コロナに負けるな!「クラブインターコンチネンタル」

ANAHOTEL11内のホテルにわざわざ滞在する目的のもうひとつは、毎年度末に激務をこなすお気楽妻の慰労。ほぼ毎日のように終電で帰って来て、それから風呂に入って、ポップコーンを貪り食べ、深夜に眠りにつく…という不健康な日々。私なら毎年2、3度はぶっ倒れているのは間違いない。「毎年のことだから慣れてるし、ワタシはタフだからダイジョーブ!」と妻は言うものの、確実に疲労が蓄積しているのは間違いない。

ANAHOTEL13こで移動距離が少なく(疲れず)、緊急案件発生となったら出勤できる(苦笑)、都内のホテルでのんびりするという作戦なのだ。そのためには客室はもちろん、パブリックスペースもゆったりしていて欲しい。今はめっきり少なくなったけれど某国の団体客が多いのは困る。するとクラブラウンジのサービスが充実していることが大切な条件になる。今回選んだ「ANAインターコンチネンタル東京」のラウンジはどうだろう。

ANAHOTEL12論から言うと大満足。このホテル、頑張っている。事前にラウンジのビュフェについて問い合わせると、「最善の対策を取っておりますので、安心しておいでください」と電話の向こう側の笑顔が思い浮かぶ声。そして実際に行ってみると、カクテルタイムのメインメニューはオーダーで和洋2種類の料理からセレクト。それ以外の料理は何と全て小皿にガラスの器で蓋をするか、個々にラップを掛けると言う対策。これは凄い。

ANAHOTEL14果の程は分からないし、写真映えするかと言うと全く“映えない”けれど、その涙ぐましいまでの努力に頭が下がる。ラウンジの客は決して多くはなかったけれど、ビュフェの料理は心配になる程多くの料理が並んでいた。小分けして盛り付け、ひとつ一つにラップを掛ける料理人たちの姿を想像すると、ウイルスに負けてなるか!と言う意気込みも味わうことができる。その意気、しっかり受け止めたよ!とシャンパンをぐびり。

ANAHOTEL17のホテルのラウンジのフリーフローシャンパンはF1の公式指定シャンパン「マム グラン コルドン・シャンパーニュ・ブリュット」だ。3階にある「シャンパンバー」でも全面的に推してプロモーションしているメゾン。生き生きとした泡が心地良い。「お代わりいかがですか」と、スタッフが注ぎに来てくれるのも嬉しい。広いラウンジにいるスタッフは(人員を削っているのか)少ないのだけれど、良く目が行き届いている。

ANAHOTEL18食のメニューも充実。2010年のOPENから10年連続でミシュランの2つ星を獲得しているメインダイニング「ピエール・ガニェール」の朝食がセレクトできるのだ。ちなみに、メインダイニングでは朝食を供していないから、ラウンジならではのスペシャリテ。「おおっ!美し〜ね♬」数々のホテルでの朝食を食べ比べてきた妻も驚く美皿メニュー。「ん、美味しいな、このサーモン」スモークサーモン好きの妻はすっかりご満悦。

ANAHOTEL16の激務にも、コロナにも負けない身体を作るのは、美味しい食事だ。当たり前だけど、私たちのカラダは、私たちが食べたモノでできている。食べたいモノをバランス良く楽しく食べることで、健康な身体を作るのだ。「国内のホテルに泊まるといつも朝は和食だもんね」そう、このラウンジでは絶品の和定食を選ぶこともできる。和食はビュフェよりも、小鉢を並べた定食タイプの方が見目麗しく少量多品で嬉しい♬

ANAHOTEL19にも焼きたてのベルギーワッフルをオーダーできたり、サーモン、ベーコン、ホウレンソウから選べるエッグベネディクトがあったり、「どっちも食べちゃおうっと」と妻に言わせるラインナップ。但し「食べたらこの後は走らなきゃね」と続く。朝はたっぷり食べて、午前中はジムでたっぷりと汗を流すというルーティンが何より楽しく嬉しい2人なのだ。赤坂の街並みを眺めながら朝食を取る妻の笑顔は穏やかで満足気だ。

