浜松移住計画(4)「リフォーム、リスタイル」 

Photo_7工後12年を経て、お気楽夫婦の住むマンションの大規模修繕工事が始まった。 連日足場を組む作業員が大量動員され、あれよあれよと言う間に2人の住む部屋まで足場が組み上げられた。彼らの作業効率は抜群に良いし、高所恐怖症のメンバーはいないと見え、皆すいすいと足場を渡って行く。お断りしておくと、わが家は8階。階下を覗き込むと足の裏がぞくぞくし始める高さ。それをものともせず、鉄柱と鉄板の建造物はあっという間に最上階まで到達した。実に見事だ。香港の竹で組んだ足場も驚くが、足場の建材を正確に組合せて積み上げて行く作業も凄い。巨大なレゴを組み立てているような、わくわく感。

Photo_3有部分と同様に、そろそろ室内のリフォームも必要な時期になった。お気楽夫婦も昨春にウォシュレットの交換に合わせてトイレのリフォームを敢行。本格的なリフォームに向けて見積も取った。けれどここに来て<浜松移住計画>が持ち上がった。自分たちの住み易さを求めて改装してすぐに引っ越すのではもったいない。浜松に移住する際に売るか、貸すかという選択肢によって方針も変る。うぅ~む。住居は一般的にはストックの資産だが、貸してしまえばフローの資産に変る。今まで返済を続けたローンを貯金と捉え、貯蓄を切り崩して(=賃貸)収入を得るという考え方。そうか、この方法だ。ささやかな収入ながら、浜松に帰ったら仕事をしないという妻の方針(?)にも合致する。

Photoの希望はバスルームの改装。「もう少しバスルームを拡げて、低いバスタブでバリアフリーにして、ミストサウナとTVを付けて…」はいはい。でも浜松に移住するならまだ改装は先で良いんじゃない?そう問うと、「そぉだね」こんな時の妻の決断は早い。「じゃあ、ミストシャワーヘッドを買うよっ!前からちょっと欲しかったんだ♪」何ですかそれは?「フリオンって言って、セラミックのボールが入っててシャンプーの泡立ちが良くなって、ミストシャワーの効果もあるし、髪サラサラ、お肌ツルツルらしいよ」ふ~ん、良いよ。こんな時の妻は口数が多く、主張は強い。「でね、値段は25,000円とかかな」へ?「ミストサウナより安いしね」…ということでわが家のバスルームに透明なシャワーヘッドがやってきた。

Photo_6っ?確かにサラサラでツルツルだ。こりゃ良いね。「でしょ?引っ越す時には持って行くよ」なるほど。それで前のシャワーヘッドは捨てなかった訳だね。「そぉだよ。ここは最小限に改装して賃貸に出せば良いよ。それに浜松のマンションも改装しなきゃ一緒に住めないしね」こんな時の妻の発想の切り替えは素晴らしい。さっそく浜松の間取りを頭に置きながら改装の計画に(勝手に)取り掛かる。それぞれの生活様式をどう融合させて同居するか。ナイーブで、とても大事な課題。「ずっと浜松に住むわけじゃなくて、また帰ってこれる場所を残しておくのは気持が少し軽くなるよね」住居だけでなく、周囲の環境もライフスタイルも変える決断、浜松移住計画。こうして、ようやく青写真が出来あがったばかりだ。

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