Archive for 12 月 11th, 2011

No Paxi , No Life♡「パクチーハウス東京」

NoPaxiNoLifePakuPakuPorkにはそれぞれの信条があったり、何かがなければ生きて行けない!ぐらい大切なものがある。ワーレコードのコーポレート・ボイスは「NO MUSIC, NO LIFE.」音楽がなければ生きていけない!うん、分かる。人によっては「NO BOOK, NO LIFE.」そうだね、本がなくなったら確かに困る。「NO WINE, NO LIFE.」ワイン無しの人生なんて!えぇ、いらっしゃるでしょう、そんな方。ところが、この店は「NO PAXI, NO LIFE.」なのだ。世田谷区経堂にあるパクチーハウス東京。名前の通り、パクチー料理の専門店。もしかしたら、というか間違いなく世界で唯一の店だろう。

YanpakuKimuPakuの店はビルの2階。店に向う狭いエレベーターの中は、既にパクチーの香りが充満。苦手な方だったら(そんな人は絶対にこの店に行こうと思わないだろうが)「あ、もうギブ!」と言うだろう香気。パクチー好きならウキウキ気分。この店は、そんなパクチフリークを喜ばせる仕掛けがいっぱい。例えば、料理名。「パクパクピッグパクポーク ビッグパクパクパクポーク」という柔らかく煮込んだ豚バラの上にたっぷりパクチーを盛り付けた料理がある。そしてメニューには「ちょっと長い名前ですが、ご注文は正式名称でお願いします」とコメント。注文する客は、懸命に噛まずにオーダーしようとし、まんまとつっかえ仲間内の笑いを誘う。そう、この店のコンセプトは交流する飲食店。

KakiagePaxiRice気楽夫婦は大のパクチー好き。そしてパク好きはパク好きを呼ぶ。2011年3月11日、そんな仲間たち“チーム・パクチー”が結成され、第1回の集会を開催するはずだった。ところが、震災により延期。メンバーは一時解散。雌伏すること8ヶ月。再結成の時を待っていた。そして初冬のある週末、新メンバーを加えたチーム・パクチーが再結成された。大勢で食べればいろいろなメニューを楽しめる。パクチー好きにとっては至福の時。予約カードに記された名前が間違っていたことなど気にしない。小さく追加で「十」と入れてもらう(笑)。ちなみに、来店は来パクと言い、パクチーのお茶はパクティーと呼ぶ。そんな徹底ぶりがまた楽しい。

SupaxiMienTeamPaxiんな店だから、客側もきちんと楽しむことを知っている。例の「パクパク…」をオーダーする際には、スタッフに「念のためにオーダーを復唱してもらえますか?」とお願いし、淀まず言えたら拍手を贈る。「追パク」というパクチーだけの追加メニューがあり、元気な声でオーダーしてくれたら無料だという。すると、店のあちこちから「追パクお願いしまぁ〜〜す♬」と声が上がる。そんなノリ。チーム・パクチーも「追パク」を難なくこなす有望な女性新人を迎え、ますます盛り上がる。「キムパク(パクチーのキムチ)なかなか美味しいねぇ」「やっぱりパクライスも良いっすね」「酸っパク麺って初めて食べたけど、美味しいですねぇ」「パクと季節のかき揚げは絶品っすね」「もうお腹いっパクだぁ」…何のことやらの会話が続く。

真を撮るよぉ〜」そんな声を聞きつけ、スタッフがパクチーマンのかぶり物を貸してくれる。「はい、パクチー」とポーズ。そして会計。自分の書いたブログなどの記事を印刷して持参すると5%オフ。最後までノリの良い店でメンバーもたっぷりとパクチーを楽しんだ。「ふぅ〜、美味しかっパク」妻のノリも良し。

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