愛校心♡覚醒「スカッシュOB&OG会」

Kokudai1Kokudai2には愛校心(出身大学の)というものがない。と、思っていた。学生時代はアテネフランセ(以下アテネ)に通い、その授業スケジュールを最優先。その合間に大学の授業を入れていた。大学の友人よりもアテネの友人たちとの付き合いの方が、深く長く、自分の出身校はアテネと思っていた。ところが、スカッシュという日本ではマイナーなスポーツをやっている、同じ大学の後輩がいる事が分かった。それも可愛い女子が2人も。急激に私の中に愛校心が芽生えた。1人はスカッシュバカ(大好き)カップルとして有名な女子。もう1人はスカッシュ同好会すらなかった母校にも関わらず、インカレ個人戦で上位入賞を果たした女子。その上前職の会社の後輩!これはOB会を結成せねばだ。

Kokudai3Kokudai4カッシュを一緒にやった後、ご近所の四川料理屋へ。スカッシュ大好き女子の飲みっぷりは何度か酒席でご一緒して知っていたが、大学と会社のW後輩女子も「弱くはないです」と、自ら酒豪宣言。これは嬉しい。さっそくビールで乾杯。会員3名、お隣の大学だった誼でお気楽妻は準会員、スカッシュバカップルの彼も名誉会員として認定。この瞬間、K大學スカッシュOB会が結成された。「焼餃子も水餃子も美味しい!それにお酢と胡椒いいですね♬」焼餃子をお酢と胡椒で食べると美味しいよと、先輩からのアドバイスを素直に聞き、さっそく試した後輩女子が微笑む。「若い子たちは良いわねぇ。ウチの客は年寄りが多いからさぁ」と、店のオバちゃんも実に嬉しそう。同感。

Kokudai5Kokudai6生日おめでとう♡」2次会会場は「BAR808」。そこでスカッシュ大好き女子にサプライズ企画。Facebookで前日が彼女の誕生日だったことを知ったW後輩女子から、可愛いポーチのプレゼント。お気楽夫婦からはご近所の名店「Patisserie Yu Sasage」のバースデーケーキ。「ありがとうございます!嬉しい♡ほら、こんな風にやるんだよ!」彼女の誕生日当日に、何とノープランで臨んだという彼にお小言。うはは。相変わらず不思議なカップルだ。飲んべの女子OGの2人は、母校がある渋谷の話(「やまがた」という老舗居酒屋が再開発で閉店!とか)だったり、下心満載の男子からの酒の誘いを受け、相手を先に潰してしまったりと共通点も多く、後輩好感度もアップ。

Bar8081Bar8082、ウィスキーだけはダメなんですよ」とスカッシュ大好き女子が言えば、「前回お邪魔した時のジンライムが、ほんっとに美味しかったんです」とスカッシュバカップル男子が続ける。ん、ではまず彼女にはブッシュミルズのロックを、彼にはライムの代わりにレモンで作ったタンカレーのジンレモンを。「わぁ、良い香り。軽やかで飲みやすい」と飲んべらしく反応よし。「これも美味しいです」と言う彼の反応は軽くスルー。「え、このウィスキーのグラスは全部バカラ?」目敏い後輩女子。美味しい酒は、気に入ったグラスで飲むとなお美味しい。では次はこれを試してみてと「ボウモア」をストレートで。「うわっ!すごい香り!でも美味しい♡」飲んべ女子、覚醒。

生日後夜祭に素敵なサプライズ、あんな苦手だったウィスキーも飲めて、最高の夜でした!」「今日はホントに楽しかったです!スカッシュよりも中華料理とBAR808の酒の美味しさが…」可愛い後輩女子たち(すっかり先輩気取り)からメッセージが届いた。…実感。愛校心とは、学校そのものよりも、人によって生まれるものなのだ。教師や同級生、先輩、後輩との関係によって愛校心が育まれ、繋がっていく。その日、スカッシュOB会と同時に、母校への新たな愛校心が生まれた。後輩女子たち、実在しないK大學スカッシュサークルのOB&OG会またやるよ!

