天空のジムと部屋飲みと♬「パークハイアット東京」

Ph1Ph2ークハイアット東京滞在の楽しみのひとつは、天空のジムとスパにある。45階にあるロッカールーム(これがまた素晴らしい施設なのだ)で着替え、専用エレベータで47階に上がると、ピラミッド型の天井や東西南北全てのガラス窓から陽光が溢れるプールが広がる。この眺めが実に爽快。さらに、プールの左右にはジムがある。西側は筋トレ系のマシンジム、都心を望む東側にはカーディオ系マシンとスタジオという配置。この東側のジムで、新宿御苑や神宮外苑の緑と新宿や赤坂・六本木方面のスカイスクレーパーを眺めがら、クロスウォーカーで汗を流すのがお気楽夫婦のお気に入り。まさしく天空のジム。ウェアとマイシューズを持参し、2泊3日の滞在中に3回もジムに通う。*ロッカーを使わず、部屋で着替えてジムやプールだけの利用なら宿泊者は無料。

Ph3Ph4を流した後は、スパでのんびり過ごす。このスパを利用するためには宿泊者でも別途料金が必要。2泊する理由はそこにある。有料であってもこのスパは魅力。そして、どうせ利用するならのんびりしたい。そこで滞在2日目の午後は、ジムとこのスパに篭るという作戦だ。大きなロッカーにはそれぞれ表に大きな鏡が付き、外光溢れる明るくゆったりとした作り。厚手のバスローブと大きなバスタオルを担いで(実際重いのだ)スパへ向かう。中央にジャクージ、周囲には何種類かのサウナ。ゴージャスな造りだ。ただし湯温が高いため、さほど長居はできない(笑)。シャワーを浴びた後はバスローブのままで、広々とした休憩スペースへ。革張りのリクライニングソファでリラックス。至福の時間だ。と、絶妙なタイミングで喉が渇き、ビールを求め客室に戻る。

Ph5Ph6い部屋に宿泊するメリットは、友人たちを招いて“部屋飲み”ができること。ビールを飲みながら友人たちの到着を待つ。初日のゲストは肉部所属のI葉夫妻。「きゃぁ〜っ!凄い部屋ぁ〜っ!」と、まずは客室内探索。落ち着いたところで食事の準備だ。メニューはデパ地下で買ってきてもらったパテドカンパーニュ何種かと、ホテルのデリカテッセンで購入し、ルームサービスにしてもらったサラダ各種。実はこれが裏技。前回の滞在の際に、皿に盛り付けて持って来ていただき、すっかり味を占めた。ワイングラスはもちろん、取り皿やカテラリーも人数分用意していただける。なのに、ルームサービスメニュー価格よりも格段にリーズナブル。まずは、ホテルにいただいたシャンパンで乾杯!そして、さらに4本(!!)も持参していただワインも完飲。楽しい夜だ♬

Ph7Ph82日目の夜は女子会。世田谷マダムお2人と、若手女子をお招きした。「わぁ〜っ!凄い豪華なお部屋ですねぇ〜っ」前夜と同様の反応だが、そこは世田谷マダムたち、すぐに落ち着きを取り戻す。そして、さっそく持参したワインを冷やすクーラーなどをルームサービスにお願いする。その日のメインはローストビーフ!前日持って来ていただいたベビーリーフを合わせて盛り付け。お皿はもちろんホテルからお借りする。「乾杯!」その日もシャンパンでスタート。連日豪華な夕食だ。「ミックスフルーツ持って来たんです」とイチゴやメロン、ブルーベリーが美しく並べられているのは、なんと重箱!さすが。「頑張りましたぁ。食べましょ♬」一見のんびりしていながら、実はしっかり者の奥様が笑顔でフルーツをおススメ。シャンパンに良く合う。嬉しい夜だ♡

齢を重ねるにつれ、物欲はどんどん減退し、“消えモノ”消費が増大しているお気楽夫婦。高価な時計などは欲しくないけれど、ゼータクなホテルにはヘーキで泊まる。ブランド物のバッグは買わないけれど、仲間たちと美味しいモノを食べに行くことには積極的。消えてしまうけれど、記憶には残る楽しい時間を求め、消費する。自分たちの住まいよりも広い部屋に泊まり、高くて買えない!と買うのを止めたスーツより高い宿泊代を支払う。「そう言えばそうだね、2泊でけっこう良いバッグ買えるもんね」とお気楽妻は意に介さない。価値観は人それぞれ。仲間たちと楽しくゼータクな時間を過ごした3日間だった。

