肉が食えない?肉の会「小松屋 銀座店」

Komatsuya1Komatsuya2座に肉を食べに行きましょう!」肉部から召集がかかった。メインの肉(タリアータ)は食べ放題、ビールやワインなどは飲み放題、それで6,000円!「小松屋 銀座店」という肉屋が経営するイタリアンレストランが開催する月に1度のイベントらしい。今回の幹事のI葉夫人が前月に参加し、余りの楽しさに翌月の予約をして帰ってきたとのこと。もっとも、楽しすぎて飲み過ぎて、メインの肉にたどり着く前に撃沈。肉を食べられなかったリベンジでもあるらしい。食べ放題、飲み放題には向かない小食の(妻は酒は飲まないし)お気楽夫婦ではあるが、ご一緒するには楽しいメンバーでもあり、快諾。I葉夫妻の他には、プロレス好きで肉好きのご夫婦、肉部主将カップルの総勢4組8人だ。

Komatsuya3Komatsuya4成肉と馬肉を食べる会」という、その日で63回を数えるイベントは、小松屋社長が鳴らす鐘の音でスタート。肉屋の巨大な冷蔵庫で熟成するという肉の薀蓄話を中心とした挨拶の後、参加メンバー全員で「肉を食べるぞー!」というシュプレヒコールで乾杯。食べる前から店全体のテンションが高い。生ハム盛合せ、タコとジャガイモのサラダなど、メインの前の料理も美味しい。ワインがすすむ君。さらに「これが美味しいんですよ」とI葉夫人オススメの馬肉のタルタルステーキが登場。確かにフレッシュで旨い。ワインがますますススム。アグー豚のローストの後は、メインの牛肉のお披露目があり、調理場で大きな塊りのまま焼き上げられた後、いよいよ各テーブルに登場だ。

Komatsuya5Komatsuya6ぉ〜っ!」テーブル毎に歓声が上がり、大撮影大会が始まり、そして実食!我がテーブル担当のアルバイトスタッフのロシア人留学生のアルチャムくんが、どうだ!とばかりにお肉のご開陳。うぉ〜っ!すごい。肉屋が始めたイタリアンレストラン、肉料理の本場トスカーナのステーキ屋のようにたっぷり食べて欲しい!というご主人の心意気通り、これでもか!と盛られた牛肉。店ご自慢の、87日間も熟成した栃木産のトマホーク(骨つきリブロース)だ。赤身の旨さと、脂の美味しさが味わえる部位。さて、さっそくいただこう。「私は脂のすくないとこ取って」とお気楽妻。はい、分かってますよ。脂の多い部分は私や肉部メインメンバーの担当。ん、The 肉!という味わい。

Komatsuya8Komatsuya7、これ手でいっちゃっても良いですか」プロレス好きご夫婦(妻)が、にこやかにトマホークにかぶり付く。「嬉しいですね」と店のご主人も満足の笑み。彼女もお気楽妻同様に全くお酒は飲まない。けれど事前情報ではメンバーの中で一番肉を食べるとのことだった。初対面のその日、まさかこの人がと思ったところ、事前情報以上の気持ちの良い食べっぷり。「肉だったらもう一皿くらい食べられますよ♬」とさり気なく凄いことをおっしゃる。最初から勝負はしてないけれど、参りました。ところで、アグー豚の辺りから船を漕ぎ出したI葉夫人はと言えば、見事に肉を前に撃沈。今回も肉を食べられずに終了することになった。つくづく周囲の期待に応えてくれる可愛い人だ。

Komatsuya9食べてな〜い!涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙」翌日、前夜はナメクジのように酔っ払ったI葉夫人からメッセージ。「その分私がたいへん美味しくいただきました」とプロレス好き妻。「なんか連行されている人がいますけど」I葉夫から突っ込みが入る。これも彼ら夫婦のお約束。そして、彼女にとっては「肉を食べることができない肉食べ放題の会」、「次回も予約しちゃう?」と酔う前の幹事は言っていたけれど、果たして彼女が肉を食べられる日はやって来るのか?To be continued !