味しいモノを食べ、好きなことをすると言ういつものコンセプトで滞在したホテル。どうやら妻の癒しになった模様だ。「ここ、また来ても良いかもね」相変わらず上から目線ながら、最高の評価を下す妻だった。

テレワーク太り打破!「ANAインターコンチネンタル東京」

ANAHOTEL1型コロナウイルス対策として、就業規則にはあるけれど実効性に欠けていたテレワークを実践する日々。メールはもちろん、LINE WORKSやSFAを駆使して自宅仕事の毎日だ。通勤のストレスがないことは快適で、往復90分ほど費やしていた通勤時間も有効に使える。けれど、その通勤は思ったよりカロリーを消費していたことに気付く。週に2,3度通っていたスポーツクラブに行けない事もあり体重が急激に増加したのだ。

ANAHOTEL2ったら外を走れば良いじゃないかと、テレワーク前に5kmほどの朝ランを一度試したものの、どうも私には向かない模様。汗びっしょりで帰って来て、シャワーを浴びて体温が下がるのを待つまでの時間がかかり過ぎる。かと言って夜の街を走るのも気が乗らない。慣れていない事もあって適当なコースが思いつかないし…。と言っている間に体重は自分史上最高値を記録した。これはマズい。スーツのウェストがキツいぞ。

ANAHOTEL3ポーツクラブはどこも休みだし、ホテルのジムで合宿でもしようか」春の深夜残業月間が始まり、運動不足がストレスになっている妻が冗談半分で零す。おぉっ!良いね。「え!良いんだ!」と、喜ぶ妻。さっそくホテルジャンキーでもある妻に満足してもらえるホテルを当たる。ところが、この時期にジムを開けているホテルがなかなか見つからない。ようやく探し当てたのは「ANAインターコンチネンタル東京」だった。

ANAHOTEL4日空ホテルという名前だった頃は、ちょっとオシャレなホテルというイメージだったけれど、次々に開業した外資系のラグジュアリーホテルに押されて、すっかり影が薄れたという感想。それが今ではいつの間にか自ら外資系ホテルの仲間入り。久しぶりの訪問だけれど、設備やサービスはどうなのだろう。その実力やいかにと、正直に言えば期待半分、不安半分で訪れた。そして結論から言うと、真っ当に良いホテルだった。

ANAHOTEL5ェックインした客室は、インターコンチネンタル ホテルの会員特典として無条件にアップグレードされたジュニアスイート。52㎡の広さは、お気楽夫婦の自宅と大して変わらない。リビングルーム、ベッドルーム、バスルームが連続して横に繋がる使い易く効率的なレイアウト。水周りも広く開放的で、大きなバスタブと洗い場、同時に使えるハンドシャワーとレインシャワーがあるバスルームが秀逸。お籠りにはぴったりだ。

ANAHOTEL6しみにしていたジムも明るく清潔感溢れ、がっつりと走りたくなるスペースだ。さっそく客室で着替えてジムに向かう。ロッカールームはあるものの、コロナ対策で自室を使う作戦だ。ジムはエレベーターを降りたすぐの場所にあるため、短パン姿でウロウロするのも気にならない。妻も足首を痛めた後遺症に長年苦しむ私に付き合い、トレッドミルより足首に負担が少ないクロスウォーカーでたっぷりと汗を流した後は…。

ANAHOTEL8れたトレーニングウェアをコインランドリーの洗濯機に突っ込み、洗濯が終わるまでの時間で赤坂ランチ♬ホテルの近くにコインランドリーがあることを事前にチェックしていた、まさしく合宿状態の2人。「The Earl Tokyo」という店主も客も外国人ばかりというサンドウィッチショップで海外旅行気分。その後は、ホテルのラウンジでの夕食が待っている♬…そしていつものように、お気楽な2人のホテル暮らしは続く。

