VIVA! SAPPORO!!「ビール、とうきび、モエレ沼」

Sapporo01幌と言えば、ビールと続く。断然サッポロビールが好きだ。ヱビスも、黒ラベルも、赤星も。*家で金麦を飲んでいるのは身体のため(涙)。1876年に開拓使が札幌麦種醸造所を札幌に設立したのが始まりと言うからその歴史は古い。大手ビールメーカー4社の中では後塵を拝しているが、箱根駅伝のスポンサーを長く続けたり、私にとって好感度はとても高い。そこで札幌の宿泊はサッポロファクトリーの中のホテルクラビーを予約。

Sapporo02場跡地に建設された「恵比寿ガーデンプレイス」と同様の複合施設。複数の建物に商業施設(スポーツショップが充実!)、シネコンなどが入っている。恵比寿とは違い、古い倉庫の外観はそのままに活用しているのは小樽の街と同様。そしてアトリウム内のエレベータの外観は缶ビール。どちらも旅人好み。良い感じだ。そして施設内で夕食に選んだのは「一夜干しと海鮮丼 できたて屋」と言う長い店名の地元住民に人気の店。

Sapporo03名に従って、オススメの「トロサバの一夜干し」「海鮮はなまる丼」、北海道名物のザンギ、そしてもちろん「サッポロクラシック」をオーダー。これがどれも感涙モノの旨さ。脂の乗った鯖にも、海老やタコ、イクラなど新鮮な食材がたっぷりと乗った海鮮丼にも、すっきりとした飲み心地の北海道限定のビール「サッポロクラシック」がぴったりと合う。気取らないカジュアルな店でもこのレベルの高さ。VIVA! SAPPORO!

Sapporo05朝は札幌郊外の「モエレ沼公園」へ。イサム・ノグチが基本設計を手掛けた広大な公園だ。その広さはTDLの4倍。中心にあるモエレ山は麓からの高さが52M。不燃ゴミと建設残土を積み上げて造成された人工の山。全山が芝で覆われ、頂上からは公園の全貌と遠く札幌の市街地が望めるランドマーク。普段からスポーツをしている2人は一気に頂上に登った。それどころか余りの爽快さに妻は半ば本気で走って登ってしまった。

Sapporo06にもルーブル美術館へのオマージュでもあるガラスのピラミッド、プログラムで定期的にショーを行う巨大な噴水、海のない札幌に造られたモエレビーチ、彫刻家であるイサム・ノグチが花崗岩を積み上げて北の大地に刻んだプレイマウンテンなど、見どころ、遊びどころが満載。テニスコート、野球場などのスポーツ施設(冬にはモエレ山でスキーやそり遊びができる!)と併せて、実に北海道らしい素晴らしい複合施設だ。

Sapporo10の日のランチは「とうきび」と決めていた。したって、札幌の大通公園名物「とうきびワゴン」で買って公園で食べる「とうきび」限定だべさ。したっけ、北海道では「トウモロコシ」を「とうきび」と呼ぶっしょ。懐かしいようなめんこい呼び方っしょや。*インチキ北海道弁の誤用、ご容赦ください。ススキノを舞台にした小説『探偵はバーにいる』シリーズのファンとして、どこかで使ってみたかっただけでした。

Sapporo07きとうきび、じゃがバター、アメリカンドック(何年ぶりだ?)、そしてもちろんサッポロクラシック、そしてデザートにソフトクリームというのがその日のフルコースランチ。気持ち良く晴れ上がった空の下、気温はそこそこ上がったものの湿度は低く快適そのもの。噴水ではしゃぎ回る子供たち。周囲で見守る母親。そんなあずましい平和そのものの風景を眺めながらベンチに座っていただくとうきび。旨いに決まってるべさ。

Sapporo08幌最後の夜は、「JRタワーホテル日航」で夜景を眺めつつ、北への夏旅を振り返るディナー。「夏の札幌もいいね。また来なくちゃね」妻は期待以上に楽しく美味しく満足した旅だった模様。小樽、ニセコ、札幌、どこも冬とはまた違う魅力に溢れたステキな街だった。その上、2024年春には「ハイアットセントリック札幌」が開業するとの情報も入った。「もちろんすぐに泊まりに来るっしょ!」妻が力強く宣言した。

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