お気楽夫婦の選択「チェンジ!」
2009年 9 月13日(日)
新築で入居して早いもので14年が経った。マンションを挙げての第1回大規模修繕工事も無事終えた。外部に修繕が必要な時期ということになると当然内装も傷み始める。子供はいない、タバコは吸わない、料理はしないお気楽夫婦。リフォーム会社の可愛い営業担当者(♀)に言わせれば「きれいだし、まだ早いですよ!」と言うことになる。(営業としてはどうかと思うが)確かに壁紙や天井などはまだ張り替えるほどの汚れはない。とは言え、入居の際に購入した電化製品たちはその耐用年数を超え、既にウォシュレット、洗濯機、エアコン、掃除機などは2代目となった。他の家電たちも型が古く融通の利かない長老たちの集団。政権を失った不自由で民主的ではない政党のようである。お気楽共和国の国民の(2人だけ)不満が鬱積していた。
そして政府の家電エコポイントが誕生した今年、発表の直前にエアコンを買い替えてしまったお気楽夫婦。残るアイテムである薄型テレビ、冷蔵庫も買い替え時期。地上デジタル放送開始の時期も迫っている。よしっ、チェンジ!買換えの機運が一気に高まった。妻は地震対策を幼い頃から叩き込まれる静岡県出身。先日の静岡での地震の際に被害が少なかったのは、普段から地震対策を怠らない県民性のおかげと話題になった。妻は家具の転倒が一番怖いと言う。大型テレビが飛んできたら大変だと断言する。そこで地震対策という観点から、テレビとリビングボードの買換え計画に一気に拡大した。幸いスカッシュ仲間の1人が一人暮らしを始めるということで、今のリビングボードとテレビを使ってくれるという。チェンジ!
リビングボードは以前からチェックしていたパナソニック電工の「キュビオス」と決めていた。キュビオスは壁に固定する工事を行う仕様。妻もこれなら安心。さっそく汐留のショールームに向かう。決断したら行動が早いのがお気楽夫婦。あっという間に収納すべきアイテムを考慮してボードのパーツを設計。食器棚を処分(スカッシュ仲間に追加進呈)してしまい、テレビだけではなくグラスやカップなども一緒にすっきりと収納することにした。ボードに納めることができるテレビのサイズは42インチ。家電量販店に走った。景気浮揚策に貢献するお気楽夫婦。そして、工事を終えレイアウトを変えてみると、予想以上にスペースがゆったりし、広々と感じる。良いねぇ。ヨガマットを敷いてストレッチもできる。ところが、いったん買物心に火が点くと走り出すのがお気楽夫婦。
スペースに余裕ができたリビングで大型テレビをゆったりと観るために、パーソナルチェアが欲しくなる。さっそく座り心地の良い1人用ソファの調査開始。事前の調査でカッシーナのソファとオットマンを選択。妻と同行し現物チェック。座面が柔らかかったり、背面が低かったりと条件に合わずに却下。すぐさま新宿のアクタスに向かう。そこで出会ったのはバウハウスの流れを汲むTECTA社のパーソナルチェア。ゆったりとした座面、固めのクッション、柔らかく揺れる構造。座り心地は抜群に良い。一目惚れ。ほ、欲しい!妻も満更ではない様子。「買っちゃう?気に入ったんでしょ」うっ!見透かされた。展示品の大幅割引という条件もあり、お買上げ。嬉しい。
そしてある週末、待望の椅子がやって来た。テレビボードの正面に陣取り、大型の画面を眺める。うぅ〜ん、良いねぇ。「ほんと♪かなり良い感じ」妻はさっそく猫のようにちんまりと椅子に納まっている。あれ?私が座る場所・・・。チェンジ!