お祝いフライドポテト❤️「New York Bar」

NYbar1年もこの場所でおめでとう!の乾杯ができた。去年も、一昨年も、ここで2人だけでお祝いをした。新宿西口、パークハイアット東京の最上階にある、New York Bar。このホテルが開業した1994年、早々にこのバーにやって来た2人。前年に付き合い始め、その年に一緒に住み始めた。その後も、2人に何か良いことがある度に、このバーにやって来て乾杯をした。遠くには行けないけれど、のんびり過ごしたい日にこのホテルに泊まった。2人にとってはお祝いをする場所、すなわちハレの場(Bar)なのだ。なのに、その日はあいにくの雨。それも夜景が楽しめないどころか、窓のすぐ外には霧が立ち込め、見えるのは真っ白な風景だけ。「17年前もこんな天気だったね」と妻。そうなのだ。このホテルで結婚パーティをした日も、こんな雨の日だった。

NYbar2日は晴れると良いね」その日は、ある企画の打合せでホテルを訪ねていた。17年前のパーティも担当していただいた方が、偶然にも今回もご担当していただくことになった。他のハイアットに何度か異動され、部門のTOPとして帰って来られたタイミングで再会した不思議なご縁。17年前に唯一心残りだったのがパーティ会場からの眺望。美しい夜景を眺めながら、友人たちと過ごしたかった。なのに叶わなかった。だから今回こそは是非晴れて欲しい。「そして、今年もシーザーとポテトを食べるぞ!と」去年も、一昨年も、この店で記念日に決まって食べるのはシーザーサラダとフライドポテト。少食の2人がNYグリルで食べるには一皿のポーションが大き過ぎ、この店でたっぷりのポテトとサラダのメニューがちょうど良いのだ。

NYbar3めでとうございます!」お腹いっぱいだぁと頷きあったところに、キャンドル付きのプレートが登場。豪華なデザートの盛合せに「Happy 17th Wedding Anniversary」というメッセージまで添えられている。「N田から言付かっております」とサービススタッフ。その上、写真まで撮ってくれると言う。ちょっと前からデザートを出すタイミングを計っていたらしく、どうやらミッションを無事に終え、彼らもホッとした様子。N田さんによろしくお伝えくださいと謝意を伝える。それにしても、さすがのサービス。N田さんとの打合せも、会場の下見もソコソコに、是非一杯お付き合いくださいとお誘いいただき、ホテル内のピークラウンジでシャンパンをいただきながらの雑談や、ホテル(ハイアット)談義だったのだ。なんて楽しく美味しい打合せ♬

NYBar5年もここでポテト食べてるのかなぁと独り言つと、「きっと食べてるね」と妻が笑顔で断ずる。「冷めてもカリカリして美味しいし、何たってボリュームがスゴイよね」と妻が続ける。むむ。そんな意味で言ったのではないんだけどなぁという顔をすると、妻は分かってるよと笑顔を返す。2人にとって、きっとこの“ハレの場”の“ハレの料理”がフライドポテトなのだ。毎年の結婚記念日に、NYバーでフライドポテト♬…とびきり豪勢なような、そうでもないような、けれど断定すれば、つくづくお気楽な2人にはぴったりだ。“お気楽”な生活は妻の信条。お気楽と言い切る生活をするためには、人知れず努力や我慢も必要だ。ネガティブな発想を(長くは)持たず、否定的な発言をしない、そんなことも。お気楽妻がお気楽であり続けるために。

しいこと考えていれば良いんだよ」とお気楽妻。彼女はいつも自分の前に、カレンダーの先に、ニンジンをぶら下げる。それは、平日の夜にジムに行くとか、誰かと食事に行くという小さなイベントだったり、親しい友人たちと一緒に旅行に行くという大イベントだったり。今が嫌だから先を見るのではなく、今が大変でも先にある“イベント”楽しみに頑張るために。「だから来年もここでポテトを食べよう!」了解♬2人のお祝いフライドポテト。

