2人の故郷は「HAMAMATSU♡LOVE 」
2013年 1 月06日(日)
年末年始は妻の故郷浜松で過ごす。それがお気楽夫婦のここ10年のお約束。ひとり娘である妻。年老いた両親を想い、できるだけ一緒にいられる時間を作りたいと願う気持は良く分かる。仕事納めの日、2人だけで新幹線宴会をしながら浜松に向かう。妻は生まれ故郷に近づくにつれ娘に戻って行く。酒を飲まない義父母は、マスオになる私の好きなヱビスビールを買い込み、地元限定のポテチなどをつまみとして用意してくれている。
浜松に到着した翌日からは毎日スポーツクラブ通い。地元で知り合ったスカッシュ仲間にお相手をしていただく。妻のライバルは自転車やゴルフを楽しむアスリートオヤジ。2012年最後の対戦は3-2で妻の勝利。子供のような笑顔で飛び上がって喜ぶ妻。普段もストレスが少ない生活のはずなのに、さらにリラックスした妻の表情がどんどん柔らかくなって行く。大晦日前には家族4人で忘年会。温泉旅館に宿泊し、1年の垢を落とす。
食前酒で形ばかりの乾杯。酒を飲めない3人分のグラスが呑んベの前に集まる。年末にこうして4人で過ごすことができることに感謝して、独りで全て飲み干す。続いて地元浜松の酒「花の舞」をいただく。肴は浜名湖や遠州灘の海の幸。しみじみと旨い。風呂に入り直し、湯上がりにビール。火照った身体に冷たいビールがくぅ〜っと旨い。普段は飲み過ぎに厳しい妻もこの日は酒量に甘い。妻も自らに甘くゆるゆる。じんわりと幸せを味わう。
年越し蕎麦、お雑煮などの料理はマスオが担当。ちなみに年末の大掃除もお気楽夫婦が担当。ふだんは義父母の目が届きにくい場所を中心に徹底的に磨き上げる。いずれも年末年始の恒例。恒例と言えば「割烹弁いち」のお節料理もここ数年の定番となった。今年も数日前から全て手作りの料理を丹精したご主人。*Facebookに実況報告をされていた。このひとつひとつの料理の味わいが新しい年を待ち遠しくさせる。
妻の故郷浜松は、今や2人の故郷になった。地元限定ポテチも、広くゆったりとしたスポーツクラブも、気さくなスカッシュ仲間も、新装なった温泉旅館も、名割烹のお節料理も、全て2人のお気に入りだ。義父母が買っておいてくれたズワイガニを調理しながら、リビングで寛ぐ家族を眺める。口数の少ない3人は、短い会話をそれでも楽しんでいる様子。いつものように、これはこれで幸せな光景だ。これが愛すべき浜松の光景だ。
ご近所のお宮に初詣。滞在最終日に地元でお願いするのは義父母の健康。お気楽夫婦が一緒にいられない間も、義父母がつつが無く暮らせますように。