理想のアーバンリゾート「パークハイアット東京」

ParkHyatt1ParkHyatt25月の連休は、妻の両親が住む浜松で過ごす。お気楽夫婦にとって、それが恒例のスケジュール。ところが、今回は「今年は来ないで!」と義母から連絡があった。何事かと聞けば、「あなたたちの泊まる部屋がないのよ」と義母。え!と驚いて重ねて尋ねると、マンションの大規模修繕が行われており、ベランダの鉢植えなどを全て室内に収容しなければいけない事態となったのだと言う。ふぅ、やれやれ。では、せっかくだからどこかに出かけようかと気持を切り替える。桜が咲く函館を訪ねる、金沢に美味しいモノをたべに行く、京都は…。けれど、GWはどこも混む、移動に時間がかかる。だったら、都内でのんびりと過ごそうか。と、お気に入りホテルを予約する。

ParkHyatt3ParkHyatt4ークハイアット東京」…それがお気楽夫婦のフェイバレット・ホテル。格安のプランを使えば、パークスイートという一番小さな(それでも100㎡もある)部屋がスタンダードルーム並みの料金で宿泊できる。そこに2泊して、日中はジムで汗を流し、夜は友人たちと“部屋飲み”という計画だ。チェックイン後、案内された部屋のドアを開けると、いつもの部屋の様子と違い妙に広い。ん?遠くに見えるのはグランドピアノ?リビングルームに入る前に左手を見ると、大きなティテーブルとソファセットが鎮座するベッドルームが。んん?この部屋だけでもスタンダードルーム並みの広さ。あれ?と口に出すと、案内してくれたスタッフが、気がついていただけましたかという顔で微笑む。

ParkHyatt5ParkHyatt6バナナーズ・スイートをご用意させていただきしました」と言うスタッフに「やっぱり、そうですよね。あれ?ピアノがあるって、びっくりしました。ありがとうございます」と、何事にも動じないお気楽妻が、さすがに嬉しさと驚きを隠せない様子で感謝のことばを伝える。続いて案内されたのは、びっくりのバスルーム。なんと、4人は一緒に入れそうなサイズの檜風呂。独立したシャワーブースはマッサージシャワー付き。洗面ボウルは2つ。クローゼットはベッドルームと水回りの間をつなぐウォークスルーの2way。広いトイレがあると思っていたら、ゲスト用にも入口横にももう一つ。140㎡の広さということだから、我が家の倍以上!ふぅ〜っ。すごい部屋だ。

ParkHyatt7ParkHyatt8日こんな風景を眺めながら過ごせたらいいね」窓から都心を望む眺望に、妻がため息をつく。新宿のスカイスクレーパー、新宿御苑や神宮外苑の緑、遠くにはスカイツリーも見える。毎回お馴染みのゼータクな風景だけれど、こんな豪華な部屋から眺めると、さらに味わいが増すというものだ。そして荷物を広げる前に、2人で室内の撮影大会。それにしても、どこを撮ってもフォトジェニックでスタイリッシュなスイートルームだ。と、そこにルームサービス。あれ?何も頼んでいないがと、出てみると「Nからでございます」と運び込まれたのはワインクーラーの中に鎮座するシャンパン!さらにはオリジナルのギフトと嬉しいメッセージカードまで添えてある。サプライズ!

ParkHyatt9N氏という方は、以前お気楽夫婦がこのホテルでパーティを行った際の担当者。そして、来年パーティを開きたいと相談に伺ったところ、10数年ぶりに再会。すっかりお偉くなっていた。今回の滞在をお知らせし、パーティ当日に宿泊したい部屋の内覧をお願いしたところ、自分はお休みだけれど手配しますと言いながら、こんなサプライズも用意してくださっていた。きっと、今回のアップグレードも彼の仕業に違いない。感謝。彼に限らず、こんな気遣いをスマートにやってしまうスタッフたち。だからこのアーバンリゾートは止められない。新宿の副都心からはやや遠く、適度な距離がかえって隠れ家度を増し、小さなエントランスや分かりにくいフロントなど、まさしく都会(アーバン)なのに、ゆったりと滞在(2泊だけだけど)するリゾートに相応しい。お気楽夫婦にとって、理想のアーバンリゾートだ。