…To be continued.(次回に続く)。

龍之介くんとマグナムと「スカッシュ&スカッ酒」

Ryu1龍之介くんというスカッシュプレーヤーがいる。2014年に当時17歳3ヶ月という最年少記録で全日本選手権優勝!以降、順天堂大学に進学し3年生になった2018年まで、5連覇を成し遂げた日本男子のTOP選手だ。昨年の全日本では、優勝した小林僚生選手に準決勝で負け、残念ながら6連覇を逃した。その小林選手も2012年に当時最年少で全日本優勝、USAのロチェスター大学に進み、全米学生選手権準優勝という強者だ。

Ryu2林選手は大学卒業後、日本で大手外資系企業に就職しながらスカッシュを続けたものの、やり残したことがあったのか会社を辞め、PSA(Professional Squash Association)のツアーに参戦(期間限定とのこと)するプロのスカッシュプレーヤーになった。昨年から龍之介くんのPSA参戦をサポートし、応援していたお気楽夫婦は、プロになった小林選手(ホント強かった!)に全日本で完敗だった彼の進路が気になっていた。

Ryu3IGAさん、ご報告があります。卒業後、就職する会社に全面的にスカッシュプレーヤーとしてサポートしてもらって、PSAに参戦することになりました」そんな朗報が届いたのは昨年末のことだった。日本においても、世界を見渡しても、ツアーを周る(=スカッシュで飯を食う)生活ができている選手はほんの一握りに過ぎず、現在世界ランク168位の龍之介くんにとっては、きっと最善の選択だったに違いない。

Ryu4こで、彼の卒業と就職をお祝いし、ついでに(笑)一緒にスカッシュをやろう!ということになった。集まったのはお気楽夫婦のスカッシュ仲間。中には選手権参戦クラスもいるけれど、基本はお気楽なエンジョイプレーヤーだ。龍之介くんはそんなメンバーを相手に、レベルに合わせたプレーをしてくれる。PSA参戦選手と一緒にプレーすることができた友人たちはハイテンション。そのままメイン?のスカッ酒に突入した。

Ryu5まったメンバーに共通するのは、もちろんスカッシュが大好きなこと。加えて、それ以上に(?)スカッシュの後のお酒(これを業界ではスカッ酒と呼ぶ)が大好きなことだ。お酒を飲まない妻も、お酒の場は好きなので例外はないものとする。コートがある駅近くのピッツェリアで乾杯だ♬まずは生ビールをぐびり。「いやぁ〜、スカッシュの後の1杯は、ホント旨いっすねぇ〜」と、思わず呟く龍之介くんもいける口だ。

Ryu6ぇねぇ、龍之介くんって良い子だね」参加メンバーの奥さまが本人に聞こえないように囁く。子供の頃から大人たちの中でスカッシュして来たからだろうか、周囲への気遣いができ、ことば使いもキチンとしていながらも柔らかで、親しみやすい距離感を保ってくれる。そしてスポーツができて、その上背が高く甘いマスク。こりゃあ若い子たちだけでなく、オバちゃんたちにもモテるわ。つまりスター性があるということだ。

Ryu7も一緒に撮ってぇ〜♬」すっかり龍之介くんのファンになったおばちゃんたち(失礼)から、次々にリクエストが入る。はい順番にと言いながら、私はアイドルタレントのマネージャか!とセルフ突っ込み。そうか、嫌な顔ひとつせず、笑顔で写真に収まることは売出中のアイドル同様、プロスポーツ選手に必要なことなんだ。スカッシュのためにも、自分のためにも、彼は外に閉じずに、自分を開くことが大事なことだと実感。

Ryu8後に龍之介くんにプレゼントがあります!と切り出し、用意していたモエのマグナムボトルを渡す。「うわぁ!凄い!ありがとうございます」と驚くワカモノ。初々しく可愛いぞっ。PSAの大会で優勝したらまた贈るよ!とプレッシャーとエールも贈る。「はい。また贈っていただけるように頑張ります♬」という力強いことばに期待しよう。机龍之介、22歳。PSA参戦に向かって、全力発進だ!

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