シュッとしたホテル「アンダーズ東京」

RobbyCorridor内のホテルに宿泊すると言うと、「えぇ〜っ!なんで?」と驚かれることがある。1泊2日の旅行なら、わざわざ東京で過ごすことはないじゃないかという反応。ごもっとも。けれど、例えば東京−大阪の新幹線料金は、往復で約30,000円。2人なら60,000円。所用時間は往復で6時間。この代金と時間を都内のホテル滞在に充てると、ラグジュアリーなホテルに宿泊でき、たっぷりと余裕のある時間を過ごすことができる。お気楽夫婦は元々どんな街や場所に出掛けても、観光よりも滞在するホテルで過ごすことを優先する。と言うよりも、宿泊したいと思ったホテルを訪ねるために旅に出るというのが正しいかもしれない。だから、都内のホテル滞在はコスパ良しの旅なのだ。

Guestroom1Guestroom2は言え、さすがに何かのきっかけ(自分たちへの言い訳)がなければ、お気楽夫婦と言えども散財は出来ない。そこで10数年前から実行し始めたのが、誕生日のお祝いという免罪符を使った企画だ。“妻が”行きたい!と思うホテルをセレクトし、“私の”誕生日お祝い企画として予約をする。そして、せっかくゼータクな部屋に宿泊するのだから、友人たちをお招きして一緒に過ごしてもらえれば、同じ料金で2人で過ごすよりもお得な気持になるという発想だ。そして2015年の誕生日に妻が選んだのは、「アンダーズ東京」。2014年に開業した虎ノ門ヒルズの47階から最上階の52階に位置する、客室数わずか164室というハイアット系のスモール&ラグジュアリーホテルだ。

ShiodomePalaceテルの入口は、かなり分かり難い。ベルスタッフに案内され、秘密クラブへの入口のような狭い通路を通り、専用エレベータで52階へ向かう。エレベータ内部にはスタイリッシュなデザインの魚のレリーフ。最上階に降り立ってもフロントは見当たらない。ラウンジの椅子に座り、ウェルカムドリンクをいただきながらチェックイン。客室専用エレベータで階下に降り、光のコリドーを通り、部屋に向かう。ゲストルームの部屋番号は、目立たないように足下に、けれども分り易いように大きく表記されている。部屋に入るとワイドなビュー。マッカーサー道路も、お台場も、スカイツリーも、皇居さえも眼前に広がる。曇っているのがちょっと残念だけれど、実に爽快な眺めだ。

Gym1Gym2気楽夫婦のホテル選びの基準のひとつ、充実した設備のジムに向かう。37階にある「AO(アオ)スパ&クラブ」は、文字通りの天空のジム。トレッドミル、クロスウォーカーなどが、全て足下に広がる都心の風景に向かって設置されており、走っていると窓の向こうまで飛び出して行けそうな心地良いレイアウトだ。フィットネスマシンは全て最新で、操作部の画面はタッチパネル。高画質で撮影された映像のランニングコースを選ぶことができ、例えばサンフランシスコのゴールデンゲートブリッジを眺めながら海岸線を走れたりする。実際に走っているように映像が動く!のだ。こりゃすごい。「ここでずっと走っていたいなぁ」ジムおたくの妻の呟きも納得。

Dining1Dining2食はメインダイニング「アンダーズタバーン」のビュフェ。オープンキッチンのカウンタの上に、出来立てのホットミール。どの料理も盛付けがオシャレで食欲をそそる。ご飯は炊いた土鍋のままで置かれ、コールドミールの上には乾燥を防ぐために濡れた紙が乗せられている。デニッシュなどのパンも種類が豊富で、しかも少量しか出されておらず、減るとスタッフがどこからか現れ、すかさずパンを補充する。だからいつも美しい状態が保たれる。洗練され、スマートな、シュッとした演出。そんな朝食をつい食べ過ぎた妻は「食べた分、また走るよ!」と宣言。こうして“私の”誕生日のお祝い企画でエンジョイする妻なのだった。