愛人たちとの夜♡「遠藤利三郎商店 神泉」

Lovers1Lovers2谷駅で待ち合わせ、道玄坂を一緒に並んで上る。道玄坂上の交差点を右に折れるとホテル街だが、その日は交番を行き過ぎ、右斜めの緩やかな坂を下る。坂の両側にはこぢゃれた店構えのビストロや立飲みバーが並ぶ。「ここも良さそうな店だね」愛人Aが呟く。じゃあ次はその店に行ってみようかと答える。彼女と向かったのは「遠藤利三郎商店 神泉」というワインバー。カウンタ席に並んで座り、顔なじみのスタッフに最初の一杯をお願いする。吹抜けの2階の天井まで続くワイン棚を眺めながら乾杯。「良い店だね。来てみたかったんだ」と愛人Aが満足気に微笑む。私が妻と通っていることを知り、興味を持ったらしい。ふふ、愛いやつ♡「料理もオシャレで美味しいね」と、何杯目かのワインを味わっているところに妻が登場!束の間の愛人TIMEは終了だ。

Lovers3Lovers4ンナさまをホントにお借りして良いんですか」愛人Bが念を押す。春に忙しい妻。ひとり飯が嫌いな私。そこで妻が深夜残業で遅い日に、ご一緒していただくお相手を探すのが恒例。その日はスイートな見た目とビターな言動のギャップが魅力の愛人B。向かった店は「ビストロ・トロワ キャール」という馴染みの店。「今日はお2人ですか」とシェフの聡ちゃん。後から妻が来るまでの愛人飲みだと答えると、マダムのまゆみちゃんのツボに入って大笑い。む、やはり行きつけの店で女性を口説くのは不可能だ。先日の愛人Aとのエピソードを話題にすると、「奥さまの話は良いけど、他の愛人の話をしちゃいけません」と、ぴしゃり。愛人道(?)を説かれる。ふぅむ、なるほどとメモ。そこに正妻登場。「愛人飲みからの正妻合流、ハマりますね」と良いノリだ。

Lovers5Lovers6泉の店は行ったことがないんで、行ってみたかったんです」と愛人C。私に社交辞令は通じない。さっそくお誘いして愛人飲み。押上にある「遠藤利三郎商店」本店に行ったことがあるという彼女は、お酒が大好きで、堂々たる酒豪。センベロの店から小洒落た店まで守備範囲も広い。「きゃあ、ステキな店ですね」しっかり者なのにテンションも高い、お誘いし甲斐のある愛人C。「わぁ、嬉しい」料理を取り分けサーブすると、ストレートに喜んでくれる。ふふ、オヤヂのツボを心得ている愛人の鑑。さすが可愛い後輩だ。そこに遅れてやって来た彼が登場。「俺の女に何をする!」的な小芝居を期待していたのだけれど、店の雰囲気にやや押され気味。3人で改めて乾杯。アウェイ感溢れる彼、店の雰囲気を楽しむ余裕の彼女、見ていて飽きないカップルだ。

Lovers7Lovers8しかったねぇ。またバドやりたいね」愛人Aが再度登場したのは、愛人らしからぬ健康的で健全な場。アリーナ付きのスポーツクラブでバドミントンを楽しんだ後に、スカッシュでダメ押し、シャワーを浴びた後のビールは旨いぞ!という企画だ。二子玉川の老舗ヴェトナム料理屋「ジャンズ」で乾杯。先日の愛人飲みの話題になり、「1ミリも艶っぽい雰囲気にならなかったね♬」と朗らかに笑う愛人A。2人の時間はとても楽しかったし、話題は健全なモノばかりではなかったけれど、しっとり系の空気感が生まれる気配は全くなかった。だから、大勢で(妻も含めて)ワイワイと楽しめる。みんなで一緒に美味しいお酒が飲める。その日も全員で2軒めに突入!仲間と一緒に嬉しく、スポーツの疲れが心地よく、愉しい夜が更けていった。

れにしても、マメだよね」と、半ば呆れたようにお気楽妻が言う。そう、誰かがマメに動かないと、繋がるモノも繋がらない。誰かが誰かに会いたいと、強く思わないと会えない。何時でも会えると思っていたら、愛する人たちともう二度と会えずに終わるかもしれない。会いたいと思った時に会えなくなるなら、会える時に会っておきたい。年齢を重ねる度に、そう思う。きっと2人で会うなどという貴重な機会など、そうそうはない。“愛人”ごっこは、その象徴。「でも、会っておきたい男性はいないの?」あれっ!? …そして、愛人飲みを許せる妻に感謝。

002277470

SINCE 1.May 2005