2017年も不定期営業中♬「ビストロ808」

808−1808−6シャン楽しみだぁ♬」「わくわく」「期待してまぁ〜す!」来店予定のメンバーの間でLINEのトークメッセージが飛び交った。新年早々シェフが風邪をひき、当初の開店スケジュールを延期。お気楽夫婦の香港旅行などもあり、2017年の営業開始が遅れに遅れたビストロ808は、2月末にようやくOPEN。開店を待ちわびたスカッシュ仲間たちが集まった。最初の一皿はオードブル盛合せ。パテドカンパーニュは、レシピを少し変更し、さらに冷蔵庫で一晩寝かせる際に重石を乗せて固めるという改良を加え、前回の失敗をリカバリ。ようやく満足できる水準となった。プティトマトのマリネにはローズヒップのジュレを加え、ランチということもあり全体に控えめな量で盛付ける。

808−3808−2テ美味しいぃ〜っ!さすがっす♬」「ジュレがオシャレ!」出だしはなかなか好評。ホッと一息ついて、昼から飲むシャンパンは幸福の味。さて、ここからが肝心だ。全員が2度以上の再来店のため、定番モノ以外は同じ料理がなるべく重ならないように、メニューを工夫する必要がある。まずはご近所のトラットリアのシェフに頂いた「塩レモン」を使った料理。塩レモンを塗した鶏の胸肉を焼き、芽キャベツやペコロスなどと一緒にストウブで蒸し焼きにしたホットサラダ。「うまっ!」酸味の利いた鶏と野菜の組合せが良い感じ。続いて鴨のローストとタマタマ(完熟金柑)のサラダ。美味しいねと言い合いながら、そのネーミングに世田谷マダムたちがお上品に大喜び。うはは。

808−7808−5ーシェフの妻が担当したのはメインのブイヤベース。前夜から野菜ベースのスープを拵え、有頭エビ、アサリ、タラなどを一緒に煮込む。それまで何度か試した(試作は自分たちで味わう)レシピの中で、最も気に入ったモノをチョイス。煮込んだ野菜は食べず、トマトは入れず、サフランの黄色が映えるスープ。ん、まずまず良い出来だ。料理はレジャーと割り切る妻は、普段はほとんど料理をしないが、友人たちをもてなすビストロ営業の時には実力を発揮する。メニュー選定の際はもちろん彼女の最終決議が必要だし、当日の料理を出す順番に気を配り、食材に偏りはないかと配慮する。いわゆるビストロの“マダム”役であり、オーナーシェフならぬオーナースーシェフ。

808−4808−8イン料理を食べ終えた後は、チーズを食べながら何本目かのワインを抜栓。1人1本以上飲み終えたワインが、さらに1本空になる。ビストロ808は自分の飲みたい飲物を持参するのがルール。各自持ち込んだワインはすっかり蒸発し、ビストロの在庫お手頃ワインに手を出す頃には、すっかり皆ご機嫌。その後に、サプライズのバースデーケーキが登場して、酔っ払いパワーが炸裂する。2月生まれの参加メンバー3人と、やはり2月生まれのシェフが入り乱れてハイタッチ。その後も床の上でストレッチをしたり、お気楽夫婦の本棚を眺め貸出を希望したり(何冊か貸したけれど、無事に帰ってくるのか)、自由な振る舞いの酔っ払いたち。すっかり夜も更け気が付けば開宴からはや8時間。

美味しかった!流石っすね〜」「ご馳走様でした〜。安定した美味しさで★★★★★」と帰路に付いたメンバーたちからラインのメッセージが飛び交う。「楽しかった!また来てね♬」お気楽妻もすかさず返信。その日のゲストたちが帰ってから、わずか30分も経たず、あっという間に店内はすっかり現状復帰。すっかり酔っ払ったシェフはバスルームでうたた寝。全く酒を飲まない妻が、皿を洗い、グラスを磨き、棚に仕舞う。オーナースーシェフは後片付けのプロでもある。…と、誉めておくのが夫婦円満の秘訣でもある。そんな2人がゲストをお迎えする「ビストロ808」は、今年も不定期ながら好評期営業中♬