いくつになっても♬「Happy Birthday(s)」

トラのもんBalじ誕生月の友人がいる。5日と7日、2日違いの誕生日。妻が毎年(自分が宿泊したいホテルを選び)祝ってくれる私の誕生日企画にお誘いし、一緒に互いの誕生日を祝い合う。そんな付き合いが10年以上続いている。出会ったのは10数年前。初めてスカッシュのレッスンを受け始めた時からのクラスメイト。以来、毎週日曜に一緒のコートで汗を流してきた。数えてみれば、びっくりの約800回(凄い!)。その上、京料理、ビストロ、中華料理、鮨屋、スイーツと、お気楽夫婦が馴染みの店は、ほぼ全店(それも何度も)一緒に行っている。考えたらこれもまた凄い。そんな長く嬉しいお付き合いの友人、某企業の役員秘書と、2015年の誕生日も一緒に祝う事ができた。

KarasumiShirauoが今年選んだホテルは「アンダーズ東京」。一緒にお祝いしていただけるアスリート女子、役員秘書との待ち合わせの場所は、アンダーズ東京のある虎ノ門ヒルズ「ぼく、トラのもん。©藤子プロ&©森ビル」の前。耳ありのドラえもんとの記念撮影の後は、その日のお祝いの店選び。何店か比較した結果、空いていた最後のテーブルをゲットできた「スペインバル ジローナ」で、誕生日おめでとう♬の乾杯。五反田にある人気店の支店らしく、あっという間に満席。「うん、どの料理も美味しいね。この店当たりだったね」と囁き合う女子たち。カラスミの盛合せ、子持ちシラウオのアヒージョなど珍しいメニューも嬉しい。とは言え、店飲みは前座。メインは部屋飲みの2次会だ。

BirthdaysWine切の(宿泊している客室だから当然だが)個室での宴会は、一段とリラックスモード。乾杯用のスパークリングワインは持込み。それも館内のファミマで買って来た、超お手頃な1本。ルームサービスにワイングラスだけ持って来てもらい、改めておめでとうの乾杯。部屋の時間制限もなし。翌日まで利用可能(笑)。ホテルの客室だからこその、のんびり宴会。お酒を飲めない妻と、さほど飲めない役員秘書は、冷蔵庫の中のソフト(フリー)ドリンクで喉を潤す。支払ってもたかが知れているが、タダという響きは心地良い。角部屋のワイドでゴージャスな夜景を眺めながら、ラグジュアリー気分を満喫する。そんな空間を2人だけで味わうより、4人で楽しめば更に得した気分。

Gift2Giftわぁ〜っ!ありがとう♡」役員秘書が思わず声を上げる。お気楽夫婦からの誕生日のお祝いは、ニコちゃんデザインの食器セット。カワイイもの好きの彼女にフィットしたらしい。「きゃあきゃあ!スドウだぁ!」アスリート女子からは有名店のスイーツ。その上、アンダーズのペストリーショップで買って来たバースデーケーキ(カラフルなエクレア)が目の前に並ぶ。スイーツ番長を自他共に認める役員秘書のツボに入った模様だ。飲み始めてはや数時間。酩酊に向かって邁進する私へのプレゼントは、ひと足早いバレンタイン(を兼ねた)チョコとシャンパン。これも私のツボ。記念撮影でポーズを取る私の背後には怪しい人影。これまた部屋飲みならでは。楽しいぞっ!

Facebookで友人たちの誕生日を(半ば強制的に)知ることになる前は、この世で何人が自分の誕生日を覚えていてくれているのだろうと、お祝いのメールをいただく度に感慨深く思ったものだった。誕生日におめでとうと言ってもらえることは、いくつになっても嬉しいものだ。ましてや一緒に誕生日を祝うことができる友人がいることは、実に嬉しく、ありがたいことだ。2日違いの誕生日も、嬉しいご縁だ。これからもずっと、いくつになっても一緒にお祝いできると良いね。「誕生日当日に、(男性との)予定がないのも何だけどね」という本人談もご愛嬌。

