祝‼️開店10周年「ビストロ808」

808-01808-02ストロ808が開店して10周年を迎えた。世田谷の外れにある小さな店。お客さまはオーナーシェフあるいはスーシェフの友人に限られる。開店日は不定期。コロナ禍の2020年から21年にかけて、しばらく営業を自粛していた。それでも開店以来48回の営業を行ってきた。ご来店いただいたお客さまは70人以上、延べ約200人のご来店。お客さまによっては通算10回以上ご来店いただいていたり、長年来店を希望されてようやく博多からご来店いただいたりと、ある意味とても人気の店だ(笑)。

808-03808-04年ご来店いただいたお客さまは初めての方が多かった。10人ほどの皆さまが808デビュー。昨年お気楽妻が卒業した際に卒業式で(送別会)お世話になったメンバーにお礼を兼ねてご来店いただいたり、同じ世田谷に住むメンバーが集まったり、お気楽夫婦のハイアット修行にお付き合いいただいた方々など、多彩なお客さまにご来店いただいた。お気楽夫婦の住むマンションの理事の方々(今年は私が理事長をやっていた関係で)との初開催も。*30年間住み続けながら、他の住民の方々とは初めての乾杯だった(汗)。

808-13808-14多ご来店数を競う?常連のお客さまは、海外駐在から帰って久々のご夫婦揃ってのご来店。相変わらず良く飲んで、良く食べた。全員(お気楽夫婦を除き)が駐在の経験があるお客さまということもあり、お気楽夫婦の卒業旅行の画像を見ながら盛り上がった。10周年を祝う会には、リノベーションの設計をお願いした建築家の友人、スカッシュ仲間が集った。ビストロ開店10周年、つまり住まいのフルリノベーションから10年ということ。決して広くはないけれど、包まれるようなダイニングコーナーが心地良い。

808-05808-07ストロ808の最初の一皿は決まってオードブルの盛合せ。来店されたお客様にはお馴染みのパテドカンパーニュ、キャロットラペなど、定番のメニューも増えた。最初は上手く成形できなかったパテも、師匠の(ビストロトロワキャールのシェフ)聡ちゃんのアドバイスもあり、今やすっかり暗譜(レシピを見ずに作れる)料理になった。キャロットラペも暗譜メニューで、師匠のレシピをアレンジしたオリジナルの一品。お気楽妻のサラダランチ弁当には必須だった。今まで何百回作ったことか。

808-10808-06節のフルーツを使った料理もお約束。イチヂクと生ハムのブルスケッタは最近評判の良かったメニュー。薄く切ったバケットを少し炙り、クリームチーズを塗り、その上にスライスした生のイチジクとルッコラを乗せ、生ハムで包みこみ、彩りとしてグリーンピスタチオをオン。旨し。旬のタネなし柿をスライスし皮付きのままバターで焼き、モッツアレラと合わせたカプレーゼも好評。そしていずれの料理も盛付けが命。辛いけれど(嘘)これも修行と2人で外食を繰り返すのはプロの料理を参考にするため?

808-09808-082人だけの食生活でついつい使い切れずに残ってしまう食材を活用できるのはビストロ開店のメリット。ブラックオリーブの大量消費には、カブとオレンジのサラダがぴったり。彩も鮮やかな一品になる。この機会に大好きな食材を使って、自分の大好きな料理を自分で作ってしまえ!という作戦も可。鮎のコンフィなんて、作れないと思うでしょう?ところが意外にも時間さえ掛ければ(低温料理故に)おいしくできてしまう。2人だけの食卓では無理だけれど、お客さまのためであれば実現可能に。これまた旨しと自画自賛♬

808-11808-12ーシェフ(お気楽妻)の担当はメイン料理。ローストビーフや牛肉のタリアータ、ブッフブルギニオン、コックオーヴァンなど“男の料理”が得意技。盛付けは私が代わって担当するが、看板メニューを毎回楽しそうに作っている。そう、やればできる子なんです。好んでやらないだけで(笑)。そんな2人が楽しみながら素人料理を作ってお客さまをお待ちするビストロ808、不定期に営業中。メニューはシェフ任せ、ご自分たちが飲みたい、飲めるドリンクを持参していただくだけ。いつか機会があれば、ぜひご来店を!

