焼肉だけじゃない!「韓国料理 李朝」千歳烏山
2010年 4 月29日(木)
韓国料理と言えば?100人に聞いたら100人が「焼肉っ!」「カルビ食いてぇ〜っ!」と唸るだろう。それにせいぜいキムチ、冷麺、チゲと続く。早い話、韓国料理=焼肉屋メニュー。外国人観光客に日本料理と言えば何かと尋ねれば、寿司、天ぷら、すき焼きと答えるのと変わらない。間違ってはいないし、どれも美味しい国民食。しかし、当たり前だけれど、韓国料理は焼肉だけではない。1996年、お気楽夫婦が初めて韓国を訪ねた際、そう実感した。宮廷料理をベースにした韓定食(ハンジョンシク)、今では日本でもお馴染みになった参鶏湯(サンゲタン)、韓国のファストフフードであるトッポギなど、バラエティに富む料理の数々を堪能した。
ある週末、ご近所に住む友人夫妻と、ご近所にできた韓国料理屋に出かけた。成城学園前に本店がある「韓国料理 李朝」という店。テーブルの中央に焼肉用のコンロがない、本格的な韓国料理の店だ。店に入ると、家族連れ、カップルなどでほぼ満席。ダークトーンで落ち着いた色合いのシックな内装。コンロがないから店内の空気もすっきり。友人夫妻が来たらすぐに食事が始められるように、ナムルとキムチの7品盛り合せ、牛肉のチャプチェ(春雨の炒め物)、チャミスル(韓国焼酎)をオーダー。酒が飲めない妻は強烈な香りのサンファ(薬膳)茶。お気楽夫婦は2度目の訪問。友人夫妻を待ちながらのんびりメニューを眺める。
「お待たせぇ♬」友人夫妻が登場。妻と同様にお酒が飲めない友人夫妻、ジンジャーエールと蜂蜜ゆず茶で乾杯。「この店混んでるね。人気あるんだねぇ」「ほんと、予約して良かったね。入口で待ってる人もいるよ」「ほんとだぁ」「ところでいつ以来?前回はイケメンのインド料理だったね」わいがやと賑やかに食事が始まる。友人夫妻と、お気軽な地元の、そして世界各国の本格料理を食べる日々。ナムルとキムチの盛り合せは目にも美しく、舌にも美味しい上品な味。牛肉のチャプチェはごま油と甘辛い味付けがしっかりした絶品の味。韓国焼酎とぴったり♡「美味しいね♫」お酒が飲めない3人の舌にも合うらしい。
「お腹すいちゃったぁ、お腹ふくれるもの頼んで良いすか」その日は出勤だったアパレル系企業に勤める友人(夫)がリクエスト。彼はお酒を飲まない代わりにたっぷりの食欲。「参鶏湯のハーフサイズもあるよ、半鶏湯(ハンゲタン)ってどう」「良いっすね♪」「石焼ビビンパと長いもサラダも!」たっぷりの料理がテーブルに並ぶ。この店の参鶏湯は絶品。コクがありながら上品なスープ。鶏もほくほく美味しい。どの皿も、スタッフが手際良く料理を取り分けてくれる。押し付けがましくない、柔らかで小気味良い接客。良い店だ。そう言えば韓国では、押しが強く濃い目のおばちゃんの豪快な接客が多かった。この店の味は韓国、サービスは日本向け。良いバランスだ。焼肉を食べなくても絶品の韓国料理で満足。
「何かデザートはありますか」と店長らしきスタッフに尋ねると「いろいろ試しているんですが、まだメニューには載せられなくて。良かったらまだ未完成ですが、アイスをお出ししましょうか。もちろんお試しいただくということで…」そう言いながら厨房に入る。「申し訳ありません。やはりまだお出しできるレベルではないようです」う〜む、残念。けれど、こうしてまたお邪魔する理由もできた。次回はぜひ、美味しいデザートも楽しみに…。
iganenchu
文章だけでもおいしそうな気配が伝わってきます。
こちらは遠出のできない(それぞれに)部活漬けGW。
今夜だけホテルに家族で合宿、横浜ありらん亭で焼き肉三昧♪
二次会はもちろんカラオケスナックへ(^^;
来年は長男二男が受験、家族五人で過ごす最後の夏カモ。
IGA
iganenchuさん、こんにちは。
家族の季節は長いようで短いですよね。
まだちょっと早いけれど、最後の夏を楽しんでください。