味の継承、そして巣離れ「梅本(尾山台)」

Ume9Ume1田谷尾山台で本日オープンです!わくわく、そわそわ、私が緊張してもしょうがないんですが…」馴染みの京料理店「用賀 本城」の女将さんがFacebookにアップした投稿で、梅ちゃんの店「梅本」の情報を知った。彼が本城を辞め、独立すると聞いたのは年末に店に伺った時。女将さんの投稿によると、「本城」開店の翌年の5月から7年近く、本城さんの弟子として頑張ってきたとのこと。カウンタの中で、ずっと寡黙に仕事をしていた彼が、どんな店を開くのか。バタバタであろう開店当日を避け、数日後に1人でふらりと(妻が残業で独りメシだったので)訪ねてみた。*それにしても女将さん、ショップカードの写真が小さすぎて、店の住所を読み取るのが大変でしたよ!(笑)

Ume2Ume4急大井町線の尾山台駅から歩いて1分!商店街のメインストリートから横に入ってすぐ。ビルの2階ではあるものの、絶好のロケーション。店の外まで溢れる祝花。何か持参すべきだったかなと思いつつ、店に行って食べることが何よりのお祝いだろうと手ぶらで店に入る。「いらっしゃいませ!」と元気な声と、驚いた梅ちゃんの顔。本城の女将さんの書き込みで知って来たのだと伝えると、「ありがとうございます。びっくりしました」と、ようやく我に返った模様。カウンタに座ると目の前には本城さんからのお祝いの品。生ビールをいただきながら、店の様子を尋ねる。まだ開店早々のバタバタでお任せメニューしかないとのこと。否応もなく、梅ちゃんにお任せ。楽しみだ。

Ume5Ume6に客がいなかったこともあり、梅ちゃんにポーズを取ってもらったり、店内の様子や料理を遠慮なく撮影。なんだかすっかり大将の顔をしていると梅ちゃんに伝えると、「そう呼ばれるのがまだ不思議な感じなんです」とはにかむ。最初の皿は本城さん仕込みの美しい料理。酒器に描かれた鳥獣戯画も面白い。聞けば、独立前からコツコツと器を集めていたらしい。そんなところは食器好きの女将さん譲りか。それにしても、本城にいた時はほとんど会話しなかったのに、実に良くしゃべる梅ちゃん。こちらから話しかけているからでもあるけれど、不思議。そう尋ねると「あえて無口でいました」ふむ。芯がある答えだ。ん、これは美味しいね、ある一皿を褒めると、満面の笑み。

Ume7Ume10阪に住んでいた頃、用賀で店を出したばかりの本城さんを訪ね、料理を食べ、戻ってすぐに「給料はいらないから」と弟子入りの申し出をして断られた梅ちゃん。ところが、数週間後に(スタッフが辞めたらしい)本城さんから誘いの連絡があり、働き始めたというエピソードを聞く。ご縁だねと言うと、笑顔で頷く。結婚のお相手も女将さんからの紹介だと言う。子供のいない彼らにとって、梅ちゃんは我が子同様、そのお子さんはお孫さん同様なのだろう。「ありがたいです。それに、公邸料理人も憧れなんです」と梅ちゃん。料理人の目指すべき道が分かり難くなり、自分がそれを示したいと開店当時語っていた本城さん。梅ちゃんは、その道を辿ってくれる愛弟子でもあるのだ。

Ume8IGAさん、梅ちゃんの店に行ってくださったそうで、ありがとうございます。本人から喜びの報告がありました」翌日、女将さんからメッセージ。「なんせ1人なので、心配の毎日です」と、やはり母親っぷり全開。本城さんの味を受け継ぎ、女将さんの愛情を注がれて育った巣を飛び立った料理人。まだまだの皿もあったけれど、それは本城さんと比較した評価。比較される相手が師である本城さんならば、超え甲斐のある大きな山だ。女将さん曰く、「まだ若干33歳、伸び代に期待してください!」もちろん。それに、すでに充分美味しいですよ、お母さん。もとい女将さん。自由が丘から電車でわずか2駅3分、そして駅から1分。オフィスから5分余りの場所に、ふらりと立ち寄れる良い店ができた。梅ちゃん、次回は妻と一緒に伺います♬