肉部には肉を!「ビストロ808 Ⅳ」

toastHors d'oeuvre好きの仲間たちがいる。毎月29日を“ニクの日”と称して、肉料理を食べる旅に出る。ある時には市ヶ谷の某店にエアーズロック並みの肉塊を食べに出掛け、またある時には錦糸町にある肉オークションがウリの店で赤身肉を競り落とす。彼らの活動は“肉部”を構成する4人の主要メンバーが中心。お気楽夫婦も見習い部員として何度か参加したけれど、未だ見習いのまま。何しろ食べる量が桁違いに違うのだ。加えて、呑む酒の(特にワイン)量が半端ではないのだ。ある週末、そんな4人をビストロ808にお招きした。料理はお任せいただき、飲みたいものを好きなだけ持参するというルール。「楽しみです♬ワイン抱えて行きます!」「ニクに合う日本酒持って行きます♬」

pâtéroast beef日、残念ながら主要メンバーのエースが風邪のために欠席。牛、豚、ソーセージと全部で2kg近く買い込んだ肉は食べ切れるかと心配すると「私を2人分でカウントしてください!」「今日は勢いで20km走って来た腹ぺこ王子にお任せください!」心強いメッセージが他のメンバーから届いた。安心して予定通りの料理に取りかかる。オードブルには馴染みのビストロ トロワキャールのシェフ、聡ちゃんからアドバイスを受けたパテドカンパーニュとキャロットラペ。スーシェフが作ったメインのローストビーフと共に、3日前に作って冷蔵庫に寝かせてあった。他にはプティトマトのマリネ、クリームチーズとスモークサーモンのカナッペ、次郎柿のマスカルポーネ和えなど。

pot roastHot vegetable saladご〜いっ!豪華ぁ♬」まずはシャンパンで乾杯し、さっそく肉中心の料理を味わっていただく。「ローストビーフのソースが旨いし、肉の火の通りが絶妙ですね」ふふふ。ソースはシェフの、肉はスーシェフの自信作。「パテが美味しい」良かった。何度か作って工夫したおかげで随分レベルが上がった。「キャロットラペも良い味」妻のランチ弁当用に何十回も作った賜物。すっかりオリジナルの味付けになった。それにしても良く飲み、気持よい程食べるメンバーたち。この時点で泡が2本、白が2本空いてしまった。では、メインのポットローストをどうぞ。「うわぁ〜!まだ肉が出るんですね」歓喜の肉部メンバーたち。ふふふ、まだまだ続くニク祭り。

BottlesInabaき野菜のサラダに続き、巨大なソーセージと豆とトマトを煮込んだ熱々のカスレをサーブ。「おぉ〜、美味しい。お代わりいただいて良いですか」これでもかと畳掛けるように出す料理が、小気味好く食べ尽される。赤ワインが空けられ、肉料理に合うという日本酒が蒸発して行く。飲まないお気楽妻を除き、ここまでで4人で6本。実に良いペースだ。件のビストロで昼から夕方まで飲み続けたこのメンバー。お手頃なランチメニューだったにも関わらず、会計をしてもらう際に余りの金額に「合ってるかな?」と計算し直されたという伝説を持つ。エースが欠けても、飲みも食欲も破壊的なパワーがある。さすがの肉部員たち。やはりまだまだ、お気楽夫婦は見習いレベルだ。

味しかったです。ごちそうさまでした」「寝酒までぐびぐび飲んじゃいましたね」宴の後、メンバーからメッセージが届いた。そう言えば、酒棚に飾られたシングルモルト「ラフロイグ」を目ざとく見つけ、最後に夫婦でストレートで乾杯していた。「楽しかったです。昨夜に時計を巻き戻したいくらい」ん、可愛いこと言ってくれるじゃないか。またおいで。それにしても、誰も“お腹いっぱいで”という言い方をしない。「次回はぜひ参加したいので、よろしくお願いします」と欠席したエースからもメッセージ。おぉ、そうだった。ここにエースが加わっていたら、2kgのニクでは到底足りなかったということか(汗)。恐るべし、肉部。では、次回は料理の質も量もパワーアップして、ビストロ808でお待ちしてます♬

002383912

SINCE 1.May 2005