お気楽妻の卒業旅行記(7)「Paris Squash 2024」(後編)

ParisSquash18ParisSquash16ParisSquash17Paris Squas 2024」のメイン会場「Cirque D’Hiver」は友人・知人たちとの待合せ場所にもなった。現地(シャルル・ド・ゴール空港)集合で新婚旅行にやって来た後輩夫婦とも会場前で落ち合った。指揮者を生業とする新郎は一足早くヨーロッパにやって来て、各地のコンサートホールを巡り、新婦をパリでピックアップ。会場前でそんな2人と待合せ、スカッシュ仲間の新婦と試合を観戦した後に再び合流して乾杯。不思議で楽しいひと時だった。スカッシュ日本代表の杉本梨沙ちゃんとは、彼女のヨーロッパ遠征が始まったばかりのタイミングで待合せ。一緒に試合を観戦した後に、長丁場の遠征頑張れ!とエールを贈った。

ParisSquash13ParisSquash14ParisSquash15会の途中でお気楽妻にとって楽しみなミッションが増えた。聡美ちゃんと会った際に「大会会場に置いてある(スポンサーの)ダンロップの巨大なスカッシュボールが気になる。あれが欲しい!」という妻が発したことばに聡美ちゃんが反応し、大会会場で売っているからサインをもらったら良いとアドバイス。翌日、会場でボールを発見。躊躇う妻。これは買うしかないだろう!と唆され、最後はノリノリで買い求める妻。会場で見かけた選手に声を掛け、記念撮影とセットでサインをお願いした。可愛いエラービーちゃんも、フランス男子TOPのクルーインも、WR3位のディエゴも、快く応じてくれた。「これは家宝だ!」

5D3B04805D3B05745D3B0655にとって5回目(通算では70日くらい)のParis、妻は3度目。主要な観光スポット、美術館など、行くべきところは訪れている2人。そこで今回はパリ在住の後輩(カメラマンも生業のひとつ)に撮影をお願いした。撮影場所は、訪ねたことのない新鮮な場所ばかり。さすがだ。そしてカメラを向けられてもいつも自然な表情のお気楽妻。撮られなれている、というか撮られるのが好きらしい。そのれに対して、私ときたら「IGAさん、もっとリラックスして!笑顔で!」と指示されてばかり。やれやれ。それでも根気良くシャッターを押し続けてくれた後輩のおかげでとても良い記念になった。多謝。…でも撮られるのは苦手。

IMG_4469 2IMG_4643IMG_4655のぴあ時代の後輩とは、Paris在住20年、パリのガイドブックを複数の出版社から13冊も出していて、掲載している写真は自分で撮影したものがほとんどというプロカメラマンでもあり、「ほぼ日」の連載も持っている人気のブロガーでもある「とのまり」こと、とのまりこさん。撮影をお願いしただけではなく、何度か一緒に美味しい食事をしたり、パリ在住ならではの視点で街を案内してもらったり、アドバイスをもらったり、滞在中ずっとお世話になりっ放し。お住まいに2度までも招かれ、パリ生活のリアルも体験できた。知人のアパルトマンを借りて長期滞在したらどうかという嬉しいお誘いも。うーむ、魅力的。

「やっぱりパリの方が好きかな♡」今までパリ派の私に対して、NYC派だったお気楽妻。今や完全にパリ派、ヨーロッパ寄りに改宗した模様だ。確かに以前より英語を使ってもらえる(ラグビーのWCやパリオリンピックで変わってきたらしい)ようになり、街は美しく、食べ物は美味しいし、妻はとても居心地が良さそうだ。

