実に満足そうな笑み。これからプティ・ポワソンも案内しようかと思ってるとミキちゃんに告げると「あぁ、今あのお店テレビで紹介されてすごいことになってますよ。シュークリームは予約しないと買えないらしいです」ふぇ〜！でも、せっかくだから行ってみようか。

住宅街をのんびり歩き、2軒めのスイーツ店巡り。青い可愛い看板の店。「いらっしゃいませ。お久しぶりです」シュークリームは予約しなきゃ買えないんですって？「あ、そんなことないですよ。お求めいただけます」あぁ、良かった。テレビに出てから大変だったってミキちゃんに聞いたので。「放送されてからしばらくは大変なことになってました。すごいですねテレビって。でも今は落ち着きました」淡々と語るパティシエの小林さん。浮かれた調子はない。なんだかほっとする。では、シュークリーム買って帰ろう♪「じゃあ、別にチーズケーキとプリンください♪」秘書嬢ここでもスイーツ何点かお買い上げ。その後、またまたせっかくだからと3軒めのラ・ヴィエイユ・フランスへ。

「ここもなんだかパリの雰囲気あるねぇ」嬉しそうな秘書嬢。そうなのだ。世田谷のスイーツは老舗のオーボンヴュータン（尾山台）やノリエット（下高井戸）のように、フランスの佇まいそのまま、ガレットやフールセックなどの伝統菓子を作る店が多い。ラ・ヴィエイユ・フランスもそんな系統の店。BGMはフランスのラジオ番組が流れる。「なんだか良いなぁ」と秘書嬢。ここでも何点かお買い上げ。その後ご近所の友人夫妻と一緒にCafe 808（IGA宅）でティタイム。2人にプティ・ポワソンのシュークリームとチーズケーキを買って来たと伝えると、「えぇ〜！ウチもちょうど今日プティポアソンに行って来たのよ！行ったらシュークリームがなくって…」グッタイミング！そしてまたもやシンクロニシティ。どうぞ召し上がれ。濃厚なチーズケーキ、カリカリのシュー皮にバニラビーンズたっぷりのシュークリーム。しみじみと旨い。幸せな昼下がり。

「なんだかやっぱり良いなぁ。この街にみんなと一緒に住みたいなぁ」と秘書嬢。どうぞどうぞ！大歓迎だよ。それに、せっかくだから、一緒に住む人も連れておいで♪

■幸福の食卓, ◆微笑みの風景, フォト・エッセイ（全件） | RSS 2.0 | Respond | Trackback |