絶賛継続中♬「お気楽妻誕生日❤️お祝い週間」

BD1BD2切にしときました」あ、ダメだよ大将、こっそりお願いしたのに、ナイショにしとかなきゃ!馴染みの鮨屋「鮨いち伍」に入ると、他に客はおらず、入って早々にそんな軽口を大将と交わし合う。こんな遣り取りができるようになって、早や10年近く。年に数回の似非常連客ではあるけれど、やはりこの店はお気楽夫婦にとって大切な1軒。歩いて行けるご近所にあって、丁寧な仕事で且つエッジの立った鮨(どんなだ?)を、地元価格で食べられる嬉しい店。「寿司はこの店でしか食べなくて良い!」と言い切る、お気楽妻の誕生日を祝うにはぴったりだ。白木が清々しいカウンタ席に並んで座れば、少食の2人に合わせたペースでお任せの握りが供される。

BD3BD4布締めが好きなんだよねぇ」アオリイカに続いて、タイの昆布締め。妻の大好物。ひと口に頬張り、満面の笑みになる。「これこれ♬」この店の赤酢を使ったシャリは、硬さと言い量と言い、実に良いバランス。鯵、マグロなどの後に、待望の煮ハマ。ん、これだ。馴染みだった鮨屋の板さんが辞め、新たな鮨屋を探していた頃、この店の煮ハマに出会った。煮ハマが大好きなお気楽夫婦。ひと目惚れならぬひと舌惚れだった。以来、自ら望んで他の鮨屋に行ったことがない、というのが妻の自慢。とは言え、そうそうこの店に伺える訳ではないから、逆に寿司を食べる機会が減った。そんな曰く付きの店。シメは貸切の(笑)店内で、大将と女将さんと一緒にお祝いの記念撮影。

BD5BD610月はイベント続きの月。毎年10月の連休に自由が丘では「女神まつり」が開催される。仕事半分プライベート半分で、毎年スカッシュ仲間の役員秘書を誘って出かけるのが恒例。天候に恵まれたこともあり、南口の緑道の賑わいは例年以上。混雑を避け裏道を通り、新しくできたショコラティエ「マジドゥショコラ」にお連れすると、スイーツ番長でもある役員秘書の喜び大爆発!チョコレートクッキーなどを大人買い。「良い!この店、良い感じ!」とお気に入りのご様子。お気楽妻にはないこのテンションの高さが嬉しい。ご案内し甲斐があるというものだ。そして夕食は、やはり新規OPENの「ラテグラフィック」へ。この店も開店早々から行列ができたなかなかの人気店だ。

BD7BD8ーストラリアのカフェがコンセプトのこの店、朝食からきちんと楽しんで欲しいと、朝早くから営業。料理もなかなかのモノ。「どれも美味しいねぇ♬」役員秘書もすっかりご満悦。夫婦2人で来た時には食べきれないだろうとオーダーできなかったピザや、妻の好物エッグベネディクト(夜もOK)などを3人でぱくり。その後、妻が化粧室に立った隙に「パンケーキに誕生日おめでとうのメッセージを頼もう」と、女子力の高い役員秘書が囁く。ほぉ、なるほど。イイね。何も知らずに戻って来た妻、素知らぬ顔の2人。すると、そこにメレンゲ入りのふわふわパンケーキが登場。「えぇ〜!嬉しい!ありがとう♬」数日遅れのハピバ!さらには、彼女からプレゼントまでいただいた。

生日は幾つになってもイイね」54歳になったばかりの妻が微笑む。友人にも恵まれた。ありがたいことだ。そして私はと言えば、“お気楽”妻がずっとお気楽にいられるように、誕生日を迎えることが嬉しいと思えるように、一緒に楽しく年齢を重ねられるように、決して頑張っているようには見せずに、日々密かに頑張っている、そんなおやぢになりたひ。…お気楽妻の誕生日祝い、絶賛継続中♬

