ご近所再発見の日々「ムッシュ・ピエール」他

Local1城生活も2ヶ月を過ぎた。桜の季節も去り、ツツジも咲き終え、ハナミズキも間もなく散ろうとしている。わずかひと月半ほど前(3/29)には大雪だったのが信じられない陽気が続いている。ジムに通えない日々に、意識的に自宅近辺をジョギング、散歩をしているお気楽夫婦。街並みをゆったりと眺める時間ができ、季節の移ろいに敏感になった。自分たちが住む街とその周辺を再発見するのが楽しみになった。ご隠居か?

Local2いて20分、走って10分ちょっとの距離にある祖師谷公園もすっかり2人の馴染みの場所になった。春は桜の名所として蕾の時期から満開へと開花状況を観察しつつ、散りゆく花吹雪と花筏までを楽しんだ。今までこんなにじっくりと桜の花を愛でた春もなかった。そんなある日、その公園の桜の由来を示すプレートを見つけた。東京都がワシントンに贈った桜から育てた苗木が里帰りし、この場所に植えられたのだと言う。

Local3は暗渠になった烏山川、その支流の水無川や、多摩川に注ぐ仙川沿いの緑道も2人のラン&散歩のコースとして定着した。特に住宅街の中を縫うように(地下を)流れる水無川の緑道は、緑道自体の植栽と周囲の住宅の緑とが一体となって、心地良い小径として街並みに溶け込んでいる。さらには、川があった名残として、小さな橋の欄干が残されており、一つひとつに「愛橋(めぐみばし)」などとプレートが付いている。

Local5れらの川(跡)沿いに北に向かえば、甲州街道を越え、中央自動車道の高架を潜る。南に向かえば芦花恒春園や前述の祖師谷公園に出会い、小田急線の高架にぶつかる。この辺りまでがお気楽夫婦のテリトリー。この時期、芦花公園の「花の丘」が一段と見事な眺めになる。「芦花公園花の丘友の会」というNPO法人や、近隣の小中学生が丹精を込めた花壇がデイジーやパンジーに彩られた春色の巨大なタペストリーとなる。

Local6ン屋(美味しい店が前提)不毛地区と思っていたご近所に、美味しいパン屋がいくつかあったことも籠城期間の嬉しい発見だった。パン屋を巡る小さな旅は、パン好きのお気楽妻が散歩をするモチベーションになっている。2人の平日の朝食はトースト、サラダ、フルーツ盛合せが基本。トースト用の食パンは何種類か冷凍庫にストックしてある。そこに「一本堂」という人気店の焼きたて(冷凍しちゃうけどね)食パンが加わった。

IMG_7910ロンブスによるアメリカ大陸発見級のインパクトがあったのは、隣町にある「ムッシュ・ピエール」という小さなパン屋の発見だ。お気楽夫婦宅からは徒歩30分、散歩にはぴったりの距離だ。…と思うようになったのは新たな生活習慣の賜物だ。パン屋には珍しい11時という遅い時間の開店。パンが無くなったら閉店というスタイル。*2度目の訪問は3時過ぎに半開きのシャッターを開けて、最後の1斤をゲットした。

Local7ス通り沿いではあるものの、最寄駅から徒歩10分。決して便利な場所ではない。それでも先客が2組3名、しかもそれで店は満杯。そんな広さ、というか狭さだから先客が出るまで外で待つ。その間に窓ガラス越しにパンを眺め、どのパンにしようかと楽しみながら。外観はオシャレな風情ながら、中に入っても素朴な佇まい。パンの種類は決して多くはないけれど、どれも丁寧に作ってあるのが分かる。好感度高し。

Local8種類かのデニッシュを選ぶ。実は私はデニッシュLOVE。え?150円!?。小ぶりながらこの値段は嬉しい。そそくさと帰宅し、さっそくゲットしたパンをいただく。サクっとした歯応え、バターの香り、フルーツやチーズの甘さとのバランスが素晴らしい。う〜まぁ〜いっ!これは自分史上最高のデニッシュだ。「え?香港のグランドハイアットより上?」妻の問いに激しく肯く。*それまでのNo.1はGH香港のものだった。

これは嬉しいっ。かなり嬉しい。小ぶりなデニッシュだから何種類か食べられる。*グランドハイアット香港のラウンジがまさしくそんな大きさなのだ。香港まで行かずにこのレベルのデニッシュが味わえる。こうして書きながら、また買いに行きたい、食べたいと思ってしまう。何しろ2度目の訪問では売切れだったのだ。

こんなご近所再発見の日々も悪くない。ポジティブに新たな籠城生活を楽しむ、そんなお気楽な2人だった。

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