…これにて(本当に?)お気楽妻の卒業旅行は北米編に続き、ヨーロッパ編も無事に終了。どうやら長旅にも慣れてきた。とは言え、時間は有限。健康寿命が尽きる前に行っておきたい国もまだある。お気楽さに磨きをかけて、時間もお金も有効に使える内に使うことをモットーに旅を続けよう♬「で、次は?」「え”?」

お気楽妻の卒業旅行記(6)「Paris Squash 2024」(前編)

ParisSquash01ParisSquash02ParisSquash03気楽妻の卒業旅行、7月の北米編と9月のヨーロッパ編に分けたのにはいくつか理由があった。その最たるものが、パリにスカッシュの大会を観に行く!というもの。「Paris Squash 2024」という大きな大会が9月に開催され、そこに日本女子TOPの渡邊聡美ちゃんが出場する!だったら応援に行こう!というお気楽夫婦にとっては重要なミッション。初戦の会場は偶然にもパリ在住のぴあ時代の後輩が住む街に近いどころか、お子さんが同じ施設のサーフィンスクール(なぜパリで?なぜ室内で?)に通っているということが分かった。さらには休み中に体験スカッシュに参加し、またやってみたいと言っているらしい。これはもう彼らと一緒に行くしかない。そして一緒にスカッシュするしかないだろう。

ParisSquash04ParisSquash05ParisSquash06会初日の午前中、コートを予約し会場へ。すると、試合に備えて練習をしたり調整している出場選手たちが大勢いるではないか!一人打ちをしているのはウェールズのジョエル・メーキン(WR8位)だ!ストレッチをしているのは妻が大ファンのUSAのアマンダ(WR16位)だ!と写真を一緒に撮ってもらい、うぉっ!コートサイドにはエジプトのエラービーちゃん(WR8位)が!やっぱり可愛いぜっ!と2人でテンション上がりっぱなし。後輩の息子くんと一緒にスカッシュを楽しんだ後は、近所のコインランドリーで洗濯し、その後に彼らのご自宅に招かれ、のんびりと夕食。まるでパリに住んでいるような時間の過ごし方。

ParisSquash07ParisSquash08ParisSquash09心の聡美ちゃんの試合の応援は、残念ながらアマンダに1−3で敗れ、メイン会場で行われるRound2には進めず(涙)。試合中は息子くんが応援で大活躍。テニスも習っているとのことで、絶妙なタイミングで「頑張れ!」と声援を送る。子供の声で、それも日本語での(フランスで生まれ育った彼はバイリンガル)声援は聡美ちゃんにも届いたらしく、試合後に写真を撮ってもらった際にもお礼を言われていた。息子くん(ぴあ時代の後輩のブログではプチモンスター:プチモンと呼ばれている)、やるじゃん!後日開催した「聡美ちゃんお疲れさまの会」でもヤンチャながらクレバーな彼はすっかり人気者。

ParisSquash10ParisSquash11ParisSquash12Paris Squash 2024」のメイン会場は「Cirque D’Hiver(冬のサーカス)Bouglione」という常設のサーカス小屋。この会場がとてもステキ♡なのだ。1852年(170年以上前!!)に建てられたという歴史ある建物の中央に4面ガラスのコートが建てられており、会場に入った途端ワクワク感が炸裂。座席の赤と、コート周辺の青系の照明のコントラストが幻想的で、司会が団長のコスチュームを纏っていたり、バックステージから延びる階段を降りて選手が登場したり、サーカスの演出を取り入れたエンタテインメント感が満載。素晴らしい!

これがパリオリンピックの公開競技(2028年のLAオリンピックで初めて正式競技となる予定)にでもなって、この会場を使ってくれていたら、どんなに世界中にアピールできたことか(涙)。そしてこの会場で聡美ちゃんの試合が観たかった(号泣)。残念。

*そして後編に続く。

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