幸福のランチ♬「用賀 本城」

Honjo1Honjo29に本城さんのランチいかが?明日トライするかも。寝坊しなかったら(笑)」初夏の頃、突然スカッシュ仲間の受験生の母からメッセージが届いた。人気の京料理の店「用賀 本城」は、特にランチが大人気。翌々月のランチ予約を1日に開始する。すなわち、9月に訪問するためには7月1日に電話するか(これが繋がらない)、店に並ぶしかない。幸い彼女は店の近くに住んでいるため、(頑張って並べば)その狭い門をこじ開けることができるのだ。その作戦で何度かランチ♬したものの、彼女がフルタイムで働き始めてからは作戦休止。今回は7月1日が土曜ということもあり、久しぶりのチャレンジ!楽しみだ。

Honjo3Honjo4は♬ 10人めだよ!」翌日、店に並んでくれた受験生の母からメッセージが届いた。「そして後ろに5人並んだ…」実況中継が続く。そして数分後、「月末にカウンタ席4人で取れたよ!チームIGAで来ます!って言ったら笑われた(笑)」と戦果の報告。グッジョブ!「たん熊北店」で修行し、パリの日本大使館の公邸料理人として活躍した本城さんの京料理は絶品。そして、そもそも「用賀 本城」は20席ほどのこぢんまりした店。その上、彼の仕事が眺められる一番人気のカウンタ席は7席のみ。さらに、夜のコースと遜色ない内容の会席コースで3,500円!夜が6,000円のコースからということからしても、そのお得感が分かるというもの。なかなか予約ができない程の人気は当然か。

Honjo5Honjo62ヵ月後、待望の本城ランチをスカッシュ仲間4人でいただく。スペシャルゲストは、つくば学園都市からわざわざやって来てくれたマダム。昨秋、一緒につくばで“オトナの遠足”をしたメンバーだ。「久しぶりだねぇ♬」京都丹波のスパークリングワインで乾杯。くぅ〜っ、昼酒は実に旨い。白身魚に生海苔、カブに菊花、絶妙な食材の組合せが続く。本城さんの料理は伝統的な京料理に、果敢に斬新な食材を加えてきたり、他国の料理のエッセンスを加えたり、何度お邪魔しても飽きない工夫がある。その日も、ジャガイモのソースの上にカリッと焼いた鮭、その上にジャガイモのフリットとイクラという目にも舌にも歯触りも楽しめる一皿が絶品。実に幸福な味。参りました。

Honjo7Honjo812月も予約しようよ!」久しぶりの本城さんランチに感激した受験生ママが囁く。翌日は1日。なるほど。「良いねぇ♬だったら大勢で来ようか!」とマダムも賛同。何せ写真の6皿に加え、キノコご飯に味噌汁、デザートまで付いて3,500円。お得でゼータクなランチだ。そこに「11月からようやっと上げさせてもらいます」と本城さん。それは良かった。以前から、お気楽夫婦を含めた常連客から「安すぎる!」「上げたほうが良い!」と言われ続けたランチ会席。1,000円上がって4,500円。「内容は良いもんにします」と続ける本城さん。彼の料理と人柄で、価格に関わらず人気を維持するに違いない。「いやぁ、ドキドキなんですわぁ」きっと彼の心配は杞憂に終わるのだろう。

城さん、並んだよ。今日も10番目!後ろにも10人くらい!すごいね」翌日、店に並んでくれた受験生ママから実況中継が入る。「す、凄い!朝の9時だよ!」マダムの感想もごもっとも。値上げしても本城ランチ人気は不動だ。「カウンタ席7人、取れたよぉ〜っ!」ありがとう♬「友達同士で並んで何度も予約取ったり、並び直して取ったりしてるよ!」と中継は続く。「みんな幸福になりたいんだね」とお気楽妻。それにしても恐るべし「用賀 本城」“幸福ランチ”予約。そして持つべきものは(店の)ご近所の友。では、年末に“幸福ランチ忘年会”で!

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SINCE 1.May 2005