▪️梅本 店舗情報(駅からダッシュで15秒)…関西人やなぁ、梅ちゃん。

Umemoto

愛校心♡覚醒「スカッシュOB&OG会」

Kokudai1Kokudai2には愛校心(出身大学の)というものがない。と、思っていた。学生時代はアテネフランセ(以下アテネ)に通い、その授業スケジュールを最優先。その合間に大学の授業を入れていた。大学の友人よりもアテネの友人たちとの付き合いの方が、深く長く、自分の出身校はアテネと思っていた。ところが、スカッシュという日本ではマイナーなスポーツをやっている、同じ大学の後輩がいる事が分かった。それも可愛い女子が2人も。急激に私の中に愛校心が芽生えた。1人はスカッシュバカ(大好き)カップルとして有名な女子。もう1人はスカッシュ同好会すらなかった母校にも関わらず、インカレ個人戦で上位入賞を果たした女子。その上前職の会社の後輩!これはOB会を結成せねばだ。

Kokudai3Kokudai4カッシュを一緒にやった後、ご近所の四川料理屋へ。スカッシュ大好き女子の飲みっぷりは何度か酒席でご一緒して知っていたが、大学と会社のW後輩女子も「弱くはないです」と、自ら酒豪宣言。これは嬉しい。さっそくビールで乾杯。会員3名、お隣の大学だった誼でお気楽妻は準会員、スカッシュバカップルの彼も名誉会員として認定。この瞬間、K大學スカッシュOB会が結成された。「焼餃子も水餃子も美味しい!それにお酢と胡椒いいですね♬」焼餃子をお酢と胡椒で食べると美味しいよと、先輩からのアドバイスを素直に聞き、さっそく試した後輩女子が微笑む。「若い子たちは良いわねぇ。ウチの客は年寄りが多いからさぁ」と、店のオバちゃんも実に嬉しそう。同感。

Kokudai5Kokudai6生日おめでとう♡」2次会会場は「BAR808」。そこでスカッシュ大好き女子にサプライズ企画。Facebookで前日が彼女の誕生日だったことを知ったW後輩女子から、可愛いポーチのプレゼント。お気楽夫婦からはご近所の名店「Patisserie Yu Sasage」のバースデーケーキ。「ありがとうございます!嬉しい♡ほら、こんな風にやるんだよ!」彼女の誕生日当日に、何とノープランで臨んだという彼にお小言。うはは。相変わらず不思議なカップルだ。飲んべの女子OGの2人は、母校がある渋谷の話(「やまがた」という老舗居酒屋が再開発で閉店!とか)だったり、下心満載の男子からの酒の誘いを受け、相手を先に潰してしまったりと共通点も多く、後輩好感度もアップ。

Bar8081Bar8082、ウィスキーだけはダメなんですよ」とスカッシュ大好き女子が言えば、「前回お邪魔した時のジンライムが、ほんっとに美味しかったんです」とスカッシュバカップル男子が続ける。ん、ではまず彼女にはブッシュミルズのロックを、彼にはライムの代わりにレモンで作ったタンカレーのジンレモンを。「わぁ、良い香り。軽やかで飲みやすい」と飲んべらしく反応よし。「これも美味しいです」と言う彼の反応は軽くスルー。「え、このウィスキーのグラスは全部バカラ?」目敏い後輩女子。美味しい酒は、気に入ったグラスで飲むとなお美味しい。では次はこれを試してみてと「ボウモア」をストレートで。「うわっ!すごい香り!でも美味しい♡」飲んべ女子、覚醒。

生日後夜祭に素敵なサプライズ、あんな苦手だったウィスキーも飲めて、最高の夜でした!」「今日はホントに楽しかったです!スカッシュよりも中華料理とBAR808の酒の美味しさが…」可愛い後輩女子たち(すっかり先輩気取り)からメッセージが届いた。…実感。愛校心とは、学校そのものよりも、人によって生まれるものなのだ。教師や同級生、先輩、後輩との関係によって愛校心が育まれ、繋がっていく。その日、スカッシュOB会と同時に、母校への新たな愛校心が生まれた。後輩女子たち、実在しないK大學スカッシュサークルのOB&OG会またやるよ!

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SINCE 1.May 2005