ミッドタウンで、ご近所で「誰かが誰かのサンタクロース」
2009年 12 月23日(水)
クリスマスシーズンと言えば、クリスマスツリーとイルミネーション。イルミネーションの名所と言えば、かつては表参道が代表格だった。しかし、近隣住民の反対、環境問題等で1999年に中止になった。そして今冬、街路樹に優しいLEDの採用により、表参道のイルミネーションが11年ぶりに復活した。消費電力も圧倒的に少ないLEDという錦の御旗を掲げ、汐留、赤坂サカスなど、各地に新たなイルミネーションスポットが出現している。全国的にも札幌「ホワイトイルミネーション」、仙台「光のページェント」、大阪「光のルネサンス」、神戸「ルミナリエ」など大規模なイベントが目白押し。間違いなく日本人はイルミネーション好き民族。
「仕事が早く終わりそうだから、イルミネーションを観に行かない♫」妻からメールが届いた。そこで、サクサクと仕事を切り上げ、東京ミッドタウンへ。今年2回目のクリスマスシーズンを迎える東京ミッドタウンでは、70万個のLEDを使ったクリスマス・イルミネーションを中心としたイベントを行っている。桧町公園の芝生広場では「スターライト・ガーデン」と称して青い銀河を星が流れるイベントが、さくら通り沿いには「シャンゼリゼ・イルミネーション」というシャンパングラスを模した演出が行われている。「凄ぉい♪美しいねぇ」LEDの銀河と流星を眺めながら妻が溜息を漏らす。
「去年は食事しながら、奇麗だけどなんだか寒そうだねぇって建物の中から眺めたよね」去年のクリスマスはイルミネーションを観ながらSILINで食事。しかし、この幻想的な風景は、青いLEDの銀河の中に入り込んでこそ堪能できるというもの。来て良かったね。「それにしても、今年は残念だねぇ」と妻。友人たちと今年もSILINでクリスマスの食事会を予定しているものの、全員のスケジュールが合ったのは、前日でイルミネーションが終わってしまうという日程。今回の訪問は友人たちのためにイルミネーションの画像を記録し、見てもらうためでもある。ささやかな友人たちへのプレゼント。
その日は、待ち合わせのDEAN & DELUCAでキッシュとワイン、夕食はベーカーバウンスでハンバーガーとビール。食事よりも友人たちのためのイルミネーション取材優先。2009東京ミッドタウンのクリスマスのテーマは、「誰かが誰かのサンタクロース」。ガレリアのエントランスのツリーシャワーには、サンタクロース・ツリーという企画。遠目には赤く輝くツリー。近くに寄ると小さなサンタたちが、いろいろな表情でツリーを形作っている。「なんだか暖かいツリーだね」眺める妻の眼差しも優しい。「彼らとも一緒に見たかったなぁ」だからこそ、せめてもの撮影。せめてものブログの記事掲載。情報だけでも共有しよう。
それに、ご近所の友人夫妻とは、地元の寿司屋に行った後に、地元商店街のイルミネーションも一緒に楽しめる。小さな街の、小さなイルミネーション。地産地消ならぬ地食地賞。それもまた良し。ということで、1日早いけれど、皆さまにも、Merry Christmas !