いくつになっても♬「Happy Birthday to us!」

Birthday1Birthday22月生まれの友人たちが多いということを知ったのは、ここ数年のこと。*facebookで半強制的に知らされる、というのが正しいけれど。スカッシュ仲間だけでも、1日、4日、5日、7日、8日、9日、11日…と続く。例年、誕生日が近いスカッシュ仲間の役員秘書と一緒にお祝いをしていたのだけれど、今年はさらに2人の水瓶座スカッシュ仲間を加え、4人分をまとめてお祝いしよう!という企画になった。会場は「ビストロ・トロワキャール(3/4)」。参加するメンバー全員が馴染みの店だ。ところが当日になり、お祝いされるべき1人が風邪でダウン。まさしく3/4。5人で3人の誕生日をお祝いすることになった。

Birthday3Birthday4で乾杯し、安定の美味しさのオードブル盛合せをいただき、さらには白子とポテトのガレット。クリーミーで濃厚な白子と、カリカリのポテトが絶妙な組合せ。この季節ならではの感涙モノの美味しさ。続くメインの各種肉のローストの後は、3人の名前が書かれたケーキをいただき、改めて乾杯。クリスマスのように(誕生日ではないメンバーにも!)プレゼント交換も行われ、みんな良い笑顔。美味しいモノと気の置けない友人たちは、つくづく人を笑顔にする。友人たちの誕生日を祝い、自分の誕生日を祝ってもらえる幸福。何だかいくつになっても嬉しいぞっ!という誕生日を迎えることができた。

Birthday5Birthday6からの誕生祝いは、私のリクエストに応え、加賀料理「青山 浅田」の宴。着物姿のオネエさんが入口で2人並んで「いらっしゃいませ」と待っている。そんな店。通されたカウンタ席は唯一のカジュアルな席。他は接待や宴席向けの個室やお座敷。こんな店でもビビらず食事ができるジジイになったのだなぁと、変なところで自分に頷く。生口子、うるか、甘エビこのわたなどの加賀珍味で日本酒をぐびり。んまい。そして待望の香箱ガニ。メスの小ぶりな甲羅の中に、内子、外子、蟹味噌が詰められ、その上に足の身が美しく盛られた一品。それらをていねいに混ぜ、ひと口。あぁ、これが口福の味だ。

Birthday7Birthday8賀料理といえば、治部煮。金沢の代表的な郷土料理だ。鴨好きのお気楽夫婦は、鴨の治部煮に加え、鴨のくわ焼きをオーダー。どちらも脂の乗った鴨肉が甘く、たっぷり乗せたワサビが利いた治部煮と、甘辛のタレのくわ焼きとの食べ比べが楽しい。カウンタ席は6席ほどの個室。他に客もおらず、貸切状態。専任の女性スタッフが心地よい距離感と、絶妙のタイミングで接してくれる。小食の2人は、かぶら蒸し、ぶり大根、鰤しゃぶなど他にも食すべき北陸の美味にまでは至らなかったけれど、それでも老舗料亭でリラックスして加賀の冬の味を堪能することができた。記憶に残る誕生日祝いだ。

NYバー2年はここだね」妻もようやくその気になって来た。来年は、私が還暦を迎える年であり、お気楽夫婦の25年目の記念の年でもある。だったら結婚パーティを開催した“あのホテル”で!みんなでお祝いしよう!というのが私の希望。外堀を埋める速さは、大阪冬の陣の後の徳川家康並みと豪語する私は、さっそく妻を連れて件のホテルへ。電話を受けてくれた担当の方とさくさく打合せを行い、とっとと仮予約。その担当者がなんと…。詳しくはいつか、この場で♬

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